2があまりにつまらなかったので
期待しないでwowowで鑑賞。

…まぁまぁかな。
2よりははるかにマシだったわ。
ジョニデのファンは納得いかないだろうけど。

物語のわかりにくさ、
絵面の汚さはしょうがないわね。
はなっから観客に理解を求めてない感じ?

2ではノリントンに萌えたけど
あの死に方はないわ。
ブーツストラップジョーに殺されてるし。

ただ、ディズニーの映画としてはどうよ、と思うわけで。
殺戮の場面が多すぎるし
エリザベスが淫乱すぎる(あわわ)。

理屈で見る映画じゃないのは分かってる。
けど
エリザベスは最後まで男見る目がないわー。
ウィルは最後までへたれだし
あんなん…

あたしだったらバルボッサを選ぶし!(爆)

…で、
カリプソっていったい何だったん?
人は毎日死んでいる。
そして毎日生まれている。

死に関して言えば、日常だけど、目をそらしている。
誕生に関しては、関心がないと目に入らない。

映画には多々ジャンルはあるけれど
人がただ死ぬだけの映画はいただけない。
それが、実話であっても、である。
出来れば、実話は映画にしてほしくないくらいだ。

考えてもみてほしい。
生まれることと死ぬことは同義である。
人様の個人的な誕生話に延々2時間つきあえるだろうか。
出産武勇伝もうんざりすることこの上ない。
なのに「死」に関することには皆ずいぶんと個人的な話に寛大ではないか?

人は何事かを成しにこの世に生まれ落ちてくると思いたいが
思い半ばで病に倒れる人、
思わぬ事故で亡くなる人、
自ら命を絶つ人、
様々である。

それぞれにスポットが当たることはない。
うちのマンションじゃここ数年で
数件の飛び降りがあったが、
知らない人も多い。
地元ニュースにさえならない。
それほど日常であり黙殺される存在のはずだ。
本来、死とは。

命に貴賤はないはずだが
実際はある。
そして、
人間は死ぬ間際、結構しつこい。
醜態もさらさず、人に手間をかけさせず、
あっさりとオーシャンビューのバルコニーで
一人静かに死んだりしない。

精神論を説きたいなら、
もっと演技派を選ぶべきだし、
せめて俳優はもっと肉体をいじめて欲しい。

先日目にした戦争捕虜のドラマも
俳優の前後の仕事のつながりという大人の事情が見え隠れして残念だったな。
(髪型や言葉遣い、立ち居振る舞いなど、もっとこだわって欲しかった)

綺麗事だらけの映画やドラマの影響で、死ぬことが美しく潔いと勘違いする人が増えないことを祈ります。
昔々、少年ドラマシリーズというのがNHKにあって、
この「時かけ」は「タイムトラベラー」というタイトルで
一回20分くらいの連続ドラマだった。
当時、チャンネル数が異様に少ない地方都市に住んでいた私にとって、
SFタッチの良質なドラマが毎日楽しめる、貴重な時間だった。

もちろんそれだけではない。

原作に基づいた真剣なドラマ作りが
子供心にも伝わってきて、
昭和の香りなんだろうけど
ある種の「しっとり感」が何とも言えず
タイムトラベルのキーとなる「ラベンダーの香り」とともに
脳裏に深く刻まれる一作となった。

今回のアニメ映画は似て非なるものである。
主人公は迷い無くタイムリープを無節操に繰り返すし
その理由も最後を除き自己中心的でくだらないことばかりだ。

現代っ子らしいといえばそうなのだが
一番のネックは
主人公がこの映画の最初と最後で
色恋沙汰以外の部分でほとんど成長していないところだろう。

自分の本当に大切なひとに気づくのはいい。
が等の本人がタイムトラベルが当たり前の世界の超・未来の人間て。
あまりの飛躍ぶりに唖然である。

「未来で待ってる」

あえねーよ

画面は確かに綺麗だし
目を見張る画面構成もあるけれど
どうも似非宮崎的な範疇を超えてない。
つか、どっかで見た光景だらけだし設定だらけ。

面白くないとはいわない。
見てる間はそれなりに夢中になるかも知れないけど
私の感想は
「上映館数が少なかったけど、無理して遠出しなくて正解。」

バベル

2007年5月29日 映画
面白かったです。★四つくらい。
イロイロ突っ込みどころはありますが(笑)。

話題の凛子さんはフツーによかった。
なんでアカデミー賞ノミネートかは分からん。
脱いだから?

