ハリーポッターとアズカバンの囚人
2004年6月30日 映画火曜日の午前中、第一回目の上映というのに、
映画館は満員。
すごい人気です。
客層は、若い主婦から中高年の男女まで。
某新聞の映画タダ券の期限日であったことも大きいかな?
前2作はどうしようもないダラダラ演出と
主役トリオの幼さによる稚拙な演技(特にD.ラドクリフの大根ぶり)
ハリー何にも努力してないのにえこひいきされすぎとか
ハッキリ言ってナンダコリャ映画でした。
今作は前評判があまりよろしくないようで。
原作ファンとしてはあまりにもエピソードがカットされすぎていることが原因らしい。
で、感想だけど
…面白かったです、フツーに。
やっと主役3人も鑑賞に堪えられるようになってきたと言う感じ。
私も原作は全部読んでますが特に「こんなにカットしちゃって許せん」とか思わなかった。
原作は所詮原作。
映画としていかように料理されようとも
原作者は作品を嫁に出したつもりで一線引いて見れば良いと思う。
ちょっとどうなの、と思ったルーピン役のD.シューリスは
なかなか良かった。できればもちっと体引き締めて欲しかったけど(笑)。
逆にG.オールドマンはいまいちだったかなぁ。
シリウスとしては華奢でなで肩で小柄すぎのような…
で、父性感じさせる落ち着いた迫力を出して欲しかったかも。
人狼がキモイとかホグワーツは引っ越したのか?とか
いろいろ突っ込みたいけどまあ良しとしましょう。
肩の力を抜いて楽しく退屈せずに見られる良作デス。
次作「炎のゴブレット」はあんまり面白いとは思えなかったけど
映画でどんな風に映像化されるのか、ちょっと楽しみになってきたわ。
映画館は満員。
すごい人気です。
客層は、若い主婦から中高年の男女まで。
某新聞の映画タダ券の期限日であったことも大きいかな?
前2作はどうしようもないダラダラ演出と
主役トリオの幼さによる稚拙な演技(特にD.ラドクリフの大根ぶり)
ハリー何にも努力してないのにえこひいきされすぎとか
ハッキリ言ってナンダコリャ映画でした。
今作は前評判があまりよろしくないようで。
原作ファンとしてはあまりにもエピソードがカットされすぎていることが原因らしい。
で、感想だけど
…面白かったです、フツーに。
やっと主役3人も鑑賞に堪えられるようになってきたと言う感じ。
私も原作は全部読んでますが特に「こんなにカットしちゃって許せん」とか思わなかった。
原作は所詮原作。
映画としていかように料理されようとも
原作者は作品を嫁に出したつもりで一線引いて見れば良いと思う。
ちょっとどうなの、と思ったルーピン役のD.シューリスは
なかなか良かった。できればもちっと体引き締めて欲しかったけど(笑)。
逆にG.オールドマンはいまいちだったかなぁ。
シリウスとしては華奢でなで肩で小柄すぎのような…
で、父性感じさせる落ち着いた迫力を出して欲しかったかも。
人狼がキモイとかホグワーツは引っ越したのか?とか
いろいろ突っ込みたいけどまあ良しとしましょう。
肩の力を抜いて楽しく退屈せずに見られる良作デス。
次作「炎のゴブレット」はあんまり面白いとは思えなかったけど
映画でどんな風に映像化されるのか、ちょっと楽しみになってきたわ。
映画の日なんで、見てきました〜。
満員のご盛況!
で、感想。(役名・俳優名ごちゃまぜ)
ブラピ、ギリシャ人に見えねー(爆)。
ヘレン、一国を動かすきっかけになる女のオーラがない。
オバカな弟のなんも考えてない軽率な行動の為に死んじゃったヘクトル、かわいそうすぎ。
あ、エリック・バナは言うまでもなく、ボロミアじゃない、えっと、ショーン・ビーンかっこよかったし〜、P.オトゥールもおじいさんになったけど、品があって素敵だった。
そういう意味で眼福。
しかし、オーランド・ブルームは損な役者さんですねぇ。
パリスが出てくるたびにいらいらしちゃった。
へたれパリスが後半弓で戦いだしたとき、妙にほっとしたのは私だけではないはず。
「レゴラス」入ってたよね…(笑)。
戦闘シーンの迫力は凄まじい。
CGももちろん使ってるんだろうけど、
あの肉弾戦には思わず目をつぶってしまうとこが多くて
ほとんどまともに見てないかも(苦笑)。
お馬さんが結構転んでたけど、大丈夫なのかな…?
この手の映画ではいつも心配になってしまう。
アキレスとヘクトルの一騎打ちでは、思わずコーヒーカップを握りつぶしてしまったわ。
これだけでも見る価値ありでしょう。
観客はどっちかというと、アキレスよりヘクトルの方がカッコイイし思慮深そうだからトロイ側へ肩入れして見てしまうけど
冷静に考えると、あんな見るからに怪しいモノを城壁の中に
易々と入れてしまうのだから、浅はかだよね。
それでなくてもよその奥さんを略奪してきて開き直ったり、ちょっとね…
やっぱり滅びる運命だったのかも。
(ごめんなさい)
満員のご盛況!
で、感想。(役名・俳優名ごちゃまぜ)
ブラピ、ギリシャ人に見えねー(爆)。
ヘレン、一国を動かすきっかけになる女のオーラがない。
オバカな弟のなんも考えてない軽率な行動の為に死んじゃったヘクトル、かわいそうすぎ。
あ、エリック・バナは言うまでもなく、ボロミアじゃない、えっと、ショーン・ビーンかっこよかったし〜、P.オトゥールもおじいさんになったけど、品があって素敵だった。
そういう意味で眼福。
しかし、オーランド・ブルームは損な役者さんですねぇ。
パリスが出てくるたびにいらいらしちゃった。
へたれパリスが後半弓で戦いだしたとき、妙にほっとしたのは私だけではないはず。
「レゴラス」入ってたよね…(笑)。
戦闘シーンの迫力は凄まじい。
CGももちろん使ってるんだろうけど、
あの肉弾戦には思わず目をつぶってしまうとこが多くて
ほとんどまともに見てないかも(苦笑)。
お馬さんが結構転んでたけど、大丈夫なのかな…?
この手の映画ではいつも心配になってしまう。
アキレスとヘクトルの一騎打ちでは、思わずコーヒーカップを握りつぶしてしまったわ。
これだけでも見る価値ありでしょう。
観客はどっちかというと、アキレスよりヘクトルの方がカッコイイし思慮深そうだからトロイ側へ肩入れして見てしまうけど
冷静に考えると、あんな見るからに怪しいモノを城壁の中に
易々と入れてしまうのだから、浅はかだよね。
それでなくてもよその奥さんを略奪してきて開き直ったり、ちょっとね…
やっぱり滅びる運命だったのかも。
(ごめんなさい)
容疑者 デラックス版
2004年5月31日 映画
邦題から察するに、刑事アクションものか、
それともサスペンスものか、と思ってました。
ところが地味〜な親子愛の映画だったのですね。
いや、父と殺人の罪で追われる息子の話だってのは分かってましたけどね。
てっきり冤罪かと思ってたら、思いっきり有罪だった。
それが初めの数分で初っぱなから分かってしまうので
「この後、2時間弱、一体どうゆう話の展開になるんだ…」と
ちょっぴり途方にくれた。
伊藤英明似(爆)の息子はしょーもなく盗みを繰り返し、
それを元手に逃亡しようとするだけで、まったく前には進めない。
おまけに最後は過剰防衛でもなんでもなく殺人を起こしてしまう。
デニーロ演じる父は、殺人者の息子という汚名を払拭するために
刑事という職務に没頭するあまり
家族を愛し、息子を愛するという立場を自ら捨てた過去がある。
で、今度は息子が殺人者だ。
なんて暗い話なんだろ。
でも、最後、息子を自暴自棄にならないよう説得するシーンでは
初めて「父」になったデニーロの演技に泣かされてしまった。
うますぎ。
私としては、本筋よりも
ロングビーチの荒廃した風景が印象に残った。
なんとか首の皮一枚で生き長らえてる瀕死の町。
ほんとにロケなのかどうか知らないけど、
この町に暮らしてる人たちはどう思ったかな。
やっぱ、タイトルは「海辺の街」じゃないの〜?
