スターウォーズ・EP3 シスの復讐(ネタバレ)
はいっ!
見てきましたよ〜♪

目に入ってくるいろんな情報、見てきた人の感想すら出来るだけ避け、
パドメ死亡、ダーズ・ヴェイダー誕生(誰でもしってるわぃ)、くらいの予備知識だけでなるべく「まっさらな」状態で見てきました。

都合のいい時間帯の映画館を選らんで行ったら
なんと
日本語吹き替え版…(-_-)
でも変な字幕翻訳見るよかかえって良かったです。

で、感想。

か、感 動 しました

1、2のしょーもなさを払拭してチャラにしてくれるくらい(笑)
3は良い出来です!

スターウォーズで泣くなんて、ありえなかった自分ですが

泣きましたとも、ええ

これは私がリアルのスターウォーズファンだからと言うワケじゃなく、
これでSW初見のひとでもきっとジワリと来るんじゃないかな。

物語はいきなりパルパティンが誘拐されており、その救出劇から始まります。
ここでのオビワンとアナキンのやりとりがいいです。
とうに師匠のチカラを越えてしまっているアナキンが
師匠を軽く小馬鹿にしたような態度をとりつつ、
実は兄のように慕っている、そんな二人の人間関係が見えてくる、いい演出です。
はいルーカスらしくないです(爆)

無事パルパティンを救出し、脱出直前に捕まってしまうシーンで
オビ「おぃ。ジェダイがこんな簡単につかまっていいのか?」
ナイスつっこみ(ボケ?)です、師匠!
なんか笑っちゃいましたよ(^o^)!

もうオビワン、ナイス!
全てがいい!
老けメークがもどかしいくらい、
いままでの陰の薄さ返上して
大活躍ですv
相変わらず飛ぶのは苦手なとことか
気絶してアナキンに抱えられて
エレベーターにぶら下がってる最中に目をさまして
ビビるとこなんか
ヘタレ師匠ぶりも健在です(爆)

アナキン「いままでで10回あなたを助けた」
オビ「いや、9回だ」

…と楽しかったのはここまで。
物語はどんどん暗くなっていきます。

パドメの死を予感し、それをなんとか阻止しようとするアナキンは、パルパティンに誘惑されて、
フォースの暗黒面に魅入られていくわけですが、
うまいなぁと思うのは、ただ単に善と悪、という切り方をしてないところですね。
まぁこれは昨今の世界情勢を反映しているのかもしれませんが
話の軸は
「帝国」vs「民主主義」なんです。
たしかにアナキンはパドメの命を救って幸せになりたいという私欲がきっかけになってはいますが、
何者にも負けない「力」、
平成を強制的に保つ力を欲したのであって
「悪」を自ら選んだわけではないんです。

終盤、オビワンが弟子を手にかけるシーンでは
分かっちゃいるけど震えが来ましたね。
「選ばれし者だったのに…!
弟のように思っていた…
愛してたのに…!!」

オォォーーー!! w(゜ロ゜;w(゜ロ゜)w;゜ロ゜)w オォォーーー!!

…もしもし?腐女子さん、よろこばないように。

もとい、
このあと焼けただれていくアナキンのシーンで
場内、すすり泣きの大合唱スタート!

ヨーダの戦闘シーンも
ちょこまか大活躍のR2もさいこーです!
つか、R2最強

いきなりまとめに入りますが、
ぶっちゃけ、
EP1,2はどうでもいいです。
EP3だけ見てください。

つか、SWはね、EP3,4,5だけ見ればおっけー!(爆)

あとは自分の好きに妄想するのがよろしいかと。

食わず嫌いの方も、EP3は是非、ごらんあれっ!
満点っ!!(^o^)v
けっこーこの手の刑事&コメディーアクション。
嫌いじゃないんですけどね。

ハリソン・フォードに不真面目な役はちょっとムリが(笑)。
多分彼は「スター」であって、「俳優」としては大根だからでしょう。

エピソードの一つ一つはばかばかしくてクスリと笑えるのに
なんだか物語の中に入っていけない。

このおちゃらけ刑事2人のように、
特に犯罪を防ごうとか思って無くて
自分の趣味と生活が一番で
あとはヒトが死のうが困ってようが
知らぬ存ぜぬの他人事、の連中ならば
最後の恥かきすてのママチャリ追跡(爆)や
命張った命乞いの猿芝居とか
それ自体あり得ないもん(笑)。