特にメキシコのパートが良くできていたと思います。
この物語で一番同情されるべきはメキシコ人のベビーシッターさん。
この人の演技がマジハンパ無い。
あげるならこの人に演技賞あげて。

一番腹立つのはアメリカ人夫婦だった。
なんであっちの人って、幼い子供を残して長期旅行に平気でいけるん?
シッターの女性に対する態度も最悪。
文化の違いとはいえ、一生理解できませんわ。
韓国映画「ぼくが9才だったころ」を見た。

原作は小説で、70年代の時代を背景に
決して裕福ではない片田舎の小学生たちがすごす日常を切り取ったお話なのだが
これがなかなかの秀作なんである。

主人公・ヨミンは自他共に認める学校のガキ大将。
家は貧しいが、片目が不自由で身体も弱い母と優しい父、
妹と寄り添って暮らしている。
彼は母の目を治すため、学校帰りに掃除やトイレのくみ取り、
アイス売りなんかをして小銭を稼ぎ、
キムチ用の坪みたいなのにこっそり隠している。

ある日、ヨミンの学校に
自称アメリカからの帰国子女、ウリムが転校してくる。
気位が高く気分屋な彼女には、ヨミンをはじめ取り巻き達は振り回されっぱなし。
が、いつしかヨミンはウリムに惹かれ始めて…

…とまあ
ベタと言えばベタな展開なんだが
この映画で感心したのは
ありがちな
「イケメン俳優による回想映画」になっていないことだ。
つまり、初めから終わりまで小学生は小学生のままであり
その視点から逃れることがない。
大人達はあくまで彼らにとって抗えない存在であり
矛盾を抱えた大人達の支配する中での9才達が
悩み・苦しみ、涙を流しながら成長していく姿を
実に丁寧に描いているのだ。

日本の映画にはマネできないんじゃないですか?

映画としては多少、編集の荒いところとは目に付くんだけれども
子ども達が変に大人ぶらず等身大に悩み、
自分なりに「大人」という未知の生き物に対峙する姿が
健気に描かれているところは本当に素晴らしい。

主人公・ヨミンは
目が悪い母に、取りあえずサングラスを買って上げようとするのだが
親に内緒でアルバイトをしていたことに母親が激怒して
涙ながらに折檻する姿に共感まではいかないが
その気持ちが痛いほど分かってしまう自分に
「年輪」を感じてしまった…(^^;)

ウン、でも
これは必見の映画ですよ。
つまんねーアクション&暴力満載映画見るくらいなら
韓国映画見るがいいよ。
DVD 角川エンタテインメント 2004/10/29 ¥4,935 1977年、下関の高校生・郁子は、姉妹都市である韓国の釜山との陸上競技会で、韓国人の少年アンテイホウに出会う。お互いひかれあい、文通が始めるが、まだ日本と韓国の間に緊張感があった時代。ふたりの交際は親の反対にあってしまう…。

******

樹里ちゃんが見たくて、見た。
まぁ、ベタな映画といえばそうかもしれない。

樹里ちゃんは主人公・育子の親友のひとり、真理。
行動は型破りだし
高校最後の夏に初体験を済ませて妊娠騒動まで起こす
70年代当時にしちゃちょっと飛んでる女の子だ。

育子が良い子ちゃんなので
どうしても真理に目がいってしまうのかも知れないけど
脇役なのにあの存在感はすごいな。
他の女優さんが演じたらほんとに
「3人のなかのひとり」になって埋もれてしまうような役なのに
彼女が演じるとなんだかそこだけスポットライトが当たっているようにも見える。

