今週のウルルン

2004年11月29日 TV
今週というか昨日のウルルンは素敵だった。

訪問先はブータン。
日本人にそっくりな容貌とよく似た生活習慣を持つ、
ヒマラヤ山脈とほとんど同じ目線の標高に住み、生活する人々だ。

建国30年足らずという若い国で、王政らしい。
建国時の王の詔を忠実に守り、国民はお互いに助け合うことを第一の美徳として生活している。

人々の素朴さ、温かさはもとより、ブータンの自然の美しさには目を見張った。
ヒマラヤ山脈が手が届きそうに輝いて見える果てしない草原(高原)でゆったりと草をはむヤクたち。
自生しているかのように逞しく育つソバの畑。
ヤクを追い、ソバを刈り、粉をひき、酒を造り、出会った人の手伝いをする。
人と出会って手伝いを求められたら、自分の仕事は放ってでもする。
そして恩を受けたらお礼に酒を振る舞い、交流する。
一日、一日がその日を「暮らす」為の労働に明け暮れるわけだけれど、人々の目はこの上なく明るい。
屈託が無くてほんとうにいい目をした人ばかりなのだ。

おそらく、この人達の生活は、何千年も前からほとんど変わっていないんじゃないだろうか。
おそらく日本人も、この人達と祖先は同じなんだろうけれど。
ここ2000年くらいで近代化した日本が失ったもの全てがここにある様な気がした。

たぶんブータンには資源はないのだろう。
だから、世界から注目されることもほとんど無く、
平穏な生活を送ることが出来るんだろうな。
時代遅れな王政であろうとなんだろうと、平和に暮らすブータンの人たちには、少なくとも、よそから押しつけられる「民主主義」は必要ないだろう。
今日こそ「ハウル」を見に行こうと思っていたら、
子が学校にメガネを忘れた(少々近眼である)とかほざくので
あえなく中止。

しかし、なんですね、もんのすごく混んでいてひょっとしたら今日は見られないかもと思っておりましたら、電話で確認したところ、
「今からでしたら次回の鑑賞が可能です」とのこと。

混んでる混んでるってのは「中央」の情報のみで
やっぱり地方都市はそうでもないみたい。
というか、混雑度合いもたかが知れているのかも。
まぁ、来週にになればどうしたって「Mr.インクレディブル」に流れるから、あくせくしないで見るには、そのほうが良いかも知れない。

で、「パンダ・子パンダ」だけれども、これは個人的に宮崎作品の最高峰だと(笑)。
’70年代に製作されたようですが、リアルで見ていたわけではなく、子が生まれてから友人に勧められて見たらはまりました。

「トトロ」の前身のような設定の物語。
宮崎作品おなじみの、生活感たっぷりの所帯じみた少女、みみ子が主人公で、動物園から逃げ出したパンダ親子がみみ子の家に住み着き奇妙な共同生活を送るようになる。
同居のおばあちゃんは法事で田舎に何日も不在で、
その間みみ子はおばあちゃんに
「みみ子にパパができました。それに子どもも」とお手紙を書く。
いや〜今の時代だったら危なくて腰抜かすって(笑)。
パンダが竹をバリバリ食ったり(笹だろ)
電車に乗って動物園に通勤したり
とにかくナンセンスなのだが、とてもハチャメチャに楽しい物語で、子どもも大人も最後まで釘付けなんである。

続編に「雨降りサーカス」というのがあって、こちらもまた楽しい。あ、でも台風の当たり年だった今年は、ちょっとしゃれにならないような内容ですけれどね…。

「もののけ姫」あたりから、もう自分の集大成を出し切った感がある宮崎さんですが、もう一度原点に戻って、見る人が楽しくて幸せになるような佳作を作り続けて欲しいです。
「ハウル」もそうだと良いのですが。

ずんだもち

2004年11月25日 エッセイ
ずんだもちとは。
おそらく、北国の方しか知らないのではないでしょうか。
枝豆をすりつぶし、お砂糖と塩で味付けした緑色のおはぎです。