それともサスペンスものか、と思ってました。
ところが地味〜な親子愛の映画だったのですね。
いや、父と殺人の罪で追われる息子の話だってのは分かってましたけどね。
てっきり冤罪かと思ってたら、思いっきり有罪だった。
それが初めの数分で初っぱなから分かってしまうので
「この後、2時間弱、一体どうゆう話の展開になるんだ…」と
ちょっぴり途方にくれた。
伊藤英明似(爆)の息子はしょーもなく盗みを繰り返し、
それを元手に逃亡しようとするだけで、まったく前には進めない。
おまけに最後は過剰防衛でもなんでもなく殺人を起こしてしまう。
デニーロ演じる父は、殺人者の息子という汚名を払拭するために
刑事という職務に没頭するあまり
家族を愛し、息子を愛するという立場を自ら捨てた過去がある。
で、今度は息子が殺人者だ。
なんて暗い話なんだろ。
でも、最後、息子を自暴自棄にならないよう説得するシーンでは
初めて「父」になったデニーロの演技に泣かされてしまった。
うますぎ。
私としては、本筋よりも
ロングビーチの荒廃した風景が印象に残った。
なんとか首の皮一枚で生き長らえてる瀕死の町。
ほんとにロケなのかどうか知らないけど、
この町に暮らしてる人たちはどう思ったかな。
やっぱ、タイトルは「海辺の街」じゃないの〜?
よくある缶詰パニック映画ですね(爆)。
英語&英語字幕で見たんで細かいとこはちょっとあれですけど
結局真犯人と主人公の関係って何だったのかな?
犯人はK.サザーランドですよね。
この人くらい「いい人」が似合わない人はいないって。
ラストほんのちょっとの(誰だかわかんないくらいの)出演で
あの存在感は驚愕。
最初はすかしてたステュがだんだん弱っていく姿もすごいです。
奥&愛人の前で「罪」を告白させられるとこなんて、
ほんと、情けなくて思わず目を背けたくなった位リアル!
コリン・ファレルって巧い役者さんだったのねぇ。
「マイノリティ・リポート」であっさり殺されちゃったときは
さすがスピルバーグ、役者に愛が無いなぁと思ったわ。
唯一、血肉のあるイイキャラクターだったのにさ。
時間もちょい短めで、スマートに仕上がった一品。
明日は日本語字幕で見よっと。
英語&英語字幕で見たんで細かいとこはちょっとあれですけど
結局真犯人と主人公の関係って何だったのかな?
犯人はK.サザーランドですよね。
この人くらい「いい人」が似合わない人はいないって。
ラストほんのちょっとの(誰だかわかんないくらいの)出演で
あの存在感は驚愕。
最初はすかしてたステュがだんだん弱っていく姿もすごいです。
奥&愛人の前で「罪」を告白させられるとこなんて、
ほんと、情けなくて思わず目を背けたくなった位リアル!
コリン・ファレルって巧い役者さんだったのねぇ。
「マイノリティ・リポート」であっさり殺されちゃったときは
さすがスピルバーグ、役者に愛が無いなぁと思ったわ。
唯一、血肉のあるイイキャラクターだったのにさ。
時間もちょい短めで、スマートに仕上がった一品。
明日は日本語字幕で見よっと。
「にほんごであそぼ」でおなじみ、
野村萬斎さん主演のギリシャ悲劇。
今再演の真っ最中みたいで、1ファンとしては是非立ち見でもいーから見てみたいところ。
平日夜なんて無理だけど。
衛星でオン・エアされた時に初演時のものは見た。
オイディプスは実の父を殺し、実の母を娶るという数奇な運命を背負った王の悲劇を描いたものなんだけど、
「自分とは何者なのか」とひたすら追求するオイディプスと
伝統芸能を伝承する使命を負って生まれた萬斎のアイデンティティを追求している姿とが重なって、演技がどうのこうのじゃなく
その存在感だけで持っているような危うい感じが良かった。
で、昨年は「ハムレット」をおやりになったようだが
これは激しく微妙。
オイディプスの時も、「周りの役者さん、スゲーうまい」と
ヘンに感心したものだが
ハムレットに至っては
「が、学生演劇ですか?」とまで(以下略)。
う〜ん、やっぱり、この方は根っこがすごくまっすぐで明るいんだろうな。
で、他人をののしったり、歯ぎしりするほど憎んだり、
他人から見捨てられそうになったり、嫉妬に燃えたことも無いんだろうな。
映画「陰陽師」でみせた身のこなしの美しさもオーラも、
3作目ともなれば(あればだけど)もうそれだけじゃ通用しないよね。
伝芸のベースに固執することなく、謙虚にいろんなことを吸収してもっともっといい役者さんになって欲しい。
超個人的希望だけど、
「ルパン3世」の実写版でルパンやってほしいかも(爆)。
いや、それくらい元キャラ破壊したほうがいいという話(苦しい?)。
野村萬斎さん主演のギリシャ悲劇。
今再演の真っ最中みたいで、1ファンとしては是非立ち見でもいーから見てみたいところ。
平日夜なんて無理だけど。
衛星でオン・エアされた時に初演時のものは見た。
オイディプスは実の父を殺し、実の母を娶るという数奇な運命を背負った王の悲劇を描いたものなんだけど、
「自分とは何者なのか」とひたすら追求するオイディプスと
伝統芸能を伝承する使命を負って生まれた萬斎のアイデンティティを追求している姿とが重なって、演技がどうのこうのじゃなく
その存在感だけで持っているような危うい感じが良かった。
で、昨年は「ハムレット」をおやりになったようだが
これは激しく微妙。
オイディプスの時も、「周りの役者さん、スゲーうまい」と
ヘンに感心したものだが
ハムレットに至っては
「が、学生演劇ですか?」とまで(以下略)。
う〜ん、やっぱり、この方は根っこがすごくまっすぐで明るいんだろうな。
で、他人をののしったり、歯ぎしりするほど憎んだり、
他人から見捨てられそうになったり、嫉妬に燃えたことも無いんだろうな。
映画「陰陽師」でみせた身のこなしの美しさもオーラも、
3作目ともなれば(あればだけど)もうそれだけじゃ通用しないよね。
伝芸のベースに固執することなく、謙虚にいろんなことを吸収してもっともっといい役者さんになって欲しい。
超個人的希望だけど、
「ルパン3世」の実写版でルパンやってほしいかも(爆)。
いや、それくらい元キャラ破壊したほうがいいという話(苦しい?)。
リベリオン -反逆者-
2004年5月26日 映画
あの、「太陽の帝国」のぼーやが、こんなに立派になって…(感涙)。
近未来の話なのに、クルマとか銃とかドアの鍵とか手錠とかけっこーアナログだったりするところがB級の哀しさか。
よく言われているように、「マトリックス」もどきなんだけれど
アクションはせこいワイヤーとCG処理ほとんど使ってなさそうでホンモノっぽい!