彼女はほんとに天才なんですね。
スウィングガールズのころはそこまで感じなかったけど
この映画では彼女の演技にかけるひたむきさみたいなのが
バンバン感じられた。

女優をおいかけて映画を見る、なんてこと
私の場合はメリル・ストリープとジェーン・セイモアくらいだが(古)
彼女は多分これからも追っていきたい女優さん。
韓国女優ではキム・ハヌルが好き。

お金払って映画見に行きますよ、今度はね。
これからも作品を選んで良い作品に出演して欲しい。

あ、ちなみにこの映画には福士くんが出てたらしいけど
空気でした…
みんな、こういうところからはい上がっていくんデスね。
前作が大好きな人の中には
これをケチョンケチョンにこき下ろす人もいると思いますが
作画も悪くないし
ストーリーも脇役がチャーミングで
私はそんなに悪くないと思いました(裏切り者?)。

ただし、音楽はかなーり劣るので
いっそ歌なんかない方がいいじゃんとは思いましたが。
部族に別れを告げ、イギリス行きの船に乗る時の
ナコマとのやりとりは結構じーんとしましたし。
イギリスに到着して直後の
はしゃぎぶりはどうかと思うが(爆)

J・スミスじゃなく
J・ロルフと結婚したのは史実だから仕方ないとして、
ポカホンタスの心変わりをもうちょい丁寧に、
スミスへの思いも残しつつ切ない結末にまとめたら良かったのになーと思う。
なんと言っても、スミスの劣化ぶりがファンの神経を逆撫でするんでしょうねぇ。
うん。
まぁーしかたないさ(苦笑)
でた!ついにでましたね!!
特別篇じゃない修正前オリジナル版のDVDが…!!

…たくどれだけクラシックファンか銭ふんだくったら気が済むんだい、ああ?(笑)

買いませんよ、ええ。
だって大人だもん。
た、たぶん

で、これで注目して頂きたいのが
日本語版劇場公開版の声優さんたちデス。

ルーク=奥田瑛二(!)
レイア=森田リエ
ハン・ソロ=森本レオ

なんつーか声優の演出も丁寧でイイ!

特に奥田ルークは可愛いぞ。

レイア「はやく橋桁のスイッチ押して!!」
ルーク「……こわしちゃった

なんつーやりとりなんか
ン十年経ってもおばさんは覚えてるぞ!

それに森本ソロの飄々と力の抜けきった(爆)アウトローぶりが
もう最高
もちろんやさぐれ調の磯部ソロも好きだけどね。

あーやばいもう一度聞きたいよ〜(^^;)!!

か。買わないもん!
DVD ジェネオン エンタテインメント 2006/01/25 ¥4,935 学生時代から平凡な女の子だった片倉スズメは、結婚しても平凡な専業主婦だった。幼馴染のクジャクはエキセントリックな変わり者で、いつもスズメは振り回されていたが、それでも怒ることもなく、なんとなーくいまでも友達だ。ところがある日、スパイ募集の広告を見て、思わず電話をかけてしまう。夫が海外赴任中でいないのをいいことに…

あずきパンダちゃぁ〜〜ん

のだめ=上野樹里さんが主演と言うことで。

まさにこの映画の樹里ちゃんはのだめではないのか。

だからのだめの「ドラマ」は見たくないな。

出来の悪いコメディ少女漫画を見てるような錯覚に陥るような
よく言えば
日本版「アメリ」てとこか。

まぁ結構笑ったけど。

かりんとうは一晩水につけたらいかん。
絶対にっっ


ゆるゆるに笑いたい人はドウゾ。
そろそろつっこんだ?感想を書こうと思います。

前作「ブラザー・ベア」は、アメリカの同時多発テロの一年後という微妙なタイミングで
公開されました。
評判は芳しくありませんでした。

自らが原因であるにも拘わらず、クマを逆恨みし、深追いした挙げ句に「憎しみ」だけのために殺してしまう青年・キナイ。
彼はスピリットとなった兄シトゥカの導きでクマに変身させられ、
偶然出会った子グマのコーダと旅の中で絆を築き、
彼自身をキナイの敵と思いこんで執拗に追ってくるデナヒから逃れながら
自分のトーテム「愛」の意味を思い知るのです。
彼が最後にした選択は、当時のアメリカ人からしたらナンセンスで受け入れられなかったことでしょう。
自分たちの身を脅かす者は「絶対悪」という風潮が巷に溢れていたからです。
「相手の立場に立ってものを考える」
「自らの過ちを認め、身をもって一生をかけて償う」
兄を捨て、故郷を捨てて「償い」を選んだキナイの姿は、彼らには女々しく弱々しい選択に見えたに違いありません。