春と秋の彼岸に母が来客用に大量に作る、あずきのおはぎが大好きでした。
が、ずんだもちだけは気味が悪くて食べられなかった…
だって、枝豆に砂糖で味付けしてあるんだよ…
小さいときは、この「緑のあんこ」が恐怖でしかたありませんでした。

が、今は無性に食べたくて仕方がありません。
ときどき取り寄せて食べてみたりするのだけれど、
どんなに有名な和菓子屋さんのものでも、やっぱり手作りのものにはかなわないのです。
というか、お上品にセロファンに包んであるような風情の食べ物じゃないんですよ。
大きなお皿にどどん!と山盛りで、やってくるお客さんを満面の笑顔で迎えるような温かさは、お店のものでは醸し出せないのです。

お正月が近づくと、お汁粉用の小豆をこれまた大量に茹で、こしあんを作るのですが、ほかほかの小豆をざるに空け、すりこぎ棒でつぶしてサラシで煮汁をぎゅっと絞る。
そんな工程を見たり手伝ったりするのが大好きでした。

特にお金持ちでもなく、親も大袈裟に可愛がってくれたりもしなかったけれど、そういう何気ないおだやかな風景が焼き付いているのって、やっぱり幸せな子ども時代だったんだな、と今は思えます。

今は何でも即座に要求に応えることを求められるけど、
ゆったりと「生活」する風景を、自分の子どもにも伝えられたらなぁと、しみじみ思う今日この頃です。
と常々疑問に思ってました。
こんなご時世だから、持たせたいと言う気持ちもある。

でも、

★使いこなせない
★誰といつどんな会話をしたか把握出来ない
★誰かに使われる可能性
★なくす
★壊す
★親の監視が手薄と思われる

の理由で持たせていない。

今回の悲惨な事件で、携帯を持たせた親御さんの気持ちは痛いほど分かる。
だから携帯なんかダメだよとは言えない。

一番必要なのは「人の目」なんです。
山間部だったり、地方都市の郊外だったりするとそうそう簡単に出来る事じゃないのは分かってます。
でも、いつも思うのは、警察は何をしてくれるんだろうかということ。
「くれないくれない」づくしの行政に我慢強く訴え続ける一方で、登下校時でも自主的にパトロールする組織を作ったらどうかと思う。
ちまたでは、犬の散歩を朝晩する方々にそのような柔らかな監視状態を作ってもらう働きかけも、考えられているそうだ。
行政も重い腰を上げて、何か手を打たなければならないのではないでしょうか。
なんだか日記と言うよりは回顧録みたいになってますが(苦笑)。

「アラベスク」「妖精王」等で有名な山岸涼子氏の作品です。
聖徳太子の少年時代を描いたものですが、厩戸王子(少年時代の聖徳太子)は実は超能力の持ち主という設定。その特殊な能力故に実の母からも疎まれ愛に飢えながら、飛鳥時代の権力闘争の背後に暗躍し、ついには大王の摂政という政治の実権を握るまでが描かれています。

が、実は苦悩する少年が精神的な葛藤とかなわない愛を経験して成長していく物語でもあったりして。

時の豪族、蘇我馬子の長男でありながら、ひたすら純粋な蘇我毛人を精神的な縁としながら、特殊な能力を持つ自分の在り方を時には少年らしく自暴自棄になりつつも時代の流れに身を投じていく。

…ぶっちゃけた話、つまりですね、厩戸は毛人に恋をしてしまうんですね(爆)。
当然毛人はノーマルで、女性のように美しい厩戸に半分懸想しながらも、女性もいるわけで(当時は一夫多婦制)。
その毛人が巫女に真剣な恋をしたときの厩戸の猛烈なジェラシーと女でも考えつかないネチネチした策略に、毎月LaLaを買うたびに女子高生どもは大変盛り上がりました。
日本史の飛鳥時代だけ、妙に人物関係に詳しくなりました(苦笑)。