ジョシュ・ハートネットはSW新シリーズのダース・ヴェイダー役に相応しいと、個人的にしつこく思うほどの
魅力的でいい俳優さんだと思います。

ハンサムじゃないけどセクシーで可愛いし♪(結局それか・笑)
この映画も、ジョシュが可愛いから、まあ許しちゃいましょうかね。

暇つぶしにはいいかも。
ストーリー良くわかんないし、頭の体操におすすめ!?
さぁ〜ていよいよ迫って参りましたですねぇ〜
EP3公開!(^o^)

今週先先行ロードショーがある映画館も少なくないようで、
否が応でもお祭りムードが盛り上がります♪

スターウォーズ・クラシックスはリアル世代。
まさに「ひっくり返ったおもちゃ箱」的混沌とした世界(笑)と
妙に人間くさいドラマにはまった一人でございます。

新シリーズは正直はまれる部分が無く、
萌えを感じることも無く(笑)
なんとな〜く「見おさめなければ死ねない」という
一種義務感のようなものを感じながら
EP3公開を待っております。

今地上波で放映されておりますEP1。
好きな方、これで好きになった方には申し訳ないのですが
あんまり好きじゃないです。
あ、でもEP6よりは好きかも(笑)。

なんといっても目玉であるはずの若き日のオビ・ワンの魅力のなさにはため息が…
もっとはじけろー!
はじめは若き日のオビワンの活躍を描くはずだったのに
クワイ・ガンという師匠をあとづけし、パーソナリティーを2つに分けたらしい。

このクワイ・ガンという師匠がまたイタイ奴でw
弟子(オビ)全く信用してないから仕事を任せないし
訳わかんないバカとしか言いようのないジャージャーなんてうざい生き物拾ってくるし
得体の知れない子どもを可愛いからってw勝手に天才扱いするし
宇宙の平和をギャンブルに賭ける大ばくち打ちだし
自分の弟子放り出してガキンチョに現抜かすし
トンでもないやつなんです!

クワイ・ガンとオビが入れ替わったらヨカッタのにっ!

はぁはぁ。

公開当時はクワイ・ガンとオビの師弟関係に萌えを感じられた方々も少なくなく、
ファンフィクションも数え切れないほどあったみたいですけどね…

EP2はそれなりに刑事物みたいで面白かったし
ヨーダのもんのすごい戦闘シーン見れただけでもまぁ満足かな。
H.クリステンセンがいいオトコ過ぎるのはちょい気になるし
パドメとの発情シーンいや恥ずかしいラブラブシーンとか目に余るけど許してやりましょう。

EP3ではヘタレで師匠としてはお堅すぎて魅力不足のオビワンがどれだけ頑張ってるか見届けて参りますよ。

…もしかして、アナキンがダークサイドに落ちたのは
お堅すぎる師匠のせいなんでしょうか。
現実社会には結構アルパターンだな。
まさか、出生のヒミツだけが原因、な〜んてコト、ないですよねぇ〜(-_-)

公開後、レディースデイにゆっくり見に行くことにしますか(笑)
過日、響鬼&マジレンの映画制作発表があったようですね〜
わわ、楽しみ〜!
はっきり言って、スターウォーズ・EP3より楽しみだっ!

MSNTOPの毎日芸能ニュースのリンクをうっかり踏んで
しっかり見ちゃいました…
かな〜り「バレ」含んでますね、これ(苦笑)。

気になってた新戦士のポジションも、
小津きょうだいの可愛らしさを損なわないポジションで
なかなか良い感じ(*^_^*)!