「ブラザー・ベア」の構成は、正直あまりバランスがいいとは言えず、
前半の人間たち中心のドラマと、後半のいかにもディズニー映画のミュージカルチックで強引な展開が不協和音を起こしていました。
にもかかわらず私の心をとらえたのは、雄大な自然の中を自然の理の中で謙虚に暮らすイヌイットたちの姿なのです。
「ブラザー・ベア」のラストで熊・キナイが手形を押す場面は、
やはり大団円風に描かれていますが、デナヒの語りによって
この後彼らは袂を分かつことが分かります。
狩る者・狩られる者の立場は変わることなく、彼らは一緒にいることは許されない。
お互いの立場をリスペクトしながらも自然の理を逸脱することはなかった。
だからこそこの物語の結末は切ないし、胸を打つ。
そこにこの映画のすごさがあったと思うのです。

続編「ブラザー・ベア2」は
前作の設定を上手に利用しながら、
新たにヒロイン・ニータを迎えお話に華を添えています。

違う集落の娘であることはなんとなく分かりますが、どうしてキナイと仲良くなったのか、
その後どのようにして熊になったキナイのことを知ったのかは謎。
勝ち気でお転婆な彼女はなかなかに魅力的で、しかしなんかどっかで見たような…
という既視感は否めないキャラクター。
彼女だけでなく「ブラベア2」ではいろいろなシーンで「オマージュか?」と思わせるようなシーンが至るところで見られる。
幼い頃に母を亡くし婚期がせまっているのはポカホンタスっぽいし
木々の間をすり抜けるアクションはターザンだし
雪崩はムーランだし
ラストのアトカVSキナイは「美女と野獣」のガストンと野獣の対決だ。(笑)
アトカ、死ぬかと思った(爆)。

構成的には前作に比べてよくできていると思う。
まぁ緩急が効いてるし、
子どもが見ても理解できるし、飽きずに最後まで見られるだろう。

ストーリーはあらすじを知ったときから結末は分かっていた。
ほとんど想像した通りといっても過言ではない。
特筆するべき所はハッキリ言って見あたらないが、
今作品のテーマである(と思われる)
「相手の幸せを願い、自由にさせてあげる愛」
「離れていても、心の中にお互いが生き続ける」というメッセージは、かなり手堅く感じられた。

映像(特にクライマックス)も美しく、鳥肌が立つようなシーンもある。
大自然の描写は前作に勝るとも劣らない。

ケチをつけるとすれば、エンディングだろうか。
キナイやコーダのみならず、他のクマたちまで参列するセレモニーは
正直「ありえねぇ」と思ってしまうのは心の汚れた大人だからか。
今回、グレート・スピリットがあまりにも大サービスの連続だったため、
少々イヌイットたちの謙虚な自然観が壊れ、ご都合主義を感じてしまったのも確か。
それと、「アトカ」がもうちょい魅力的なキャラクターだったら
ニータの決断ももっと大きな意味をもったのにな、と思う。

いずれにしろ、2年半、待ち続けた続編が一般大衆に受け入れられやすい作品となって
「ブラザー・ベア」の世界を補完してくれたことは
多分、喜ぶべきなんでしょう。

また、物議を醸した前作に比べ、曖昧さを排除しかなり力強いメッセージとともに前作の世界観を凌駕してしまった今作は、我々の想像や妄想が入り込む隙は全くと言ってない。
Fanartを描く気も起こらないし、二次小説も生まれない。