ラスボスの使い回し(苦笑)はちょっとがっかりして
「あのおでぶーのボスがあんな使い手だったとは!」なんて変にビックリするけど、まあそこはB級なんで。
C.ベールは子どものころ、あんなに演技派だったのだから、
もう少し「感情」のある生き生きした役を演じてるとこが見たいな。
近未来の話なのに、クルマとか銃とかドアの鍵とか手錠とかけっこーアナログだったりするところがB級の哀しさか。
よく言われているように、「マトリックス」もどきなんだけれど
アクションはせこいワイヤーとCG処理ほとんど使ってなさそうでホンモノっぽい!
ラスボスの使い回し(苦笑)はちょっとがっかりして
「あのおでぶーのボスがあんな使い手だったとは!」なんて変にビックリするけど、まあそこはB級なんで。
C.ベールは子どものころ、あんなに演技派だったのだから、
もう少し「感情」のある生き生きした役を演じてるとこが見たいな。
インディ・ジョーンズ レイダース 失われたアーク【日本語吹替版】
2004年5月24日 映画
公開当時、すっごく面白くてはまって、何度も映画館で見た。
ビデオも買って、すり切れるくらい見た。
で、今回テレビで偶然見かけた(笑)。
今となっては、あの三日月刀男を一発で倒すシーンに笑えなくなってる自分に驚きというか当然というか。
これに登場するアラブ人はみんなおまぬけに見えるのも哀しい。
何より、インディさ、丸腰の手下どもをやたらに殺しすぎ。
問答無用なんだもの…。
やっぱ、有色人種に偏見あるよね、スピルバーグって。
ハリソン、若いですね。
私にとっちゃ、そんなノスタルジックな価値しかない一本になってしまった。
ビデオも買って、すり切れるくらい見た。
で、今回テレビで偶然見かけた(笑)。
今となっては、あの三日月刀男を一発で倒すシーンに笑えなくなってる自分に驚きというか当然というか。
これに登場するアラブ人はみんなおまぬけに見えるのも哀しい。
何より、インディさ、丸腰の手下どもをやたらに殺しすぎ。
問答無用なんだもの…。
やっぱ、有色人種に偏見あるよね、スピルバーグって。
ハリソン、若いですね。
私にとっちゃ、そんなノスタルジックな価値しかない一本になってしまった。
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ムーラン【日本語吹替版】
2004年5月24日 映画
上の子は友達と遊びに行っちゃうし
お天気も悪くて外で遊べない下の子が退屈して引っ張り出してきたビデオ。
私はお気に入りの一本なので何度となく見ているが、
子どもは初見。
どんな反応示すのかなぁと重いながら一緒に鑑賞。
まず、見始めて5分後、彼女の最初の質問は
「ムーランって、おひめさまなの?」
…残念ながら違うので、
「違うよ、ふつーの中国の女の子だよ」というと
少なからず彼女の期待度はぐんと下がってしまったようだ。
やはり、子どもにとってビジュアル的に美しい、カワイイということは重要なことのようだ。
ムーランは美人でもなんでもない、ちょっとすっとんだ女の子。
保守的な世界の中で「役立たず」の自分にかなりコンプレックスを抱えている。
そのキャラクターに共感できないとムーランのキャラデザインはビジュアル的にかなりキツイ。
戦争というバックグラウンドも、かつてのディズニーの感覚で見てしまうと非常にハードで違和感がある。
戦争に負ければ「死」という「楽しい」「面白い」の世界とはかけはなれた事実と直面しなければならない。
ムーランたちが戦争の惨状を目の当たりにするシーンは
散乱する味方の遺体を遠景にさらっと見せるなど、最大限ソフトに押さえてあるけれど幼い子の鑑賞は少々無理があるかもしれない。
冒頭、嫁入りの修行をしているムーランはほんとうになんの取り柄もなさそうな魅力のない女の子だ。
しかし髪を切り、男装して父の代わりに出征していく彼女の変化はすばらしい。
人間が自ら決心し、行動を起こすときのすがすがしさと美しさ。
それは、どんなに造形が優れた「おひめさま」よりも生き生きとして、キュートでカッコイイ。
我が子は、その「かっこよさ」には相当惹かれたようだ。
何よりも名誉を重んじるムーランの父が、
皇帝から授与された勲章や剣ををほっぽって娘を抱きしめるシーンは、何度見てもじ〜んとしてしまう。
おまけに、「王子さま」がやってくる「おひめさま」的ハッピーエンドも待っている。
噂では「ムーラン2」も企画にあがってるそうだけど、フロリダスタジオ閉鎖したからって、手抜き絵だけはカンベンしてね、ディズニーさん。
お天気も悪くて外で遊べない下の子が退屈して引っ張り出してきたビデオ。
私はお気に入りの一本なので何度となく見ているが、
子どもは初見。
どんな反応示すのかなぁと重いながら一緒に鑑賞。
まず、見始めて5分後、彼女の最初の質問は
「ムーランって、おひめさまなの?」
…残念ながら違うので、
「違うよ、ふつーの中国の女の子だよ」というと
少なからず彼女の期待度はぐんと下がってしまったようだ。
やはり、子どもにとってビジュアル的に美しい、カワイイということは重要なことのようだ。
ムーランは美人でもなんでもない、ちょっとすっとんだ女の子。
保守的な世界の中で「役立たず」の自分にかなりコンプレックスを抱えている。
そのキャラクターに共感できないとムーランのキャラデザインはビジュアル的にかなりキツイ。
戦争というバックグラウンドも、かつてのディズニーの感覚で見てしまうと非常にハードで違和感がある。
戦争に負ければ「死」という「楽しい」「面白い」の世界とはかけはなれた事実と直面しなければならない。
ムーランたちが戦争の惨状を目の当たりにするシーンは
散乱する味方の遺体を遠景にさらっと見せるなど、最大限ソフトに押さえてあるけれど幼い子の鑑賞は少々無理があるかもしれない。
冒頭、嫁入りの修行をしているムーランはほんとうになんの取り柄もなさそうな魅力のない女の子だ。
しかし髪を切り、男装して父の代わりに出征していく彼女の変化はすばらしい。
人間が自ら決心し、行動を起こすときのすがすがしさと美しさ。
それは、どんなに造形が優れた「おひめさま」よりも生き生きとして、キュートでカッコイイ。
我が子は、その「かっこよさ」には相当惹かれたようだ。
何よりも名誉を重んじるムーランの父が、
皇帝から授与された勲章や剣ををほっぽって娘を抱きしめるシーンは、何度見てもじ〜んとしてしまう。
おまけに、「王子さま」がやってくる「おひめさま」的ハッピーエンドも待っている。
噂では「ムーラン2」も企画にあがってるそうだけど、フロリダスタジオ閉鎖したからって、手抜き絵だけはカンベンしてね、ディズニーさん。
ダンジョン&ドラゴン
2004年5月21日 映画
見ちゃったよ…(苦笑)。
ここまでB級に徹してると、
「もしかして、狙ってますか?」という感じかな。
なっさけない主人公も、役立たずのヒロインも、まあいいでしょ。
ストーリーもいちお〜成り立ってるし、
SWニュートリロジーより、よっぽどちゃんとした「映画」じゃん!
次は何?何っ?ってワクワクしたし。
びみょーにセット・小道具・衣装が安っぽいのもご愛敬。
FFも実写になるとこーゆー感じなのかな、とか思ったり。
できれば召還合戦とか、魔法合戦が見たかったなあ〜!