ネタバレが平気な方はどぞ!
ttp://www.mainichi-msn.co.jp/geinou/etc/photo/20050614/

ttp://www.fjmovie.com/main/news/2005/0614_rider-magi-magi.html

しかし、アニキ=伊藤友樹クンは20歳になったばかりとは思えなくらいしっかりした発言をする方なんですね。
彼自身のブログやメルマガの文章も文才が感じられていつも感心してしまいます。

彼は「世界ウルルン滞在記」でカナダ・イヌイット編の旅人だったようです。
もしかしたら時期を考えるとディズニーアニメ「ブラザー・ベア」の公開がらみだったのかなぁ?
「ブラベア」は大好きな映画なので、ちょっと因縁を感じて嬉しかったり(無理矢理ですね・笑)

とにかく、ビッグ・スクリーンでアニキのはじけた演技と
限りなく可愛いきょうだいズ♪が見られると思うと
今からワクワクです!!

P.S.「響鬼」のヒロイン?阿部麻美ちゃん。
いいのか、これで…
もっと可愛くしてやってよぉ…(^_^;)

LOVERS

2005年6月15日 映画
チャン・ツィーさんの踊り子姿と華麗な舞に魅了されて
思わず見入ってしまいました。
この序盤だけでも見る価値はあるかなぁ。

あとは…

キャストの演技がシリアスになればなるほど

笑いをかみ殺すのが大変でした(笑)

金(金城武)は朝廷の反乱分子の刺客として捕らえられた盲目の踊り子・小妹(ツィー)を、
彼女に惚れた振りをして、わざと逃がしてボディーガードとなり共に逃走、敵アジトを突き止めようとする。

でも、小妹、あり得ないほど強すぎて
一人でも全然ダイジョブ(笑)。

二人が道中惹かれ合うという、駆け引きなのか本気モードなのかという微妙な視線や心の触れあいも
金城武さんがちょっとよく分からない演技(笑)をなさるので…
男女の逃走劇、しかも一応美男美女だし(?)ほんものの恋愛に発展するのもうなずけるんですけど、その過程が最後まで
「で、ぶっちゃけどの辺で本気になりましたか?」
ワイドショーのリポーターになって画面に飛び込んで行きたくなりました(爆)。

これでもかのワイヤー&CGアクションも
あまりにやりすぎの感がぬぐえず、
あ り え ね ぇ
という感想しか(苦笑)

ロケーションや衣装、画面の色調など、
本当に綺麗で、一見、金かかってそうに見えますが
冷静にみるとセットがあったのは冒頭と敵アジトくらいであとは野っ原。
登場人物も少ないし実は地味に低予算映画ですか。

殺しても死なないチャン・ツィーさんの「ジェイソン」並の生命力、スゴイわ。

で、瀏役のアンディ・ラウの濡れ落ち葉男ぶり、
めちゃかっこわるいです

二重・三重の裏切りと陰謀が渦巻くドラマなのですが
ただ金と小妹が愛を貫いた…っていう一本調子なお話なのでした。
金と瀏の間にもっと強い友情の絆がベースにあれば、
もっともっと感情移入できたのにな!実にもったいないですね〜(^^;)
BSにて初見。

う〜ん。
なんというか、見所と感動は公開以前に見たシーンにすべて集約されている感じでしょうか。

鳥瞰図を撮るために
スタッフは鳥たちに雛が孵った時点で「刷り込み」を行い
成長を見守り、渡り鳥になる過程を追うことができたんだとか。
その気の長さには脱帽致します。

ただ、気になるのは
所々入る「ほんとにこの状況とつながってんの?」というカットが入ったり(例えば、皆既日食とか)
荒野に乗り捨てられたトラックの下でわずかな水分をむさぼる鳥たちとか、
ほんとに「待って」撮ったのか明らかに怪しいシーンがあるのですよ。

フィクションならフィクション、
ドキュメンタリーならドキュメンタリー
はっきりしてほしいなと。

映画「スピリット」で見た
野生馬が駆けめぐるなか渡り鳥たちが平行して飛ぶシーンとか
白頭鷲に(望遠レンズ録りでしょうけど)接近して録ったシーンとか、確かに感動しますよ。
水鳥たちが水面すれすれに飛ぶのをこれでもかと平行して追うシーンとか、
どーやって録ったんだ?とひたすら思うシーンもありますよ。
渡り鳥たちの飛んでるおなかとかお尻とか、
あの距離で実写で見られるなんてスゴイですよ。

