死なないで

2006年10月30日 エッセイ
いたいけなお子さんたちが自ら命を絶つ不幸が
続いているように見えます。

虐め。
どこからがイジメで、どこまでがそうでないのか。
腹立ち紛れのちょっとした言葉が致命傷になったりもするのかも。

もちろん、自殺まで追い込まれたのだから
「ちょっとした」ものではなかったのだろう。

中学時代の自分を思い起こしてみても
友人関係の嫌なことばかり思い出されて
今考えても死にたくなる。
やはり親に相談なんてしなかった。
話せば論理的に応えてくれる親ばかりじゃない。
親は見事なくらいに子の学校生活に無関心で
「問題なんてあるはず無い」くらいにしか思ってなかったんだからさ。

まぁそのおかげなのかどうなのか
自分は自分でしかない、
他人は他人でしかない。
自分の問題は誰にも本当に理解してはもらえない。親でさえも。
だから誰にも甘えない。
という、変に一本筋が通った実に可愛くない子どもができあがった。

だからといって私自身、それが良かったのかどうか分からない。
ただ、今生きながらえてはいるのだけど。
自分が世の中の役に立っているか
お荷物なのか
居ない方がいい人間なのか自分では分からない。

「自分なんか居なくなってもいい人間だ」
と思っている瞬間は
多分、ほんとうに居なくてもいい人間だ。
その通りだ。
その瞬間に
どこかで新しい希望に満ちた人間が生まれているんだから。
自ら存在を否定する瞬間に
コップから溢れる水滴の一部になってるんだと思う。

自分もしょっちゅう落ち込んで、
底からはい上がれない気分になることばかりだから、
そう思うことにしている。

人間は独りだよね。
一見仲間たちとわいわい楽しげにやってる人たちは
お互いに頭を押さえ合っているんだよ。
ひとりだけ抜きんでないようにね。
裏じゃもちろん悪口合戦なの。
いやだけどそういう人間だって世の中に必要なんだ。

常に浮いてるひとりぼっちの君だって
冷静に物事を判断できる貴重な人間かも知れない。

だから。
死なないで欲しいんだ。

ある米映画の台詞で

「オヤジからもらった最高のアドヴァイスは
橋から飛び降りる友人の後を追う必要はない、だった」

というのがあって
楽しく心温まる映画だっただけに、その一見突き放した台詞がとても印象深かった。
あんまり野球に詳しくない一般人の意見ですが
だったら意見するなと言われるかも知れないですが
圧倒的に世間は一般人が構成しているわけで
その一人として意見を。

大嶺君。
そろそろ、親替わりの監督さんから巣立ちなさい。
そのせいで彼と確執や断絶が生じてもいい。
誰からも祝福される旅立ちなんてない。
もし自分の気持ちを理解してもらいたいなら、
一生掛けてすればいい。

地元地元っていうけど
プロになったら福岡だけで闘ってる訳じゃないし
おじいちゃんおばあちゃんに何かあっても
シーズン中の試合ほっぽって面倒見られる訳じゃありません。
プロ野球選手じゃなくたって
同じような立場の人は全国にごまんといます。
自分のやりたいことを貫くなら
他人に罵声浴びても
身近な大切な人を悲しませることがあっても仕方ありません。

身も心も自立することで、
他球団に指名された高校球児たちと鎬を削り
一回りも二回りも成長してホークスファンのみならず
野球ファンすべてを幸せにして下さい。
それが地元の人たちの恩に報いることになるのではないですか。

それから
周りの大人たち。
気持ちよく彼の背中を押して上げて下さい。
紀子さまにご長男が誕生された。
皇室の方であれ、一般人であれ、
喜びと不安とともに過ごされた9ヶ月弱を経て
無事に出産されたこと、お元気なお子さんであったことは
感慨もひとしおだと思う。

紀子さまは第三子にして帝王切開にならざるを得なかったわけだが、
今回は完全に近い前置胎盤だったそうで、
これは医師の選択が正しかったといえる。
ひとつのお産に10人体制ではりついていれば
万が一「何か」あったとしても
対応は万全でしょうけど。