そういう女子的な盛り上がりもさることながら、山岸氏の、画の隅々にあますことなく表れる綿密な時代考証には感服です。

夢枕漠氏著「陰陽師」の安倍晴明と源博雅の関係は、この作品の厩戸&毛人の関係からインスパイアされているそうです。
化粧品でもお世話になっているD●Cの本業が、翻訳であることを知っている人は、あまりいないのでは?
ほんとは大学翻訳センターって言うんですよね(笑)。

そこで、翻訳のコンテストがあるので応募しようと。
目当ては賞金稼ぎです(爆)。
数ヶ月前に課題文は興味本位で訳していたのですが、そろそろ締め切りなので見返してみたら、あるある、誤訳と落ちが…(汗)
こんな調子じゃ、すぐにハネられるよ…

D●Cさんにしてみれば、応募者はいいカモですよね。
ダメダメな訳文をボロクソに批評して(くれるのか?)「あなたはD●Cの英語講座をお受けなさい〜今なら割引キャンペーン中!」って感じでしょうか。

でもいいの。何かやってみることが重要ではないかということで。

HPでいろいろな美しい風景写真素材をお借りしているのですが、最近、自分で写真とって素材つくってみようかなぁなどと考えたり。
せっかくデジカメがあるんだから、活用してみましょうと。
そのうち、近所をデジカメ持ってうろうろしている怪しい女に変身(苦笑)。

ふと不安に

2004年11月11日
今、サイトの立ち上げに取りあえず没頭していて
それはそれで楽しいのですが、
内容がファンフィクションの翻訳という二次創作のさらに再創作みたいなものなので、こちらの熱意で突っ走ってばかりでは、
意外な所で作者の方の気持ちをないがしろにしたりはしないかとふと考えた。

たとえば、自分は気に入ったものをひたすらピックアップしていくわけだけど、それが「読む」だけの行為ならそれは読者の勝手です。
だけどサイトにUPとなると、数あるものの中から、その上作者も様々な中から管理者が選んでランダムに順に翻訳してUPするわけです。

翻訳したいものはある程度フィルターは済んでいるから、
UPの順番は決して序列でなないのですが。

作者の方の目に触れたときに、プライドを傷つけはしないか、ということ。
相手が外国人なだけに、その辺の価値観とかアイデンティティのありようとか、はかりしれません、はい。
そう考えるとUPした順番や表示の方法にも気を遣います。
原文へのリンクは当たり前。
作品名はアルファベット順にしたらよいのか、
やっぱりUPした順番にするのか。
初めは整理の都合上、当たり前にNo.を付与するつもりで居たけど、やっぱやめ。

ジャンルも覆面(?)じゃなくてちゃんとはっきりカミングアウトしたほうが分かりやすいし、そのほうが失礼じゃないかも、とか。
あー何言ってるんだか自分でも分からん。

まぁ、とにかく、とりあえず好きなものしか訳せないってことです。
だから、コンテンツ増やすという目的で好きでも無いものは訳せない。

こんな調子で果たして続くのか?

…他のサイト様をしっかり参考にして、勉強したいと思います。

スター・レッド

2004年11月10日 読書
「11人いる!」「トーマの心臓」「ポーの一族」それから、レイ・ブラッドベリのコミック化で有名な萩尾望都様。

70〜80年代の作品が大好きです。
「スター・レッド」は「プチ・フラワー」という当時は大人向けのコミック雑誌(今もあるのかな)で掲載されてたSFロマン(←死語ですな)コミック。

主人公の徳永・レッド・星は、地球の流刑地で生まれた火星人の最後の子孫。
火星人には色素が無く、世代を追う事に超人的な能力を増していき、「人間」の脅威となり、迫害の対象となる。

星はその人間と火星人との間に起こった戦争の遺児。
白い髪、赤い瞳。
地球では髪を黒く染め、カラーコンタクトをして徳永博士の娘として暮らしている。
彼女の、故郷・火星に対する思慕の念は成長するにつれふくらみ、ついには謎の異星人・エルグにつれられて故郷に帰る。
そこで彼女が見たものは…。