でも、アニメ映画で見たときの方が美しいと感じたのは何故。
「スピリット」然り。
「魔女宅」然り。

美しく貴重なモノを見たには違いないのだけれど、
真実とは似て非なるモノを見せられたような変な気分。

人間は「見てはいけないもの」というのがあるのかもしれないですね。
それはもしかしたら、神様しか見ちゃいけないものなのかも。
わはは。
みちゃいましたよ。

途中何度か睡魔に襲われそうになりましたが。
ダメですねぇ 集中力皆無ですよ。

でもこんな映画を一所懸命つくるとこが
ディズニーの良心、なんでしょうねぇ。

クマ人間(?)が精巧で驚かされます。
初めてDLのカントリーベア・シアターに入った時の感動を思い出しましたよ。
アニマトロニクスなのか合成なのか、
兎に角すごい。
キモくならず、子グマがフツーにかわいいのがスゴイ。

クリストファー・ウォーケンには参りました。
マウス・ハント以来のアホ演技。
この方はほんとに、演じることが好きなんですね。
何でも良いみたい(爆)。
日本語で見たんですがウォーケン=野沢那智はデフォルトですか。
いちおう安定した声優が付くって事はありがたいことなんでしょうけど、

合ってないよ

ああ、でも
○×で屁をこくオトコ…(苦笑)
クリス様ぁ〜(絶句)
少し前に、我が家にもHDDレコーダーがやってきました。
コレのおかげで、DVDを借りることや、映画館で映画を見ることが、非常に「熱心な映画ファン的行動」という格付けになりましたねぇ。

?「絶対」映画館でじっくり見たい映画と
?「DVD」が出たらすぐにでも絶対見たい映画と、
?衛星でオンエアしたら、なおかつ暇だったら見る映画と
別れてしまう。

ちなみに、?と?の間には深くて越えられない谷間があります。

で、「メリーに首ったけ」。
これは文句なく?ですね。

ハッキリ言って久しぶりに笑いましたよ。
はい。思いっきりです。
おげれつ満開。
クレしん真っ青。
すげー面白かったですよ。

でももう見た。
見たから、そっこー削除ね。(苦笑)

魔女の宅急便

2005年4月14日 映画
昨日、子と何十回めかの鑑賞。

大好きです。

角野栄子さんの原作は未読の不届きモノですが、
これはこれで、原作とは別物の世界観を作り上げていると思います。

トトロとは違って、この物語には入っていけないという方も多いでしょう。
多分、その方たちは、親元を離れ、生まれ育った所を離れたことが無いんじゃないかな。

私は田舎モノで、進学のため一人で上京しました。
若いから、野心もたっぷり、親元や地元を離れる寂しさよりも、新しい世界への好奇心、どんなことでも出来そうなエネルギーに満ちていました。
そう、まさにこの物語のキキのように(笑)。

冒頭、都会の人々の合理的で冷たい(と感じてしまう)振る舞いにへこんだり、おソノさんという、一見情は厚いしいい人だが締まり屋で唯物主義(失礼)の商売人との出会い。
ユニークな自分を、ユニークな存在として接する新しい友人。
ユニークな自分を、変わり者ととらえる一般人。

全ては私自身、多かれ少なかれ経験し、感じたことばかり。

後半、キキはふとしたことがきっかけで飛ぶことが出来なくなる。
キキ「飛べなくなってしまったけれど、店番しますからここに置いて下さい」
オソノさん「そりゃぁいいけど…まほうの力ってもどるんでしょ?」
罪の無いオソノさんのこの台詞はものすごく残酷に響く。

お客様から頂いたケーキを前に涙ぐむキキ。
この街の優しさに、やっと触れることが出来た喜び。
頑なだったキキの心がゆっくり溶けていく。
いつもここで熱いものがこみ上げてきてしまいます。