寂しい限りだが、私が「ブラザー・ベア」について語ることはもう無いだろう。
TVドラマでもおなじみ?
でずにの「ラマ」のクスコ役のデヴィッド・スペード主演。
偶然見かけてはまってしまった映画です。

子ども時代に一世を風靡したスターは
大人になって大成することはあちらでも希らしい。

ハリウッドでも、私の記憶する限り、
成功しているのは
ドリュー・バリモア(E.T.→チャリエン)
クリスチャン・ベール(太陽の帝国→バットマン)
ショーン・アスティン(グーニーズ→指輪)
くらいかな。

この映画はご多分に漏れず
子役時代に黄金期を過ごしてしまい
大人になってツキから見放されたエキセントリックな俳優の話。

主演のD.スペードがいい。
小柄ながらもミッキー・ローク風のの風貌が
失われた子供時代を取り戻すという設定にあっている。
なかなか母性本能をくすぐってくれるのだ。

また、もうひとつの見所はカメオ出演の俳優たち。
監督のR.ライナー然り
アイドル歌手のレイフ・ギャレット(オサーン化)。
アリッサ・ミラノのお色気たっぷり度。
現役で成功してるブレンダン・フレイザーにはびっくり(笑)。
グーニーズに出ていたコニー・フェルドマンも元気そうだ。

実際の「堕ちた」子役たちの現在をリアルで見ながらも
悲壮にならないのは
イヤなヤツがあまり出てこないから、だよね。

主人公のディッキーは
偽物ながら温かい家庭を疑似体験しながら
金でも名誉でも無い
失われた幸せな日々を取り戻す。

自分の幸せはどこにあるのか。
それはごく身近にあったんだよと教えてくれる。
ユーモアたっぷりに教えてくれる佳作。

D.スペードは脚本も書いている。
これは才能ですね。
俳優にしておくのはもったいないかも。
コアなデップファンでも
「パイレーツ」信者でもないですが
フツーに前作とJ・スパロウが好きな私が観てきましたよ。

……

ノリントン元提督萌え(笑)。

感想は……

物語はシンプルに、わかりやすくお願いします。

なんつーか

「バック・トゥ・ザ・フューチャー2」観たときに似た
釈然としないという思いというか
てめーカンペキにきれーにまとまった一作目を汚しやがったな
みたいなストレスを感じました。

まぁ中継ぎだと思えば我慢の範囲内かな。

SW帝国の逆襲との類似点を指摘されてるみたいだけど
悪いけど

ハン・ソロとレイアは真剣に恋してるんだからね。

エリザベスの仕打ちは友人にするにしたって酷すぎるんじゃナイスか?
レイアとあんな色仕掛けの阿婆擦れを一緒にしないでくらはい。

以上。

ぼくは怖くない

2006年7月18日 映画
果てしなく広がる麦畑を通る一本道を
自転車でひた走る少年。
空はあくまで青く、
太陽は容赦なく照りつける。
この構図が網膜に焼き付いて離れない。

とある貧しい田舎町に住む少年ミケーレが、
ある日廃屋に掘られた縦穴の中に少年が閉じこめられているのを
偶然発見する。
心を開く前の彼はまるでスターウォーズのジャワ族か
はたまたハリポタのディメンターかというような
怪物然としている。
どうやら彼が人間で、子どものようだと分かると
ミケーレは少年に水や食料を運び、いつしか友情を育くんでいく。

一方家にたむろしている大人たちはいつも不穏な動きをしている。
ミケーレや妹はそれを敏感に感じ取り、
大人たちは警戒する。
ある日あの少年は大人たちが誘拐してきた少年で、
両親も一枚噛んでいることに気づくミケーレ。
少年フィリポと交流していたことが親友の密告によってバレ、
「父親の命に誓って」会うことを禁じられてしまう。

ある晩、大人たちがフィリポを始末する相談をしている所を見てしまう。
ミケーレは自分の身も顧みず、夜中フィリポを一人助けに向かうのだが…

子どもたちの、純粋な心が痛いくらいに伝わってきますね。
子どもは自分の魂の欲するところ、
自分の魂が正しいと信じるところに従いたい。(つかそれしかできない)
けど、大人の保護下にある彼らにの行動力には限界がありすぎるのだ。