帝王切開出産の方々は自然分娩に少なからずコンプレックスを抱いているので、
紀子様のおかげで少しは市民権&認知度が高くなるだろう。

出産というのは本当に千差万別、
ひとつとして同じパターンはないというくらい
ひとりひとり違っているし、
どんなに出産の過程がつらくても
とりあえず子どもが元気なら良しとされてしまうものだが

お産をなめたらいけません

経膣分娩にせよ
帝王切開にせよ
お産の瞬間には母子共にものすごい劇的な変化が身体の中で起こっているし、
ヘタクソな医師に胎盤処理されたりすると失血死する恐れだってある。
極端に言うと

一番「臨死」に近い状況だと。

実際亡くなられるお子さんやお母さんだっているのだ。
日本は先進国の中でも、出産時の母子死亡率がものすごく高いそうだ。
それは安易に出産をコントロールしようとしたり
「お産はほっといても進む。産めないのは母体の責任」
という考えが深く根付いているせいだと思う。

断っておくが
医者は死産しても母が亡くなっても後遺症があっても

絶対謝りません

悲しいことに、そういった不幸な者に対して
一番無神経で残酷な台詞を吐くのが
同じ出産経験のある母たちなのだ。

武勇伝はいくらでもある。
でも他人に語るな。
語るなら内々に家族の中でお願いします。

そして何がいいたいのかというと

一般人のお産の時にも
10人はいらいないが
万全の体制でお願いしたいなということ。

親王様のお健やかなご成長をお祈り申し上げます。
ちょっとここんとこ、溜まってる物がありまして。
まぁここはあたしのブログだし
もともと毒吐きのために開設したんだからいいでしょ。

えーと、苦手な人がいるんですよ。
子どもがらみなんですがね。

子ども同士はえらい波長が合ってて、それはとっても微笑ましい。
とってもいい関係なのだ。
それは否定しないし、邪魔するつもりはない。

だーけーど〜〜〜〜お。

これから母になる人や、
これからお子さんを集団生活に放り込もうとしている方に
これだけは言っておきたい。

子ども同士と親同士の相性は全くと言っていいくらい関連ありまへん。
はい全っ然

人には好みというか相性というか、そんな主観的な判断基準、
確かにあるさ。
子を持つ親になると自分の都合で相手を選んだりするようになってしまう。
ある程度仕方ないと思ってる。
自分だってそうやってズルイ人間関係してる部分もなくなはい。

だけど、自分時間のなかで一方的に自分理論で
人を使うなと文句言いたくなる人がいるんだって。
私も頼られれば調子に乗っていい顔しちゃうこともあるよ。
でも最低限のマナーってあるじゃん。
メール書いたら返すとかさ(←基本でしょ)。
人に物を頼むときには
頼まれた人に判断をゆだねるようなことはしないとかさ。
それがどんなに頼まれ人にとっては負担なことか
あのぉ〜「想像力」って言葉知ってますか?

段取りくらいてめーがしろってんだよ!(はぁはぁ)

お願いだから善人面して私に近づいてこないでくらはい(心の叫び)

毒吐き終了。
私は少々癖のある子どもだったので
母にとっては大分扱いにくい存在だったに違いないし、
親子だからと言って、絵に描いたような仲良し母娘という感じでもなかった。
むしろ、かなり冷めた関係だったように思う。

母は一生懸命なひとで、
我慢強く、尊敬できる人だったけど
どうしようもなく矛盾だらけで愚かな所もあった。

(実際、愚かじゃない母なんているんだろうか?)