最後の飛行船のスペクタクルは宮崎さん十八番のアクションシーン。
言うことを聞かないデッキブラシに乗ったキキの飛行シーンは絶妙の緩急リズム。お見事ですね。

電話もある時代に、キキは両親に手紙を書きます。
「落ち込むこともあるけれど、私はげんきです」
実際手紙を書いたときと、届いたときのタイムラグが、新たな物語を予感させるような気がします。

デ社が、角野栄子さん原作ということで、
「魔女宅」実写版を手がけるそうで…
ハリポタみたい、なんて揶揄されないようにしてほしいものです。
ハリポタだって、この作品に間違いなくインスパイアされてるんですから(苦笑)。
シマウマは馬ではなく、ウシ科の動物だと聞いたことがある。
だから、馬とは根本的に歩き方が違う。

ロバと同様、同じ側の前後の脚が同期させて動く。
右なら右、左なら左。
だから身体が左右に揺れる。

この映画でも、その動きを見ることが出来る。
ああ、やっぱりな、と思った。
だから、到底お馬さんのようにコースを素直に人を乗せて疾走すること自体が、シマウマにとっては奇跡なのだ。

馬より見た目は絶対可愛いのに
ひたすら馬鹿にされる設定なのもちと首をかしげたくなるが、
まあいい。

観客が予想したとおりの、そのままの結末が待っている。
それもいい。

何より、競走馬に混じって全速力で疾走するシマウマ。
それだけでなぜか感動できてしまう。
そしてストライプスを支える仲間たちの目が温かい。
ストライプスがポニーのタッカーにレイを渡すところでは思わず、喝采を贈りたくなりましたよ。

訂正してお詫びいたします

シマウマはウシ科ではなく、れっきとしたウマ科でございました(大汗)。
記憶違いでごめんなさいm(_ _)m!
WOWOWでやっていたものを録っていたので鑑賞。

懐かしい…
J・トラヴォルタ、若い、細い。
オリビア、可愛いよう。30歳だったから、聖子チャンをしのぐ、元祖・ブリっ子ですな。
妙に老けた高校生たちでも、歌われるナンバーが素晴らしくて、
見ていてにんまりのツボを押さえた青春ラブコメぶりが○デス。

初見当時、小学生でしたから、当時は分からなかった下ネタも
今はよおおお〜くわかって(分かりすぎ)いちいちクスクス。

ステージ版「グリース」でダニーを演じたJ.コナウェイとS.チャニングが殊更光って見えるのは年のせいか(笑)。
映画の「絵」としてはトラヴォルタのほうが良いのかもしれないけれど、J.コナウェイは特に、画面の端で切れそうになりながらもオリジナル主演の意地を見せていたような気がしますね!カコイイ!!

今見ると、古すぎてかえって新鮮かもしれませんよ。
一度はごらんあれ!
いきなりですが、ラストの展開、
どっかで見たことあるな…と思ったら
TV「ウォーターボーイズ2」の展開まんま、でしたね…

田舎の女子高生に起こるアクシデントといったら
ああいうものしかないんでしょうけど…

今時の高校生、しかも補習クラスにいながら、
外部から与えられた条件のせいにして、さらに補習をなんとかサボろうとする連中が、
人の弁当を盗み食いする連中が、あそこまでジャズにのめり込む動機ってなんなんだろう。
はまりかけたものを途中で取り上げられた悔しさのようなものは確かに描かれていたけれど、「ウォーターボーイズ」のような純粋さは感じられなかったな。
全てが設定のための設定という気にさせられるのはなぜ?