作品の冒頭、昼間はお嬢様の星が、暴走族のリーダーとしてバーに現れ、男どもを軽くいなしたり、ビンタ食らわせたり、とそのインパクトの強さとカッコ良さにまず圧倒されてしまう。
彼女が乗り回すバイクとか、着ているコスチュームとかデザインがとにかく洗練されててうっとりしたものだ。

かつては地球人だった火星人がどのように進化したのか、
そしてなぜそのような進歩(退化?)をとげたのか、
ドームに囲まれたクリュセでの人間の生活、(クリュセでしか子どもが生まれない)
「何代目」ということが何よりも大切にしている、火星人たちの自然と共に生きる姿とか、
とにかくほんとうにどこかこんな世界があるのではないか、
いや、もしかしたら萩尾さんは預言者なのではないかと錯覚するほどの現実感があった。

後半は少し精神論のほうがふくらんで、作品の勢いが無くなってしまってたのが少し残念だったけれど。

映画「インタビュー・ウィズ・バンパイア」を見て
こりゃ「ポーの一族」だろ!と思った人は少なくないでしょ。K・ダンストはメリーベルだってば。
あきらかに原作者はどこかで漫画読んでるよ。

この漫画が掲載されてた当時から、ハリウッドの誰かが
いつかきっとパクるだろうと思ってたけど、いまのとこ無事なようですね(笑)。

レイ・ブラッドベリのSF小説をコミック化した「ウは宇宙船のウ」、光瀬龍原作「百億の昼と千億の夜」もおすすめです。

空中ブランコ

2004年11月8日 読書
直木賞受賞作ということで一応チェック。
内容的には、テレ朝あたりの8時代のTVドラマみたいなテイストですね。

爆笑の内容という前評判で、どのくらい笑わせてくれるのかと
かなり期待していたのですが、爆笑は出来ませんでした。

なぜなら、やはり各話の主人公たちが、笑いのネタに出来ないほど自分の世代にシンクロしているから(涙)。

主人公たちは全員、ある道で第一線で活躍していた人物ばかり。
盛りを過ぎ、あるいは才能の限界を感じ、自分を追い上げてくる
若い世代達に潜在意識の下でコンプレックスと怖れを感じている。

思えば、自分も、何か才能があったわけでもないけれど
会社勤めをしていたって、下に新人が入ってくれば、
必然的に「フレッシュ」なオーラは消え、若さという神通力も効かなくなる。
家庭に入れば、最初はただの「妻」だったけれど
子どもが出来て「母」になれば、一気に人生の脇役になる。
ようするに、人生なんてそのプロセスをいかに受け入れて、
己が人生に昇華させるかが重要、というか
精神安定させるにはそういう半ばあきらめみたいなものも必須だなと分かってくる。

それに対処する精神科医が伊良部という、ハチャメチャで詐欺まがいの医者なのだけれど、患者たちはそのいい加減さに翻弄されながらも不思議に解決策を見いだしていく。

わたしの側に「伊良部」は居ないし
もし居たら大嫌いな人種だけれど、
一見、なんの意味も成さないような存在の人間が
人の「癒し」になりうるのかも知れない、そういいたいのかも知れませんね。
今朝、SWのEP3の予告を見た。
あんまり面白くなさそうな予告編だったわ。
まぁ来年の7月の公開だから、これから色々あきらかになるんでしょうけど、
思った通りの展開になること請け合い…じゃないよねぇ?

SWはおいといて、SWに登場する「フォース」の概念の元になったんではないかと思われる世界観をもつファンタジー「ゲド戦記」。
「指輪」は恥ずかしながら映画をサラっと見たのみで、あまり思い入れがありませんが、「ゲド戦記」は好きですね。

といっても3巻までです(笑)。
私的には、2巻が一番のお気に入り。
巫女としてまつりあげられ、タカビーなアルハが主人公。
実は「軟禁状態」にあり、心の自由も奪われて自我を自ら押し込めた状態にある。
そんな彼女が、ゲドと出会い自分を解放し、本当の名前を取り戻すまでが描かれています。
幼いアルハとずっと年上のゲドの恋とも友情とも取れる、
微妙なかけひきが最後まで続いて、ファンタジーだからというよりなんか違う意味でどきどき(苦笑)。