どれもこれもどこかで見たようなシーンばかりで、
元ネタを考えるだけで楽しめます♪
オタク心を刺激する、結構はまる映画かも。
できたら続編作って欲しいな。
あ、でも映画館には、見に行かないかもね(爆)。
ここまでB級に徹してると、
「もしかして、狙ってますか?」という感じかな。
なっさけない主人公も、役立たずのヒロインも、まあいいでしょ。
ストーリーもいちお〜成り立ってるし、
SWニュートリロジーより、よっぽどちゃんとした「映画」じゃん!
次は何?何っ?ってワクワクしたし。
びみょーにセット・小道具・衣装が安っぽいのもご愛敬。
FFも実写になるとこーゆー感じなのかな、とか思ったり。
できれば召還合戦とか、魔法合戦が見たかったなあ〜!
どれもこれもどこかで見たようなシーンばかりで、
元ネタを考えるだけで楽しめます♪
オタク心を刺激する、結構はまる映画かも。
できたら続編作って欲しいな。
あ、でも映画館には、見に行かないかもね(爆)。
ボウリング・フォー・コロンバイン
2004年5月19日 映画
「華氏911」の配給を、ディズニーに阻止され
怒り心頭中のM.ムーア監督のドキュメンタリー作品。
アメリカという国は、なんて哀しい国なんだろう。
全てが国益のために操作されている国だ。
(貧しい)人の命は、塵よりも軽いらしい。
人間ほど、何をしでかすか分からない生き物はない。
そんな生き物の手の届くところに、弾が込められた銃がごろごろしていたら…?
考えるだけで恐ろしい。
人殺しの道具が銀行に預金しただけで手に入り、ホームセンターでまるでDIYの釘のように手軽に弾が手に入る。
これが日常だなんて、どこかが狂っている。
アメリカの社会は、システマティックに弱者を支援しているかのように見えるけれど、実態は弱者を低賃金で酷使した上に家族を空洞化して新たな問題の温床を作っていることが克明に描かれている。
その偽善に満ちたやり口には本当に怒りがこみ上げて来る。
ディズニーはフロリダ州知事(大統領の親戚らしい)のご機嫌を損ねたくなくて、同監督の新作には制作中からいやがらせをしてきたらしい。
まあ、一企業として利潤を追求する立場にあるわけだから理解できなくもないが、「あんたそれでも子どもに夢を与える企業なの」と小一時間いや永遠に問い続けたい。
ディズニー映画「ブラザーベア」は不自然に不完全な映画だった。
映画として一番大事なキモの部分の台詞が、なんと音楽で消されているのだ。
これは明らかに意図的なやり方で省略されたとしか思えなかったが、この映画を見てTOPから何らかの圧力があったのだと確信した。
そこまでしてアメリカ人は「罪」を告白し、「赦し」を請うのが嫌いなのか。
ラスト、名優C.ヘストン(ライフル協会の要人)がムーア監督に論破されそうになり、銃の犠牲者の女の子(6歳)の写真を掲げる監督から逃げるようにして去っていく彼の姿は、思いっきりかっこ悪かった。
その哀しい背中に問いたくなる。
「あなた達は、どうしてそんなに臆病なの?」
怒り心頭中のM.ムーア監督のドキュメンタリー作品。
アメリカという国は、なんて哀しい国なんだろう。
全てが国益のために操作されている国だ。
(貧しい)人の命は、塵よりも軽いらしい。
人間ほど、何をしでかすか分からない生き物はない。
そんな生き物の手の届くところに、弾が込められた銃がごろごろしていたら…?
考えるだけで恐ろしい。
人殺しの道具が銀行に預金しただけで手に入り、ホームセンターでまるでDIYの釘のように手軽に弾が手に入る。
これが日常だなんて、どこかが狂っている。
アメリカの社会は、システマティックに弱者を支援しているかのように見えるけれど、実態は弱者を低賃金で酷使した上に家族を空洞化して新たな問題の温床を作っていることが克明に描かれている。
その偽善に満ちたやり口には本当に怒りがこみ上げて来る。
ディズニーはフロリダ州知事(大統領の親戚らしい)のご機嫌を損ねたくなくて、同監督の新作には制作中からいやがらせをしてきたらしい。
まあ、一企業として利潤を追求する立場にあるわけだから理解できなくもないが、「あんたそれでも子どもに夢を与える企業なの」と小一時間いや永遠に問い続けたい。
ディズニー映画「ブラザーベア」は不自然に不完全な映画だった。
映画として一番大事なキモの部分の台詞が、なんと音楽で消されているのだ。
これは明らかに意図的なやり方で省略されたとしか思えなかったが、この映画を見てTOPから何らかの圧力があったのだと確信した。
そこまでしてアメリカ人は「罪」を告白し、「赦し」を請うのが嫌いなのか。
ラスト、名優C.ヘストン(ライフル協会の要人)がムーア監督に論破されそうになり、銃の犠牲者の女の子(6歳)の写真を掲げる監督から逃げるようにして去っていく彼の姿は、思いっきりかっこ悪かった。
その哀しい背中に問いたくなる。
「あなた達は、どうしてそんなに臆病なの?」
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リロ・アンド・スティッチ(吹)
2004年5月18日 映画
ハワイの島を舞台に、迷い込んだエイリアンと子どものふれあいを描いたハートフルなお話…という予備知識で見た。
こんなにSFバリバリなハチャメチャアクション映画とは思わなんだ(笑)。
オープニングはSWチック、後半はメン・イン・ブラックてところか。しかし…
リロは事故で父母を失い、年の離れた姉ナニと暮らしている。
ナニは幼い妹を抱えながらも、なんとか仕事をこなし生活しているが、リロは父母がいない寂しさからか、毎日問題ばかり起こしている。そのせいでナニは児童福祉局から目をつけられ、毎日びくびくしながら暮らしている。
姉がいくら背伸びをしてがんばっても、幼い(5歳くらい?)妹にとっては父や母の代わりにはとうていなれないのだ。
彼女は「姉」ではなく、「パパ」や「ママ」が欲しいのだ。
わずか5歳ほどの幼児の心の葛藤を、誰が「ワガママ」と責められるだろう。
それが痛いほど伝わってくるので、ここでまず観客は涙してしまう。
一方エイリアンのスティッチのほうは、マッド・サイエンティストのエゴで想像された、突然変異の生物。
彼には父も母もいない。
ある日突然ポンと生まれてきた、まったくルーツの無い、破壊することだけをプログラミングされた怪物。
なんだかポケモンの「ミュウ2」ばりの設定じゃありませんか。
追放され地球に逃げ込んだ「スティッチ」はリロに「犬」として飼われ、
ある意味似たもの同士の2人(?)は破壊と混沌を繰り返しながらも少しずつ変わっていく。
自分の出生の秘密を理解していないスティッチが、「もしかしたら、家族がくるかも…」とひとりぼっちで空を見上げるシーンでは不覚にも涙がボロボロあふれてしまった。
スティッチは「モンスター」だけれど、人間だって、ただ生み出されただけで、愛も無く放っておかれたら、彼のように破壊者になってしまうかも知れない。
時には愛が足りないとか、求める愛の種類が違ってしまって飢餓状態になっても、それを補う「家族」(血がつながっていなくても、損得勘定抜きで寄り添える仲間)があれば、必ず幸せになれるのだ。
ナニとボーイフレンドのデヴィッドは、この突拍子もない話に現実感を与える、ほんとにイイキャラクターだと思う。
ラストのドタバタはお子様たちの注意を引くためのお約束とこの際目をつぶるとして、
ハワイの海の美しさ、人の温かさを肌で感じるような絵作りが、見る人をあったかい気持ちにしてくれる。名作!