子どもの視点で見ると、
大人ってなんてずるくて汚らしいんだろうかと。

「間違っていると見えることでも、事情があるのだ」

いつからそんな屁理屈を素直に受け入れる生き物になってしまったのかな…。

青い空が眩しくて目が開けられない。

素晴らしい映画でした。
先日OAを見たので。
結構拾い物の面白い映画だった。

弱小野球部のキャプテン、不屈闘志(玉山鉄二)は廃部を賭けて校長に甲子園出場を宣言する。
で、部員は(おきまりだが)ぎりぎりの人数、
故障者続出。
しかもやる気無し。
唯一の希望はマネージャー(堀北真希)が超可愛いこと(爆)
サッカー部員たちに馬鹿にされながらも、自分の前に立ちはだかるさまざまな「逆境」に立ち向かい、闘志は持ち前の暑苦しさで部員たちを叱咤激励しながら引っ張っていく。

ありえない映像満載の一大オバカ映画だが、
野球が無意味に好きで、
到底到達不可能な目標に向かって突っ走る姿は見てて気持ちがいい。
(時々邪念に駆られるが・笑)
最初は馬鹿にしていたヒトも、最後には少し感動するだろう。

で、ネタバレぽいんですが
この野球少年たち、甲子園出場の切符を手に入れた後
「坊主になるのがいや」でサッカー部に寝返るというオチがついています。
(まぁ、タイトルがタイトルだけに…)

で、調べてみたら
高校野球連盟によると
球児が「坊主であらねばならない」という規定はないんだそうだ。

じゃぁなんで選抜高校野球のみなさんは坊主なのか。
各校の伝統だったり
手入れがラクだったり
そういう理由なんでしょうかね。
今は、球児たち自身が「坊主=スキンヘッド」を好む傾向もあるらしいですが。

でもさ〜
軍隊みたいな入場行進、
だっさいユニフォーム、
そろそろ止めた方がいいと思う。
サザエさんの放映もそろそろやめたほうが(関係ない)

MAJOR好きなくせに、あたしは日本のプロ野球嫌いなんです。
なんでかというと

?選手たちが美しくないから。(注:一部を除く)
 野球選手は下半身が太い。
 私服がダサイ(スタイリストぐらいつけてやれ)
 髪型がダサイ。
 
?野球が好きじゃないように見えるから。
 オフはゴルフばっかりやってんでしょ?

みんなが新庄みたいになれとは言わんけど
見ていて幸せになれるビジュアル作りも必要なんじゃないかな。
「野球」というスポーツは好きなんですけどね。複雑。

ブラザー・ベア2

2006年6月26日 映画
北米アマゾンのエディトリアル・レビューから抜粋。
なかなか好意的なレビューですね。

*********

真の友情と愛で結ばれた絆は、極限状態にも耐えうる力を持っている。しかしその力も、若い男女がグレート・スピリッツによって引き裂かれることにも耐えうるのであろうか。「ブラザー・ベア」での無分別な行いの戒めとしてクマに変身させられたものの、キナイは本当の幸福とは何かをつかみ、義弟となったコーダとの新しい関係を貫く決心をした。しかし、キナイのかつての友達・ニータが別の男性と結婚の準備をしていると、グレート・スピリッツはキナイとニータの間にまだ強い絆が残っていることを示す。部族のシャーマンは、ふたりを結ぶ絆を解く儀式があることを告げる。ニータは新たに動物と話が出来る力を授かり、森に入ってキナイを探し出す。
二人のつながりを解くという固い決意を秘めた旅であるにも拘わらず、二人の絆は皮肉にも強まっていくのは避けがたく、ニータの結婚のみならずキナイとコーダの特別な関係にさえも危機にさらされることに。最後には、運命によってこの三人はそれぞれに自分たちの幸福な道を選択することになる。前作「ブラザー・ベア」のように、「ブラザー・ベア2」はドキドキ・ワクワク、笑いの絶妙なバランス、そして強いメッセージを私たちにもたらす見事なアニメーション作品だ。
(by Tami Horiuchi)