第3巻ではゲドも年取っちゃって落ち着いてしまって…
まあ、でもかわりに若い王子がお供をするんですけどね。

4巻以降もでてるみたいだけど怖くて読めません。
だって、アルハが、いやテナーがさぁ…
いつまでも生意気で可愛い彼女であって欲しかった(ボソ)。

世界ウルルン滞在記

2004年11月4日
もうすでに木曜日だってのに
いまさらアレなんですが、
先日のウルルン。

「ウルルン」にでてくるタレントさんって、
「あんた誰?」て感じの売り出し中の方や
「そういえばそんな人いた」的位置の方が多いですよね。
短い期間だけど、素朴な人たちとの出会いと別れというドラマの中で、あらためて認知度を上げるのが目的なんでしょうね。

そういうあざとい目的も見え隠れするけど
「素」の部分をどうしても見せなくてはならないこともあって、
ご本人たちにとってみれば、タレントとしての「賭け」みたいな部分もあるのでしょうね。

で、先日の人は元ハリケンジャーの白石裕二郎君。
なかなか素敵な青年になっててびっくりでした。
今回の舞台はアイルランド。
名物の平牡蠣の養殖場の方々との交流がメイン。

はじめは「平牡蠣旨そう〜。食べたいよ〜」とか思いながら見てたんですけど。
スタジオでドーラン塗って眉毛整えて鬚剃ってさっぱりしたバージョンより、アイルランドで無精鬚はやして牡蠣必死に剥きまくってるワイルドなようでそうでないような裕二郎君がかわいくて素敵でした。
はい、久々に視床下部を刺激されました(苦笑)。
韓流に流されずに日本男児も頑張って欲しいものです。

感情表現の地味な(まじめなお国柄なんですね)アイルランドのおじさんたちとの交流だったんで、いかにも地味だったんですけど、わざとらしくなくて、なんだか心が温まるようなお話でした。
悲しい事件が多発する昨今。
人が事故や災害で亡くなったり、
理不尽に殺されてしまったり。

被害者の生前の姿を何度も何度も映し出すのはやめてください。
被害者の家族に「今のお気持ちは」と聞くのもやめてください。
カメラで子どもを追いかけるのもやめてください。
もう分かったから、そっとしておいて上げて下さい。

報道の方々は、レポートするだけでなく、
せっかく現地にいるのだから、ボランティアもしてください。

一般の方々が着の身着のままなのに、
自分だけヘルメットかぶってレポートしないで下さい。

それから、政治家の方々は、
ご自分の発言の一言一言に責任を持って下さい。
一挙一動にも気をつけて下さい。
その行動・言動すべては、一瞬のうちに世界中にさらされています。
もしかしたら、記者が「自衛隊の撤退はありえますか」
首相「いや、ない」
その瞬間に誰かが命を落とすかも知れません。

色々と議論も持ち上がることでしょうが、
一人の心優しい青年が亡くなられたことを心から残念に思います。ご冥福をお祈り致します。

サイト作りにGo!

2004年11月1日
自分のために訳してたfanficの作者様から
翻訳文をサイトに載せてもO.K.という
温かいお返事を頂き感激しております。
おまけに素敵なご自分の素晴らしいサイトのURLまで下さって
感謝感激でございます。
つくづく、インターネットって素晴らしい。

その方のサイトも含めて、
外国のサイトでは版権もののオリジナル映像を
ふつーに貼ってるんですが、大丈夫なんでしょうか。
特ににそういうのにシビアなD社なんですが…
営利目的じゃなければ大丈夫なのかなー。

いざ、承諾を頂くと
こりゃー粗末なものは作れないな、と多少怖じ気づいております。
この数週間はそれに没頭、ですね。

ハウルの動く城

2004年10月30日 映画
もうすぐ公開ですねぇ〜。

映画館で予告編を見るたびに、
宮崎アニメには珍しく、なんだかいい男がたくさん出てくるなぁ♪と思っていたら、
あれって全部ハウルなんですね:-)