こんなにSFバリバリなハチャメチャアクション映画とは思わなんだ(笑)。
オープニングはSWチック、後半はメン・イン・ブラックてところか。しかし…
リロは事故で父母を失い、年の離れた姉ナニと暮らしている。
ナニは幼い妹を抱えながらも、なんとか仕事をこなし生活しているが、リロは父母がいない寂しさからか、毎日問題ばかり起こしている。そのせいでナニは児童福祉局から目をつけられ、毎日びくびくしながら暮らしている。
姉がいくら背伸びをしてがんばっても、幼い(5歳くらい?)妹にとっては父や母の代わりにはとうていなれないのだ。
彼女は「姉」ではなく、「パパ」や「ママ」が欲しいのだ。
わずか5歳ほどの幼児の心の葛藤を、誰が「ワガママ」と責められるだろう。
それが痛いほど伝わってくるので、ここでまず観客は涙してしまう。
一方エイリアンのスティッチのほうは、マッド・サイエンティストのエゴで想像された、突然変異の生物。
彼には父も母もいない。
ある日突然ポンと生まれてきた、まったくルーツの無い、破壊することだけをプログラミングされた怪物。
なんだかポケモンの「ミュウ2」ばりの設定じゃありませんか。
追放され地球に逃げ込んだ「スティッチ」はリロに「犬」として飼われ、
ある意味似たもの同士の2人(?)は破壊と混沌を繰り返しながらも少しずつ変わっていく。
自分の出生の秘密を理解していないスティッチが、「もしかしたら、家族がくるかも…」とひとりぼっちで空を見上げるシーンでは不覚にも涙がボロボロあふれてしまった。
スティッチは「モンスター」だけれど、人間だって、ただ生み出されただけで、愛も無く放っておかれたら、彼のように破壊者になってしまうかも知れない。
時には愛が足りないとか、求める愛の種類が違ってしまって飢餓状態になっても、それを補う「家族」(血がつながっていなくても、損得勘定抜きで寄り添える仲間)があれば、必ず幸せになれるのだ。
ナニとボーイフレンドのデヴィッドは、この突拍子もない話に現実感を与える、ほんとにイイキャラクターだと思う。
ラストのドタバタはお子様たちの注意を引くためのお約束とこの際目をつぶるとして、
ハワイの海の美しさ、人の温かさを肌で感じるような絵作りが、見る人をあったかい気持ちにしてくれる。名作!
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ラスト サムライ 特別版 〈2枚組〉
2004年5月17日 映画
うう〜ん。
うう〜ん。
駄目です(笑)。
ちょびっとは期待してたんだけどなぁ…。
私には謙さんがどぉ〜〜〜〜しても「サムライ」には見えなかった(ごめんなさい)。サムライというよりは「親分」と呼びたい感じ?あの大仰な衣装のせいもあるのだろうけど、なんか滑稽なんだよね。
オルグレンが勝元と対面したとき、
「(英)会話をするために呼んだのか?」と悪態をついたけれど
私にもそうとしか思えなくて笑った。
だいたい、何で英語がしゃべれるの?ヘン。
座学でなんとか情けない英語をしゃべれても、聞き取りはそう容易には出来ないはずよ(笑)。
トム、もっとゆっくりハッキリしゃべらなきゃダメダメ。
最後のポカーンな合戦も、何故、勝元があそこまで剣術に固執するのか分からない。
あの時代のサムライはとっくに鉄砲だって持ってただろうに。
アナログな武器で近代兵器とまともに戦って生き残れるわけ無いでしょ。犬死にするのが武士道だっけ?
オルグレンだって私の目が確かなら3回は死んでる。
ターミネーターですか。
T.クルーズも、スタッフも、ものすごく日本のこと勉強してくれて、彼らなりの「武士道」の解釈をしてくれたんだなぁと、情熱だけは感じたけどね。
でも、ほんとの日本の魂を感じたいなら
劇場版「クレヨンしんちゃん」を見た方がずっといいし、感動できるのでは。
うう〜ん。
駄目です(笑)。
ちょびっとは期待してたんだけどなぁ…。
私には謙さんがどぉ〜〜〜〜しても「サムライ」には見えなかった(ごめんなさい)。サムライというよりは「親分」と呼びたい感じ?あの大仰な衣装のせいもあるのだろうけど、なんか滑稽なんだよね。
オルグレンが勝元と対面したとき、
「(英)会話をするために呼んだのか?」と悪態をついたけれど
私にもそうとしか思えなくて笑った。
だいたい、何で英語がしゃべれるの?ヘン。
座学でなんとか情けない英語をしゃべれても、聞き取りはそう容易には出来ないはずよ(笑)。
トム、もっとゆっくりハッキリしゃべらなきゃダメダメ。
最後のポカーンな合戦も、何故、勝元があそこまで剣術に固執するのか分からない。
あの時代のサムライはとっくに鉄砲だって持ってただろうに。
アナログな武器で近代兵器とまともに戦って生き残れるわけ無いでしょ。犬死にするのが武士道だっけ?
オルグレンだって私の目が確かなら3回は死んでる。
ターミネーターですか。
T.クルーズも、スタッフも、ものすごく日本のこと勉強してくれて、彼らなりの「武士道」の解釈をしてくれたんだなぁと、情熱だけは感じたけどね。
でも、ほんとの日本の魂を感じたいなら
劇場版「クレヨンしんちゃん」を見た方がずっといいし、感動できるのでは。
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トレジャー・プラネット
2004年5月13日 映画
今回初見。
これほど対象年齢層が限られたディズニー作品も珍しい。
男の子向け、それも小学校高学年〜中学生もしくは
思春期の男の子をもつ親世代向け(笑)
なぜならこれも、正義を守るために活躍するヒーローの話じゃないから、ジムに感情移入することが幼い子にはかな〜り難しいと思われ。
モチーフはスティーブンソンの「宝島」なんだけど
コレ見て
「宝島」→「21エモン」→「トレジャープラネット」
「21エモン」+「隠し砦の三悪人」+「宇宙戦艦ヤマト」→「スターウォーズ」→「トレジャープラネット」
なんて相関図(?)が浮かび上がってしまった(苦笑)。
解釈は色々でしょうが、まあ、いろんな所でお互い影響し合ってるのではと思った次第で。
「ライオンキング」「アトランティス」みたいなあからさまなものとは違って、この作品は古典をうまく宇宙活劇にお料理してある。
「ライオンキング」を見た後に私はよせばいいのに劇場版「ジャングル大帝」を見たのだけれど、アイディアの出どこはともかく、圧倒的な絵の力、ストーリーテリングの力はディズニーにはかなわないなと思いましたね、正直言って。
そういう意味で、「トレジャープラネット」も構成はしっかりしてるし映画としては上級のできばえだけど、なんかど〜も画面に「華」が無いのよね〜。
それは青年が主人公のせいもあるのだろうけど、この手のファンタジーにはやっぱり主人公にからむロマンスもやっぱ必要なのかなぁ?