大人になり、親元を離れ、
少なくとも親の脛をかじってはいないのだと
虚勢を張ることに意地を張っていた時期もあった。

たまに故郷に帰り、一緒に食事をすると
きまって母は食後に
「ソフト(クリーム)たべる?」
「クリームソーダ飲む?」
と奨めてきた。

幼い頃、大家族の世話で多忙だった母の息抜きにつきあって
よくデパートのレストランで飲んだクリームソーダは、
きらきらと輝いて、綺麗で、甘くて、ほんとうに幸せな味がした。

しかし、すでに「大人」になった私は、つい
(もうそんな子どもっぽいものは)
「いらない」
と毎回むげに断っていた。

そんな私の前で、恥ずかしそうにソーダを注文し、
幸せそうに飲んでいた母。
あのとき、一緒に飲んでおけばよかったな。

さようなら。ありがとう。
そして、お疲れ様でした。
売上金の殆どが流通・宣伝費に費やされ、
わずかな金額が貧しさをなくそう、という
啓発「活動」に主に使われるそうですね。

それでもいいじゃないか、「知ること」は大事だよ、と言う意見にも
「初めは格好から入っちゃったのよねぇ〜」という若者らしい主催者の照れ隠しにも、
うなずける点はあるのですが…

連帯感が欲しいならホータイでもバンダナでも
手作りのブレスでも巻けばいいのじゃないかとか思う私はケチ。
近くのコンビニで小銭を寄付するか
ドラえもん基金のQ2に電話するとか
地味に生協のOCRで募金イタシマス。

そういえばマジレンジャーの映画を見たときに
「ヒーローブレス」なるものをいただきましたが
「ハァ?」といいたくなるような赤い、かぶれそうなゴムのブレスレットで
「意味不明〜!ただの不燃ゴミじゃん!環境破壊や!イラネ
と思っていましたが
もしかしたらこのブレスを模したものだったんでしょうか。
はやり物だったとは気づきませんでした。
子もティーン近くになると(女)、色々大変です。
人間関係に悩むことが多いです。

女であるが故の不誠実が如実に表れてきます(苦笑)。

で、そのネチネチした友達関係を目の当たりにし、
そのせいで不機嫌になったりする子にどう接するか、なんですが…

一応放任です。建前は(爆)。
しかし、そうもいかないこともあります。
相手の子に我慢ならないこともあるので、
また、自分の子にも情けない所やずるいところがあるので、
ブチキレます。双方に。

人当たりのいい、物腰の柔らかな優しい母ではないので(苦笑)
理不尽な大人の怒りをぶつけてやります。

「しっかりしろ」というのではないです。
コドモなんだから「しっかり」してるはずがありません。
コドモに「思いやり」なんて無いんです。
自分のことばっかりです。それでいいです。

もしあったとしたら、学校で教えられた、形而上的「思いやり」という記号化された行為をしってるだけです。

ただ、あんたらのそういう行動は気に入らない、ということを
なるべく冷静に、ではなく、出来るだけ嫌そうに言ってやります(爆)。
母が一番身近な、理不尽な大人なんだっ!

自分にとって(都合の)いいヤツもいる。悪いヤツもいる。
理不尽に嫌ったら、自分も誰かから理不尽に嫌われる。
神様じゃないんだから、嫌ってもいいんだよ。
嫌われても、あなたはつまらない人間じゃないんだよ。
私はあなたから嫌われても、嫌いにならないよ。

ヒトの悪口を言っちゃいけません。
友達には優しくしましょう。
ヒトには誰しも、良いところと悪いところがあります。
そのバランスが大切なのです。
お友達のいいところを見てあげましょう。
…なんて、変に悟るのは30過ぎてからにしてください。

情報でイッパイの大人コドモ、脳みそはもう老人並。
逃げ道をイッパイ知ってるんです。
キモイから、もっとぶつかって、戦って、悩んでください。
強くなれ、何て言わないから。
あ、また矛盾だ(^_^;)。

ゆずちゃん

2005年4月28日 エッセイ
突然命を絶たれること。
悲しいけれど、そういうことは現実にたびたびあります。

阪神淡路大震災で亡くなった小学生、ゆずちゃん。
さんすうがちょっと苦手で、風船がだいすきで、将来は風船やさんになるのが夢だった。
震災が無ければ、ケンカしたり、仲直りしたりしながらごく当たり前の日常をすごし、幸福な日常の中でお互い記憶の片隅に残るか残らないかの存在だったことでしょう。
ゆずちゃんの同級生の男の子の視点で語られるこの絵本は、
突然、なんの前触れもなく将来を絶たれてしまう不条理を突きつけます。