ただし、最後の演奏シーンは素晴らしい。
ここでイッキに釈然としないストーリーが昇華していくのだから、強引なのも悪くないかもしれない。
これには演出による嘘くささがないからだ(全て本人たちによる演奏だからというだけではない)。
何度も撮り直しただろうし、細切れのカットのつぎはぎかもしれない。
でも、彼女たちの「渾身」の演奏には心打たれる。
きっとこんな連中だから、次々に興味の対象は変わっていくんだろう。
でも、いいじゃないか。
「青春」なんだものね。

運命の女

2005年3月15日 映画
♪サンセット・キッス〜♪のダイアン・レイン。
すっかり脂の抜けかかった大人の女性に(苦笑)。
目の横の傷はそのままに、相変わらずキレイですが。
ちなみにあの傷は彼女の両親の離婚と深い関わりがあると聞きました。

フラッシュ・ダンス、9&1/2weeksのエイドリアン・ライン監督らしい映画といえばそうなんですが。
彼自身もすこし脂が抜けたような気が。

まぁ、あれですよ。
お話が古いですね(爆)。
R・ギアもD.レインも捨て身の名演技をしているんですが…
もちっとユーモアがないときついっす。
例えば、浮気相手のアパートに乗り込んでいったR.ギアが思わず彼と寝ちゃうとかさ(爆)。
で、みんな仲良くなって奇妙なハッピーエンド〜♪
(江國香織の読み過ぎか、自分)

だ、だって浮気相手の人、いい人だったじゃん…
(そういう問題か)

それに…そのぐらいの不条理劇がないと映画ぽくないですヨ。
つか、A・ラインぽくないです。(よけいなお世話)

殺人の追憶

2005年3月14日 映画
人間は論理的にものを考えられる唯一の生き物だ。
それは間違いないと思う。
でも、理にかなった行動を始終出来るかと言ったら否だ。

一日の自分の行動を思い起こしてみても、
ひとつひとつ論理的に筋道のたつ行動がどれだけあるだろうか。
もしも、特定の時刻に何を、何のためにしてどういう結果がもたらされたかを説明しろと言われたら非常に難しいと思う。

人間の記憶というものは非常に曖昧なものなのだ。

この映画では現実に起こった、未解決連続猟奇殺人がモチーフになっているが、
時代背景のせいもあると思うけれど、ある種の「思いこみ」がこの事件を二重・三重に謎を複雑にしてしまっている。

ソ・ガンホ演じる村の超・現場主義刑事には、自分の長年の「勘」による思いこみがある。
キム・サンギョン演じる若い刑事は今で言うプロファイリングによる論理的思考に頼りすぎた思いこみがある。

このふたりが犯人だと確信した工場勤めの男を尋問する場面で
犯行の日に必ず同じ曲をラジオ局にリクエストすることや
最後の犯行の日、ラジオ番組を聞いていたなら最後に流れていた曲を覚えているはずだと迫るシーンがあるが、
それも思いこみだ。
自分のリクエストした曲以外に興味などあるかどうか。
怪しいものである。
また、そんなにわかりやすく同じパターンで犯罪を繰り返すだろうかとも思う。

事件の起きた「村」という社会も独特だし
人々の行動や思考も、都市部の人々のように明確ではない。
「スリーピーホロウ」でイカボードは、何でも科学の力で証明できると息巻いてスリーピーホロウにやってくるが、科学はオカルトな世界に負けて物語は終わっている。
それに似て、この物語も、両極端にいた両刑事が
お互いのやり方に折り合いをつけると言うよりは、
常人とサイコの境が非常に曖昧になっていくように
お互いの精神世界に近づいていく。

そして、科学捜査の出した結論は残酷。

十数年後、現場を通りかかった少女の口から信じられないようなことを聞かされて物語は終わっている。
異常と、ノーマルは紙一重。
微妙なバランスのなかにわたしたちは常に、いるのだ。
夕べやってた「リーグ・オブ・レジェンド」のレベルアップ版です!!?

いやーおなかいっぱい。
コワ楽しかった!

ヒュー・ジャックマンをはじめ、キャストたちの容姿と立ち回りが敵キャラも含めて美しくて、キャラも立ってました!
ちょっと気弱だけれど忠実なモンクも良い役所でしたね。

そりゃーCGはこれでもか式に使われてますが、
ヴァンパイアから人間、人間からヴァンパイアという変化の描写がいちいち目を見張るほど美しいので(キモイかな?・笑)許せてしまう。
美人でおしゃべりな吸血3姉妹、セクシーでしたぁ!