でも、この世界観は結構好きかも。
しかし、男の生き方を背中で教えてくれる父親なんて、
今時どれだけいるんだろ。
トレプラにしろ、SWにしろ、「父に憧れたい息子」
「堕ちた父を超える息子」は永遠のテーマなんでしょうか。
息子のいない私には永遠に理解できません(くやし〜)。
これほど対象年齢層が限られたディズニー作品も珍しい。
男の子向け、それも小学校高学年〜中学生もしくは
思春期の男の子をもつ親世代向け(笑)
なぜならこれも、正義を守るために活躍するヒーローの話じゃないから、ジムに感情移入することが幼い子にはかな〜り難しいと思われ。
モチーフはスティーブンソンの「宝島」なんだけど
コレ見て
「宝島」→「21エモン」→「トレジャープラネット」
「21エモン」+「隠し砦の三悪人」+「宇宙戦艦ヤマト」→「スターウォーズ」→「トレジャープラネット」
なんて相関図(?)が浮かび上がってしまった(苦笑)。
解釈は色々でしょうが、まあ、いろんな所でお互い影響し合ってるのではと思った次第で。
「ライオンキング」「アトランティス」みたいなあからさまなものとは違って、この作品は古典をうまく宇宙活劇にお料理してある。
「ライオンキング」を見た後に私はよせばいいのに劇場版「ジャングル大帝」を見たのだけれど、アイディアの出どこはともかく、圧倒的な絵の力、ストーリーテリングの力はディズニーにはかなわないなと思いましたね、正直言って。
そういう意味で、「トレジャープラネット」も構成はしっかりしてるし映画としては上級のできばえだけど、なんかど〜も画面に「華」が無いのよね〜。
それは青年が主人公のせいもあるのだろうけど、この手のファンタジーにはやっぱり主人公にからむロマンスもやっぱ必要なのかなぁ?
でも、この世界観は結構好きかも。
しかし、男の生き方を背中で教えてくれる父親なんて、
今時どれだけいるんだろ。
トレプラにしろ、SWにしろ、「父に憧れたい息子」
「堕ちた父を超える息子」は永遠のテーマなんでしょうか。
息子のいない私には永遠に理解できません(くやし〜)。
ヴェトナム戦争時代の、スラヴ系アメリカ人を描いた作品。
初見は中学生のときだったかな。
私にとってのアメリカは漠然としたあこがれの国だった。
豊かで、あか抜けていて、プラス思考の人ばかりが住んでいる夢の国。
情報にさらされていない、当時の純朴な中学生なんてそんなものだ。
だから、これを見たあとは本当にショックで、立ち直るのに数週間かかった。(大げさではなく)
舞台は、ペンシルヴァニア州のクレアトン(架空)という鉄鋼の町。地元の鉄鋼所に勤める青年達が主人公だ。
彼らは特に教養があるわけでも、金持ちでもない。
ただ、仕事のシフトをこなし、地元のバーで遊ぶのが日常。
たまの楽しみといえば、人の結婚式や鹿狩りぐらいなものなのだ。
映画は、この青年達の日常を実に丁寧に(今だったら冗長と言われてしまうだろう)3時間のうち1時間ほどもかけて描いていく。俳優達の演技があまりに自然体なので、私たちはドキュメンタリーを見ているような気分にさせられる。
主人公3人マイケル(ロバート・デ・ニーロ)、ニック(クリストファー・ウォーケン)、役名ど忘れ(ジョン・サヴェージ)は「志願」してヴェトナムへ出征していく。
理由はハッキリと描かれていない。
でも、彼らの気持ちは何となく分かる。
私も片田舎で(といっても地方都市部だけど)育ったから。
20代の彼らが人生をもてあまし、漠然と日常を打破したいと言う気持ち。戦争は願ってもない機会だ。無事帰還すれば間違いなくヒーローになれるのだ。
これは今の日本人にも言えることではないか。
高度経済成長もバブルも通り越し、停滞した空気。
お金さえあれば望むものは何でも手に入り、かといって自分が
アイデンティティーを主張する場は極端に少ない。
何か新しいことをやろうと思っても、既に誰かがやっている。
もし、今、戦地に赴くボランティア兵を募集したなら、多くの若者達が殺到するのではないか。
戦地は想像を絶する地獄絵図。
そこに存在する大儀も見いだせない。
彼らがヴェトコンに強要されるロシアン・ルーレットのシーンは壮絶だ。まともに直視出来る人はいないだろう。
戦地で3人は別れ別れになり、マイケルは一旦単独故郷に帰還するものの、英雄扱いされるも納得がいかない。
親友ニックは行方不明のままだ。
新婚の友人は片足を失っている。
マイケルはニックを探すために陥落寸前のサイゴンに。
そこで見たかつての親友は廃人同然だった。
ヴェトナムではロシアンルーレットなんかやらなかった。
アジア人差別だ。
いろんな理由でこの映画を否定する人も多い。
だけど、あるヴェトナム帰還兵がこの映画を見てぽつりと言ったという。
「私が今までに言いたかったことは、こういうことだったのだ…」。
親友を失っても、傷ついても、力無く「ゴッド・ブレス・アメリカ」を歌うしかない哀しさは、見る人の胸に深く突き刺さる。
****
不謹慎ですが
今で言う「腐女子」的「萌え」を初体験したのもこの映画です。
評論家の川本三郎さんもおっしゃってますが、マイケルとニックの間には友情以上のものがあるみたい。
クリストファーウォーケンの美貌(ほんとだってば)と毒には多くの女性が犠牲になったことでしょう。
彼のガールフレンドとして、当時25歳のメリル・ストリープが出演していますが、本当にはかなげで綺麗でした。
初見は中学生のときだったかな。
私にとってのアメリカは漠然としたあこがれの国だった。
豊かで、あか抜けていて、プラス思考の人ばかりが住んでいる夢の国。
情報にさらされていない、当時の純朴な中学生なんてそんなものだ。
だから、これを見たあとは本当にショックで、立ち直るのに数週間かかった。(大げさではなく)
舞台は、ペンシルヴァニア州のクレアトン(架空)という鉄鋼の町。地元の鉄鋼所に勤める青年達が主人公だ。
彼らは特に教養があるわけでも、金持ちでもない。
ただ、仕事のシフトをこなし、地元のバーで遊ぶのが日常。
たまの楽しみといえば、人の結婚式や鹿狩りぐらいなものなのだ。
映画は、この青年達の日常を実に丁寧に(今だったら冗長と言われてしまうだろう)3時間のうち1時間ほどもかけて描いていく。俳優達の演技があまりに自然体なので、私たちはドキュメンタリーを見ているような気分にさせられる。
主人公3人マイケル(ロバート・デ・ニーロ)、ニック(クリストファー・ウォーケン)、役名ど忘れ(ジョン・サヴェージ)は「志願」してヴェトナムへ出征していく。
理由はハッキリと描かれていない。
でも、彼らの気持ちは何となく分かる。
私も片田舎で(といっても地方都市部だけど)育ったから。
20代の彼らが人生をもてあまし、漠然と日常を打破したいと言う気持ち。戦争は願ってもない機会だ。無事帰還すれば間違いなくヒーローになれるのだ。
これは今の日本人にも言えることではないか。
高度経済成長もバブルも通り越し、停滞した空気。
お金さえあれば望むものは何でも手に入り、かといって自分が
アイデンティティーを主張する場は極端に少ない。
何か新しいことをやろうと思っても、既に誰かがやっている。
もし、今、戦地に赴くボランティア兵を募集したなら、多くの若者達が殺到するのではないか。
戦地は想像を絶する地獄絵図。
そこに存在する大儀も見いだせない。
彼らがヴェトコンに強要されるロシアン・ルーレットのシーンは壮絶だ。まともに直視出来る人はいないだろう。