ブライアン・アーディ(NBC TV)
「必ずや、ディズニーの新しい名作となるであろう。」

サンディー・ニュートン(CBS TV、ダラス)
「あのディズニー・マジックが、『ブラザーベア2』で蘇る。」

アン・ホルムズ (CBS TV)
「心温まる、家族で必見の映画」

チャック・トーマス(WB TV)
「オリジナル(一作目)よりも素晴らしい!」

クレイ・スミス(インサイダー)
「オリジナルよりももっといい!」

******

コーダの表情が、日本版は笑っているのですが
北米版はすねた、感じになっています。
すねてる方が個人的に好み(笑)。
ロン・ハワードの映画って言えば
「わかりやすい」画面作りだと思うのですが
これはその彼のド素人にも易しい語り口が
映画を陳腐にしてる。

久しぶりに時計をチラチラ見ちゃう映画を見た。

テーマに沿った感想を言うとすれば
「人間は神なのか」とか
「宗教と人」なんだろうけど
アニミズムが遺伝子に練り込まれてる日本人の端くれから見ると
教義が一人歩きして
人を殺めるのも良しとする宗教なんて
もはや近代の人間には必要ないだろ、とか思えてしまうわけで。

それでも人間は唯一自分の為だけじゃなく
人のためにも「祈る」動物だろうし
子孫の存続のみを生命の目的としている他の生き物とは違う。
キリストの存在が奇跡なのではなく
私たち人間の存在そのものが奇跡なんでは。

ぶっちゃけ、何かの末裔とか血なんてべつにどーだっていいっすよ。
あたしたちだって、古代から累々と受け継がれた大和民族(怪しいが)の末裔だわさ。

ああ、そういえば、「レイダース・失われたアーク」(インディ1)で序盤で串刺しになってた人がずいぶんと出世した役をもらっていてびっくりした。

下妻物語

2006年5月29日 映画
とりあえずサイコーでした♪
映画は楽しくなきゃねー。

舞台が茨城というのもGOOD。
都会からほど近いにも拘わらず、やっぱり田舎なわけで。
東北とか北海道とかあきらめがつくほどの田舎じゃない。
そんな微妙な環境下に置かれたロリ娘とヤンキー娘。

あたしも茨城じゃないけど田舎育ちで、
それもものすごい田舎というわけじゃないの。
一応「町」なわけで…

でもその「町」も首都圏のそれに比べようがないくらいスケール小さっ!なわけでして…
当然人間の行動範囲や就業意欲、その他諸々2割減。

こういう感覚って、首都圏に生まれ育った人にはわかんないと思う。
わかんない人は「下妻」みるといい。

ヤンキーな連中も劇中のレディース統合劇みたいに、
結局、最も反発してた権力に屈し、最も保守的な田舎を形成する要員と化していくんだよね。

田舎でもっとも浮くのは
桃子や苺みたいに単独でつるんでる連中なんです。
彼女たちは結局、集団や組織に縛られることを拒否し、
下妻に住みながら下妻の呪縛から解き放たれようとしている。

それは物理的なものじゃなく、精神論なんだけどね。
彼女たちのような人が数人でもいれば、
死に体の地方も少しは活気づくってもんだ。

でも、彼女たちの格好良さは、
目の前に開ける新しい世界より
見えないくらい身近に存在するかけがえのない存在を
あたりまえに大切にすることなのよね。

ほんと面白かった!ありがとう。
DVD ハピネット・ピクチャーズ 2005/12/23 ¥3,990 詐欺師のヨンジュは、列車で前に座った男性ヒチョルの婚約指輪がスリに盗まれる瞬間を目撃。その指輪を奪い返すが、列車に乗り遅れてしまう。彼に地元を聞いていたことを幸いに、指輪を返し、列車に置き忘れたバッグを取り戻そうとその地へ向かうが、田舎の人の詮索好きに根負けして「嫁です」と嘘をついたことから、とんでもない大騒動に…

******

韓国語の響きは、実は苦手である。
どうも、日本語のトーンに照らし合わせると、
韓国語の通常会話のトーンは「わがままを押し通している」ように響くのである。

なので、私はあんまり韓流に乗っていない人である。

でも
「彼女を信じないで下さい」
面白かったです。大好き。
何回でも見る!