そうそう、ウルヴァリン=(違う)ヒュー:ジャックマンって、意外と優しい女性的な瞳をしてるんですねぇ。
ファーストショットのヘルシングまるで女性です(笑)。
マッチョ系なんだけれども、過去を失って、どこか弱さを引きずっているキャラクターにはぴったりですね(^o^)!

アナはちょっと最後残念でした…
いいのかな、あれで。

続編アリアリの予感、のラストシーンでしたね。
楽しみにしてマス(*^_^*)!
か、かわええ…
トラちゃんが可愛い!
それだけで見る価値ありっ!

トラってあんなに表情豊かなんですねぇ(*^_^*)!
演技してるよ、虎が…
びみょーにCG処理も混じってるみたいでしたが、
これくらい「どこに使ってるのか分からない」処理は好感度大デス。

ネタバレですが

見せ物の決闘で奇しくも再会を果たした兄弟虎が
お互いを確認し合ってじゃれじゃれするとこなんか、
猛獣なのに喰っちまいたいくらい愛らしいぞ。

人間ドラマがどうでも良く描かれてるのも良い感じ(爆)。
ハンター(ガイ・ピアース)が
「(ドロップがなくて)ゴメン」とクマルに謝った時は
心が汚れた私は、この瞬間でカレの命がつきたかと(苦笑)。
…そうならないのがまた良心的でしたね。

バグズ・ライフ

2005年2月24日 映画
チビが学校を休んだので一緒に鑑賞。

虫たちがめちゃくちゃかわいいです!
初めはアリンコたちの見分けが付かないし
フリックの鈍くささと運の悪さにイラつきましたが。
ノミのサーカス(笑)軍団が現れる所からは釘付け!

私は今は虫が大嫌いですが
幼少時は「大好き」で、いろんな虫たちと遊んだものです。
(いじめたとも言う・笑)
一番こったのがアリの巣探しです。
でかい庭石の下には、素晴らしいアリたちのお城が建設されていて、それを眺めていると時間のたつのも忘れるくらい。
で、残酷な子どもなので、じっと見ている訳じゃなく、
女王や卵を守ろうとしてあわてふためいているアリンコたちを棒でつっついたり、果ては砂をかけて生き埋めにしたり。
アリンコを蜘蛛の巣に引っかけて蜘蛛がぐるぐるにするのを眺めたり、地蜘蛛を巣から引きずり出して戦わせたり、
まぁ、ありとあらゆる悪事を重ねておりました(ぶるぶる)。
ホッパーどころの騒ぎじゃないデスよ。

でも、その経験から学んだことは
生き物の生命力のすばらしさ、生きとし生けるもののなかに厳然と存在する秩序ですね。

この映画の中でフリックは、便利なモノを作って、みんなの役に立とうとしては失敗を繰り返す。
長老たちは、「ものはひとつひとつ運ぶものと昔からきまっとる!」と言い放つ。
結局、最後にアリたちを救ったのは、スタンドプレイのアイディアや知恵ではなくて、自ら「支配」されることに屈服することを止め、力を合わせて立ち向かう心なんですよね。
そこに心打たれました。
(実はピクサー作品はあまり好みではないのですが…)

サーカス団員のメンバーたちはみんなキャラが立ってるし
とってもかわいい!
ダンゴムシ兄弟(?)とレディ・バグ、すごく良い味出してます。

ブルーベリーズのちびっこ軍団の活躍もほほえましいし、
「雨」が虫たちにとってどんな存在なのか、分子レベルで考えさせられたり、いちいちニヤニヤ・フムフムとさせらる、あっという間の94分でした!