髪の色が自在にというか魔法の属性か何かで変わるらしい。
なんだか、萩尾望都の「スターレッド」のエルグみたい。
(古)…?あ、あれは目の色だったか。

キムタクがマズイとかいう噂もありますが
前評判の静かさに、もしかしたらこけるのかもという予感もありますが、
そういうものこそハマってしまうヒネクレもんなので
ほんと楽しみです。

楽しみと言えば、ゲーム・キングダムハーツ?は、ムーランが登場するし、FF12はキャラ萌え(バルフレアが素敵)、兄弟萌え、友情萌え、悲恋萌え、てんこ盛りみたいで、どうやら2005年は妄想の一年の予感です(^_^)。

てんしのうたごえ

2004年10月28日
今日はこどもが所属しているクラブが、音楽祭に参加したので見に行きました。
はい、ふつーの親です。

いやー感動しました。
我が子は吹奏楽で、それはそれで素晴らしい演奏だったんだけど、他の学校の子の合唱のすばらしさに…涙してしまった。

こども達の歌声はなんてすてきなんだろう。

実は、合唱というジャンルはあまりすきではない。
特に女性の、大人の、ママさんの…嫌いです(ごめんなさい)。
なんでなんだろう、と思ってた。
唄ってるひとたちの陶酔した顔が面白くて笑ってしまうというのもあるのだけど。

やはり子どもは邪念がないんでしょうね。
うたっている内容はほとんど理解できていないにも拘わらす、
一生懸命に練習して、本番に臨んでいる彼らの心の中は今、まさに「無」の状態なんだろうな、とわかる。
だからこそまっすぐに人の心にメッセージが届くのでしょう。

大人になると、ヘンに歌詞の意味を理解しちゃってるものだから、それも女性なら特に、たぶんそれぞれの勝手な思いこみの解釈をしちゃってたりするわけで、それが歌の持つ力を濁らせてしまってるのかも。

何にしろ、こども達が小さな両肺いっぱいに空気を吸い込んで、
肩で一斉に息継ぎをしながら歌うその姿は本当に、本当に愛らしい。
そして、澄んだその声はまさに「天使の歌声」なのです。
DVD発売日ということで、改めて。

ブラピは特に好きでも嫌いでも、個人的恨みもないのですが、
キムタクがなにを演じてもキムタクなように、
ブラピは何を演じてもブラピ。
ということで横に置いときましょう(苦笑)。

兄弟ネタが好きな方は必見です。
しかし、感動しようなんて思っちゃいけません。
これは「いい男」を見てビジュアル的に満足し、
隙だらけのキャラとストーリーに突っ込みを入れて楽しむのが正解かと。

いい歳してあんまりのアホぶりの弟・パリスちゃんを
苦しげにかばう兄・ヘクトルの苦悩を鑑賞するのがツボ。
息巻いて決闘に臨んだものの、怖じ気づいて
おにーちゃんのおみ足にとりついて命乞いの愚弟。
ヘタレな弟をかばい、禁じ手の決闘介入するヘクトル兄ちゃん。
ああ、エリック・バナ良すぎです…(ため息)

2時間43分という長尺なので、膀胱が小さい私には拷問のような映画なのですが、アキレスとヘクトルの一騎打ちまでは我慢しました(^_^;)(自分を褒めたい)。
しかしその後は野となれ山となれとトイレへダッシュ。
よって約5分間だけ、見てない所がある:-)

あとは私的にはほんとうにどうでもいい展開でしたが。

もいちど、ヘクトルさんの悩む姿をDVDで拝むことにします(笑)。

たのし〜♪(翻訳)

2004年10月25日
ただ今fanfictionの翻訳にはまっております(^_^;)。
自分では創作ができないから、よそサマの創造された小説を
勝手に翻訳して楽しんでいるのですが、
なんかこう、やってみるともったいないというかやはり、誰かとシェアしたくなるというのが人情。