戦地で3人は別れ別れになり、マイケルは一旦単独故郷に帰還するものの、英雄扱いされるも納得がいかない。
親友ニックは行方不明のままだ。
新婚の友人は片足を失っている。
マイケルはニックを探すために陥落寸前のサイゴンに。
そこで見たかつての親友は廃人同然だった。
ヴェトナムではロシアンルーレットなんかやらなかった。
アジア人差別だ。
いろんな理由でこの映画を否定する人も多い。
だけど、あるヴェトナム帰還兵がこの映画を見てぽつりと言ったという。
「私が今までに言いたかったことは、こういうことだったのだ…」。
親友を失っても、傷ついても、力無く「ゴッド・ブレス・アメリカ」を歌うしかない哀しさは、見る人の胸に深く突き刺さる。
****
不謹慎ですが
今で言う「腐女子」的「萌え」を初体験したのもこの映画です。
評論家の川本三郎さんもおっしゃってますが、マイケルとニックの間には友情以上のものがあるみたい。
クリストファーウォーケンの美貌(ほんとだってば)と毒には多くの女性が犠牲になったことでしょう。
彼のガールフレンドとして、当時25歳のメリル・ストリープが出演していますが、本当にはかなげで綺麗でした。
ポカホンタス【字幕版】
2004年5月11日 映画
ディズニーの劇場用アニメのなかでは、最もお気に入りの中の一本。
ネイティブ・アメリカンの酋長の娘と、黄金を探しに大陸に乗り込んできた英国開拓者達に混じってやってきた冒険家・ジョン・スミスの恋を描く。
ディズニー映画史上初の悲恋の物語なのだ。
ポカホンタスがあまり可愛くないという噂もあったけど
実際の動画の中の彼女はとてもチャーミングだ。
彼女のマスコットのアライグマ(ミーコ。名前も可愛い!)も
ジョンに冷たい気むずかし屋のハチドリのコンビもいい。
ネイティブアメリカンの話にミュージカルなんて、と思うだろうが、そのできばえはミュージカルアレルギーの人でも思わず鳥肌が立つほど。
特に、ジョンに「私たちをあなた方はsavagesと呼ぶけれど、あなた方も同じ。何もかもが(正しく)見えている訳じゃない」と歌い上げるシーンは秀逸だ。
また、演出にも新しい試みがなされている。
ディズニーのアニメは、フルアニメだから実によくなめらかに「動く」わけだけれど、時には無駄な動きに見えてしまうこともある。
ポカホンタスも動きはなめらかだが、じっと止まって考えたり、
顔の止め絵の表情だけで見せる場面が多いのだ。
キャラクターの心情を、台詞でなくキャラクターに「演技」させているのだ。また、「間」を非常に効果的に使っている。(この辺は近作「ブラザーベア」にも通じるところがある)
ジョン・スミスが初めてポカホンタスと対峙するときのあの「間」には、多くの人がジョン同様ゾクッとしたに違いない。
ただ、残念なのは、子どもはこの映画を楽しく見られないのでは、という点だ。
うちの子はポカホンタスの許嫁ココアムが射殺されてしまう場面になると「コワイ!コワイから消して!!」とおびえたものだ。
でもってジョンの処刑方法は撲殺(死なないけど。)
おまけにジョンは酋長をかばって撃たれてしまう。
ふつうの映画だったら特に珍しくも何ともないシーンだ。
だけど、子どもが見るディズニー映画とはちょっと違うのではないか。
ポカホンタスが不細工だからではなく、
大人の鑑賞に耐えるアニメをという試みが、
子どもが「楽しんで」見られるアニメでは無くなってしまったところに、マイナーになってしまった原因があるのかも。
が、食わず嫌いの方には是非見てもらいたい傑作の一つとして
敢えておすすめしたい。
ネイティブ・アメリカンの酋長の娘と、黄金を探しに大陸に乗り込んできた英国開拓者達に混じってやってきた冒険家・ジョン・スミスの恋を描く。
ディズニー映画史上初の悲恋の物語なのだ。
ポカホンタスがあまり可愛くないという噂もあったけど
実際の動画の中の彼女はとてもチャーミングだ。
彼女のマスコットのアライグマ(ミーコ。名前も可愛い!)も
ジョンに冷たい気むずかし屋のハチドリのコンビもいい。
ネイティブアメリカンの話にミュージカルなんて、と思うだろうが、そのできばえはミュージカルアレルギーの人でも思わず鳥肌が立つほど。
特に、ジョンに「私たちをあなた方はsavagesと呼ぶけれど、あなた方も同じ。何もかもが(正しく)見えている訳じゃない」と歌い上げるシーンは秀逸だ。
また、演出にも新しい試みがなされている。
ディズニーのアニメは、フルアニメだから実によくなめらかに「動く」わけだけれど、時には無駄な動きに見えてしまうこともある。
ポカホンタスも動きはなめらかだが、じっと止まって考えたり、
顔の止め絵の表情だけで見せる場面が多いのだ。
キャラクターの心情を、台詞でなくキャラクターに「演技」させているのだ。また、「間」を非常に効果的に使っている。(この辺は近作「ブラザーベア」にも通じるところがある)
ジョン・スミスが初めてポカホンタスと対峙するときのあの「間」には、多くの人がジョン同様ゾクッとしたに違いない。
ただ、残念なのは、子どもはこの映画を楽しく見られないのでは、という点だ。
うちの子はポカホンタスの許嫁ココアムが射殺されてしまう場面になると「コワイ!コワイから消して!!」とおびえたものだ。
でもってジョンの処刑方法は撲殺(死なないけど。)
おまけにジョンは酋長をかばって撃たれてしまう。
ふつうの映画だったら特に珍しくも何ともないシーンだ。
だけど、子どもが見るディズニー映画とはちょっと違うのではないか。
ポカホンタスが不細工だからではなく、
大人の鑑賞に耐えるアニメをという試みが、
子どもが「楽しんで」見られるアニメでは無くなってしまったところに、マイナーになってしまった原因があるのかも。
が、食わず嫌いの方には是非見てもらいたい傑作の一つとして
敢えておすすめしたい。
子を持つ親なら、一度はディズニーの洗礼に会い、
自分の方がはまってしまったという人も多いのでは。
コアなファンでは無いけれど、私も一時期ディズニーアニメに
魅せられて、だいたいのクラシック作品は見てきたつもり。
が、この作品だけは見るチャンスがなかった。
リアルタイムでは赤ちゃん保育真っ最中、
ビデオ屋で観ても食指が動かない。
ただ、予告篇で見たエスメラルダの美しさだけが印象に残ってた。
ようやく、今回WOWOWで録っておいたモノを、
じっくり見てみたというわけ。
一言。
これは完全に大人向けですね。
「ポカホンタス」も大人向けですが。(後ほど詳しく書くつもりですが)
明らかに「乙女」ではないヒロインもディズニー史上初めてでは無いでしょうか。
たしか、本国ではD.ムーアが声を当てていたような。
美しくて、実に骨太なヒロインってことでぴったりかも。
悪役の総督が(老人、だよね…?)エスメラルダを妄想して情念をたぎらせるシーンなんて、特にエロいわけじゃないけど子どもには理解できないし説明出来ないシーンで、思わずちょっと生温かい笑いがこみ上げてしまったわ(ヤダヤダ)。
以下ネタバレ
結局エスメラルダはカジモドを恋人として選ぶわけじゃないけれど、その相手の男も、男が惚れる男(変な意味じゃなく)として
上手に描かれているので、納得してエンディングを迎えられるようになっており、この辺が実にディズニーらしい巧みさというかあざとさというか。