ところで、レディ・バグって、やっぱりメスだったのかしら?
アンサンブル演技ものに弱い私。
不覚にも涙がだだ漏れ。

「母」だって人間だ。
聖母のような瞬間だってあるし
鬼畜のようになるときもある。
自分のことを第一に考えてくれるのが当然と信じて疑わなかったのに、実は「母」は一番身近な他人だと実感して愕然とすることもある。
でも、誰もそれで良いのだとは言ってくれない。

「有名になりたい。もっと良く、強くなりたいとずっと願ってきた。」
そんな母を持った子どもはやはり不幸なんだろうか。
人間なら、向上心を抱くのはあたりまえのこと。
家庭に入ることは自分を殺すことなのか。
死んだジャックへの気持ちを捨てきれないのではなく、
自由だった自分への思いの方が強かったヴィヴィ。

映画の中では、ヤァヤァ・シスターズという「過去」の目撃者が大勢いて「母」を弁護してくれる。
こうなればいいなぁという結末に落ち着く映画は見ていて気持ちが良いものだ。

現実はそんな恵まれた人ばかりじゃないし、
私には少なくともヤァヤァ・シスターズはいない。
けれど、少なくとも、嫌な思い出が良い思い出を凌駕して子どもたちを苦しめることの無いようにしたいものだ。
だめな母でも、それだけは肝に銘じておこう。
自分の葬式の時には、少しでも宝石のような思い出を呼び起こしてもらうために(なんだそりゃ)。
カレとは「スターウォーズ」からのおつきあい♪(つきあってねぇ)
ハリソン・フォードは私の永遠のアイドルです。

チューボーのつたないファンレターにお返事をくださったアナタ。
あの堅実で誠実なハリソンフォードはもういないんですね…。(おいおい、生きてるぜ)

でも、大スターになってもずっとスキでした☆

近作の「ランダムハーツ」の駄作っぷりや
ブラピと火花をち散らした「デビル」のつまんなさ、
ジャック・ライアンの優等生ぶりに違和感を感じました。

果ては
ETの名脚本家メリッサ・マシスンと離婚の原因は、
ララ・不倫・ボイル(ツイン・ピークス参照)
とのフリン(爆)
ミニ・ドライヴァーとの年甲斐もない恋愛の上、
キャリスタ・フロックハートとの「愛があれば年の差なんて」結婚。

実は私、彼女はほぼ同年代…ということは
私もひょっとして守備範囲でしたか(!?)

今年はインディ4が公開されるそうですね…
脂の乗りきった「インディ2」の頃と変わりないアナタと期待っしてマス。

「インディ2」公開当時は
「シャリ無し上ネタ寿司」とも揶揄されましたが
アナタが「スター」らしくなった記念作品でもあります。
「老醜」をさらさないよう、なにとぞお願いいたします。
いつまでもカコイイあなた=ハン・ソロでいてくだサイ。

オペラ座の怪人

2005年2月18日 映画
近所の映画館がレディースデイだったので、見てきました。
ボーン・スプレマシーとどっちにしようか迷いましたが、「復讐劇」な苦手なジャンルなのでこちらに。
映画館で見るのに相応しいものを選んだつもりでしたが…

★で表すと
音楽(スコア)★★★★★
歌      ★★☆☆☆
演技     ★☆☆☆☆
演出     ★☆☆☆☆

てとこでしょうか(^_^;)。
始まって30分くらいで時計を見てしまいました…

いかんせん、キャストがダ(以下略)
映画なんだから、ミュージカルっていっても口パクなのは観客も承知の上で見ているんだけれども、少しは本気で歌って見せてよぅ…
あまりにもやる気なさげで見ていて恥ずかしいyo…(そこまで言うか・汗)

別に美男美女じゃなくてもいいんですよ。
演技力があれば。
クリスティーナは最初から最後まで一本調子で全く変わらない。
ファントムに本当に向き合うと決めたんなら、女優ならもっと本気で乱れてみろー!
何でもかんでもキレイすぎなんだよ!
ミニー・ドライバーがクリスティーナやった方が良かったんじゃないかと思うくらいです。(彼女は立派でした!)

あ、ファントムの彼って、「タイムライン」の
耳切られて「お、俺だったのかぁーーーー!!」って大騒ぎしてた彼ですか・苦笑(←分かる人には分かる)。
あ、そういえばトゥーム・レイダー2のヘタレな彼も…
残念ながら出世作とは行かなかったみたいですねぇ…

ミュージカルなのに全然ミュージカルに見えない不思議な映画でした。

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