とりあえず気に入ったものは全部翻訳して、
あとで作者の方に順次コンタクトして了承を頂きHP掲載、というのを今たくらんでおります。

HPはfrontpageでしか作ったこと無いし
超・地味なものになること請け合いですが…

実現するかどうかは別にして、
とにかく翻訳って楽しいし、
主婦なのに「韓流」にも乗り切れず(苦笑)、
取り残されてた気分だったので、
なんだか宝物を見つけた気分です。

魔王

2004年10月21日 映画
いやー久しぶりに面白い映画見ました。
J.マルコビッチ主演というところから、
健全な映画を期待しちゃいかんだろーと構えて見てましたが、
意外と健全(?)だったかも…

第二次世界大戦下のフランスとドイツのあいだで
生来の純粋さ故に生き長らえたフランス人の捕虜のお話。

幼少のころから「不思議ちゃん」だったその男はいじめられっ子。
自分の「学校が燃えてなくなればいい」という願望が偶然現実になったことで「自分は神に守られている」と深く信じ込むようになる。

大人になってもその「信心」は捨てられず、大人になりきれない。
故に純粋な子どもたちと交流することを楽しみとしているんだけど、世間にはunusualな性癖に見えてしまうところが哀しい。
正直、そこまでは私もマルコビッチがいつ少女に手を出すのか、
とハラハラしてしまいました(苦笑)。

で、案の定未成年暴行容疑(ぬれぎぬ)で逮捕される。
刑事たちに自分の顔を鏡で見せられ
「これは紛れもなく犯罪者の顔だ」と自分で納得してしまうシーンがあってなんだかすこし哀しい笑いがこみ上げた。

罪を償うためにフランス軍に従軍しているうちに
あっけなくドイツ軍の捕虜になる。
捕虜のキャンプ地は極寒の地なのだけれど、
自然と会話できる純粋な彼にとってはパラダイスのようなもので、ドイツの将校が管理している山小屋に入り込んで大きなヘラジカに出会い、対話するシーンは実に荘厳だし、彼の純粋な目を通して見せられる将校たちの「狩り」のくだりは残酷で秀逸だ。

優しく従順な彼はドイツ人に気に入られ、農村の少年たちをスカウトしてギムナジウム(実は少年兵の訓練所)に入れる役割を与えられて「魔王」と怖れられる。

「純粋」な彼がドイツ陥落を肌で感じ
初めて自分の意志で、大切な彼の少年たちを守るために
「回れ右をして早く逃げろ!」と叫ぶシーンでは震えが来た。

ベストセラーの映画版らしいのですが、
タイトルから内容が察しにくいのが玉に瑕ですね。
でも、いいもの見せてもらいました。
某テレビ番組に。

「子育てドリル」てなに?
子育てに点数つけるの?
どうやって?
子育てがうまくいったか、いかなかったかなんて
その子どもが生を全うするまでわからないでしょう。

つまり、自分が死んでも分からない可能性が大なわけで。

あ、でも死んでも分からないってことは、ひょっとして
合格ラインなのかもしれないですね。

とにかく、有名人の親の自慢話は聞くに堪えない。

要するに

ある道を究める人、
成功する人、
が、人間として優れているということとは
全く無関係ということですね。
あたりまえに常識人で、善人ならば成功も名声も必要としないでしょうに。

不愉快な番組だ。
今はどうなさっているんでしょう。
かわみなみさんの初期のコメディ漫画です。
もう、廃刊なんですねぇ…残念!

嬉し恥ずかし・中高生時代の愛読書、LALA そして花ゆめ世代!

美形揃いでおまけに超バタ臭い造形のキャラクター、当時でも異色でしたねぇ〜☆

タレ目の菊ちゃんとつり目の斑鳩刑事の確執というかなんというか、今だったら間違いなく腐女子の「萌え」ネタにされていたことでしょう。
そういえば、斑鳩刑事のパパの名は、斑鳩玉典(たまのり)。
その迫力あるネーミングに、当時はそれだけでご飯3杯食べられるくらいのネタでした(爆)。

旧き良き時代のお話です。

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