この不思議な魅力はなんなんだろ。

それは「田舎」の魅力かもしれない。

ヨンガンという小さな田舎町に育ったヒチョルは
厳格な父に頭の上がらない気の弱い青年。
姉の結婚を祝うために姉の元へ向かう出所したての元詐欺師女、ヨンジュ。
ヒチョルが恋人にプレゼントするはずだった指輪をヨンジュが届ける所から、大誤解のカオス・ワールドが始まるのだが、
ヨンジュを迎える家族の温かいこと。
第三者が見ていてもほんとにほっこり心温まる人たちなのである。

ハッキリ言って人の噂がたった一日で町中に広がるような
ド田舎町なのだが、この町には虚栄も嘘もない。
論理よりは、本音と腹の底から沸いてくる本能がまかり通る町。
まぁ、都会者には生きていけないような場所であろう。

その田舎町に、ヨンジュは何故かぴったりシンクロしてしまう。
指輪を届け、姉の結婚祝いに作った雁の置物を取り戻すことが目的だった彼女が、ヒチョルの家族と暮らすうちにそれすら忘れて彼らを幸せにしたいと「本気で」願うようになる、その過程の描写がいい。

ミスター唐辛子(地元のイケメンコンテスト)に出ることになったヒチョルをバックアップするうち、ヨンジュは彼に本気で恋してしまう。

美しい町を眺める特等席でふたりが
「おまえの嘘を見抜くのは簡単だ。顔が赤くなる」
「じゃぁ当ててみて。あたしはあんたが好きになったの」(赤面)
「…」
「おかしいな…赤くなった」
のやりとりは最高に可愛い&素敵だ。

最後はムショ仲間も登場して彼女の正体もばれるのですが
ラストシーンでは意外&粋な演出が待っている。

こころをほんわかあっためたい方に、ぜひぜひオススメの一本です(^_^)v
本家?バートン作品。

いやーおもしろかったぁ。
ジョニー・デップが登場するまでが(爆)

いやいや失礼。
彼はあいかわらず素晴らしい俳優さんですが、チョコレート工場に招待される子どもたちが決まっていくまでが映画として面白かったってこと。

貧しい暮らしの中、おじいちゃんの一人がなけなしのへそくりで
チャーリーにチョコレートを買ってあげようとして、遠慮するチャーリーに
「お金なんか世の中にあふれている。毎日印刷されてるくらいだ。しかしお前はこの世にたった5枚しかないという幸運をつかむチャンスを逃そうそしているんだぞ」
と諭す場面がいい。
おじいちゃんおばあちゃん、大好きだー!

チョコレート工場の中はまるででずにランド。
その中で子どもたちは結構酷い目に遭うので私的にはちと微妙だったがまぁファンタジーということで…
社長?のウォンカが密林でスカウトしてきたというウンパ・ルンパによる即席ミュージカルが最高に可笑しい。
腹がよじれた。
まじでこの人、大活躍、ですよねー♪

ウォンカの父(厳格な歯医者・笑)がクリストファー・リーというのもナイスなキャスティング。

ドーランたっぷりのデップ様は好みじゃないが、
やっぱりティム・バートンの映画、サイコー!
生まれてきて良かった(大げさ)。
キャストも超豪華だし、子どもたちもめっちゃ可愛いし、
すんげー面白そうなんだけど
微妙でした。

つか寝た(ごめ

絵的には大好きなんですけどね。
どーも似非T・バートンって感じが…

しか〜し!
OPとEDの切り絵風アニメはすんばらしい!
本編のダイジェスト映像とOP&EDでDVD作ってくらはい。
そしたらDVD絶対買って一日中エンドレスで見る(爆)
いやいやホント。コレ見るだけでレンタルする価値がありますよん!

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