カジモドは育ての親であるフロローに「保護」されて人間性を封じ込められてきたのだけれど、最後はエスメラルダとの出会いがトリガーとなり自らの殻を破って、目覚ましい「超人的」な活躍を見せて市民に受け入れられる。
音楽も映像も、本当にすばらしい。けれど
ストーリーは、どうだろう。
結局異形の者への哀れみにとどまってはいないか。
一見うまくまとめてはいるけれど
結局カジモドはほんとうに幸せになったのか、と考えれば考えるほど別の意味で涙があふれてきてしまった。
自分の方がはまってしまったという人も多いのでは。
コアなファンでは無いけれど、私も一時期ディズニーアニメに
魅せられて、だいたいのクラシック作品は見てきたつもり。
が、この作品だけは見るチャンスがなかった。
リアルタイムでは赤ちゃん保育真っ最中、
ビデオ屋で観ても食指が動かない。
ただ、予告篇で見たエスメラルダの美しさだけが印象に残ってた。
ようやく、今回WOWOWで録っておいたモノを、
じっくり見てみたというわけ。
一言。
これは完全に大人向けですね。
「ポカホンタス」も大人向けですが。(後ほど詳しく書くつもりですが)
明らかに「乙女」ではないヒロインもディズニー史上初めてでは無いでしょうか。
たしか、本国ではD.ムーアが声を当てていたような。
美しくて、実に骨太なヒロインってことでぴったりかも。
悪役の総督が(老人、だよね…?)エスメラルダを妄想して情念をたぎらせるシーンなんて、特にエロいわけじゃないけど子どもには理解できないし説明出来ないシーンで、思わずちょっと生温かい笑いがこみ上げてしまったわ(ヤダヤダ)。
以下ネタバレ
結局エスメラルダはカジモドを恋人として選ぶわけじゃないけれど、その相手の男も、男が惚れる男(変な意味じゃなく)として
上手に描かれているので、納得してエンディングを迎えられるようになっており、この辺が実にディズニーらしい巧みさというかあざとさというか。
カジモドは育ての親であるフロローに「保護」されて人間性を封じ込められてきたのだけれど、最後はエスメラルダとの出会いがトリガーとなり自らの殻を破って、目覚ましい「超人的」な活躍を見せて市民に受け入れられる。
音楽も映像も、本当にすばらしい。けれど
ストーリーは、どうだろう。
結局異形の者への哀れみにとどまってはいないか。
一見うまくまとめてはいるけれど
結局カジモドはほんとうに幸せになったのか、と考えれば考えるほど別の意味で涙があふれてきてしまった。
スター・ウォーズ(字幕)特別篇
2004年5月10日 映画
リアル世代なんですよ(年バレ)。
映画好きの母につれられて小学生の時にスクリーンで観ました。
思えばこれが洋画の初体験。
リアル世代ファンにその当時の衝撃は語り尽くされているので
いまさら何も言いませんが、
ご多分に漏れず、はまりましたね〜(笑)。
ネットも存在しない時代。
情報源は雑誌とテレビのみ。
それも火付けの要素だった。
ニュートリロジーでルーカスさんの実力がはっきり分かった今
(何が言いたいんだ)
この作品はある意味「奇跡の作品」だと今では思います。
時代・キャスティング、音楽の絶妙さ。
そして優秀だったのは監督ではなくて編集者だったのですね。
まあ、このシリーズに費やしたエネルギーと日々を思うと
色々思いは複雑ですが、見届けましょう、最後まで(苦笑)。
映画好きの母につれられて小学生の時にスクリーンで観ました。
思えばこれが洋画の初体験。
リアル世代ファンにその当時の衝撃は語り尽くされているので
いまさら何も言いませんが、
ご多分に漏れず、はまりましたね〜(笑)。
ネットも存在しない時代。
情報源は雑誌とテレビのみ。
それも火付けの要素だった。
ニュートリロジーでルーカスさんの実力がはっきり分かった今
(何が言いたいんだ)
この作品はある意味「奇跡の作品」だと今では思います。
時代・キャスティング、音楽の絶妙さ。
そして優秀だったのは監督ではなくて編集者だったのですね。
まあ、このシリーズに費やしたエネルギーと日々を思うと
色々思いは複雑ですが、見届けましょう、最後まで(苦笑)。
子どもがね、「見たい」って言ってきたんです。
それがなかったら見てなかった。
あのニモがつまらなくて寝そうになった私。
半年もたたないうちにまたディズニーか?カンベンして〜
ブラベアはCMからしてびみょーだった。
「今度はくま…かわいくねー…。人間がくまになって子熊と旅ねぇ…。けんかしながら絆深めるってか?どーせ最後は人間に戻ってハイさよならなんだろーな。ケッ」
…見終わったら、世界が変わってた(大げさ)。
これは生きとし生けるものの愛と赦しの物語なのですね。
そんなことCMからはかけらも想像出来んかった。
人間の3兄弟がイイ。
長兄の包み込むような愛と決断(ホント、胸が痛みました…)
次兄は弟まで失ったと思い太陽のような明るさが一転、どこまでも執拗にクマ(キナイ)を追う。
愛を贅沢に受けていた末っ子・キナイは、実の兄に命を狙われながら子熊のコーダと旅をするうちに自分のトーテム「愛」の意味を知ることに…。
絵が可愛くないとか話がつまらんとかいう批評もちらほら目にしますが、「ムーラン」「ポカホンタス」が大好きな私にとってはなんの違和感もないですね。
ハードな話の展開も、お気楽ディズニーらしくなくていい。
むしろ、手書きアニメーションのキャラがかつて無いほどに細やかな「演技」をするのに感動してしまいました。
アニキャラに演技賞を与えられるなら、
主演男優賞;キナイ(クマバージョン)
助演男優賞;デナヒ
〃(次点);コーダ
…に授与したいと思います(笑)。
特に、次兄デナヒには惚れました(爆)。
早くDVDで見直したい!
こんなアニメは初めてです。
それがなかったら見てなかった。
あのニモがつまらなくて寝そうになった私。
半年もたたないうちにまたディズニーか?カンベンして〜
ブラベアはCMからしてびみょーだった。
「今度はくま…かわいくねー…。人間がくまになって子熊と旅ねぇ…。けんかしながら絆深めるってか?どーせ最後は人間に戻ってハイさよならなんだろーな。ケッ」
…見終わったら、世界が変わってた(大げさ)。
これは生きとし生けるものの愛と赦しの物語なのですね。
そんなことCMからはかけらも想像出来んかった。
人間の3兄弟がイイ。
長兄の包み込むような愛と決断(ホント、胸が痛みました…)
次兄は弟まで失ったと思い太陽のような明るさが一転、どこまでも執拗にクマ(キナイ)を追う。
愛を贅沢に受けていた末っ子・キナイは、実の兄に命を狙われながら子熊のコーダと旅をするうちに自分のトーテム「愛」の意味を知ることに…。
絵が可愛くないとか話がつまらんとかいう批評もちらほら目にしますが、「ムーラン」「ポカホンタス」が大好きな私にとってはなんの違和感もないですね。
ハードな話の展開も、お気楽ディズニーらしくなくていい。
むしろ、手書きアニメーションのキャラがかつて無いほどに細やかな「演技」をするのに感動してしまいました。
アニキャラに演技賞を与えられるなら、
主演男優賞;キナイ(クマバージョン)
助演男優賞;デナヒ
〃(次点);コーダ
…に授与したいと思います(笑)。
特に、次兄デナヒには惚れました(爆)。
早くDVDで見直したい!
こんなアニメは初めてです。
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