本当は、子どもに「不条理」を突きつけるのはあまりしたくは無いです。
アニメ「ブラックジャック」は原作の厳しさを敢えて避けている嫌いがありますが、毎週視聴するもののなかで、どうにも納得がいかないことを連続して見せられるのは精神的にキツイので、これはこれで仕方のないことだと思っています。

絵本「ゆずちゃん」では、最後に
残された人たちの想いを託して、ゆずちゃんの大好きだった色とりどりの風船を空に飛ばします。
そのシーンがあまりに美しくて、哀しくてどうにも涙が止まりませんでした。

わすれないよ。
いっしょにいたじかん、たのしかったよ。

そんな想いでしょうか。

小学校中学年くらいのお子さんに、是非読み聞かせてあげたい絵本ですね。

*****
Melodies Of Life/ 唄・白鳥英美子

宛てもなく彷徨っていた
手がかりもなく探しつづけた
あなたがくれた想い出を
心を癒す詩にして

約束もすることもなく
交わす言葉を決めたりもせず
抱きしめ そして確かめた
日々は二度と帰らぬ

記憶の中の手を振るあなたは
わたしの名を呼ぶことが出来るの

あふれるその涙を
輝く勇気にかえて
いのちはつづく
夜を越え
疑うことのない明日へと続く

飛ぶ鳥の向こうの空へ
いくつの記憶預けただろう
儚い希望も夢も
届かぬ場所に忘れて

めぐり逢うのは偶然と言えるの
別れる時が必ず来るのに

消え行く運命でも
君が生きている限り
いのちはつづく
永遠に
その力の限りどこまでも

わたしが死のうとも
君が生きている限り
いのちはつづく
永遠に
その力の限りどこまでもつづく

試聴音源
http://www.robertsetiadi.or.id/fantasy/lyrics/melody2.htm

amazonリンク
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000051T48/qid=1114662436/sr=8-1/ref=sr_8_xs_ap_i1_xgl/250-8212311-5927452
マジレンジャーを見る前に「怪傑ゾロリ」を何とな〜く見てるんですが、今週のお話には不覚にも涙が。

ある魔法使いの女の子が言うんです。
「私は戦争をなくしたい。銃を撃ったら、弾が花束になる魔法を探しているの。大砲とか、大きい弾になればなるほど大きい花束になるの。そうしたら、みんな戦うのがバカバカしくなって、きっとこの世から戦争がなくなると思うの」

…ほんとうにそうですよね。
そんな魔法、ほんとうにあったらいいな。
だれか作ってくれ。真剣に思ってしまった。

だいたい、力で人をねじ伏せるという究極の幼稚な交渉手段に、
なぜ「殺人」や「破壊」が必須なんでしょうね。
武器だって、殺傷能力がなくても良いんじゃないの。
邪魔だてするモノを一時的に黙らせる必要があるとしても、ですよ。

今、日本は一部の国の一部の人たちから
ブームのように責め立てられていますが、
決して日本は怒りをあらわにしてはいけないと思う。

怒っている人々の気持ちは静かに受け止め、話を聞いてあげるべきだと思う。
たとえ相手の言うことが間違った認識と歴史の曲解にもとづいたものだとしても、です。

最悪なのは、
「そっちがそういうならおまえの国だって…!!」
と相手の痛いところを突いて報復することです。

相手が(自分に都合の)悪いことをしたからと言って
やたらと恨まない。
憎まない。
仕返ししない。
でも悪いことは悪いと認めさせる。

いつも子どもに言ってることです。
子どもは素直に聞きますよ。
大人はなんで出来ないんでしょうね。

今回、不幸にも酷い電事故が発生してしまいましたが、
運転手は数十秒、数分の遅れを起こすと
叱責・訓告だけじゃなく、減給にもなるとか。
事故の原因は明らかではないですが、
ペナルティで締め付けることは必ずしも良い結果を生まない。

受験生のために止まらない駅に列車を止めるのは反対ですが、
安全のために遅れるのはしかたないこと。
飛び込みがあってもpunctualな、効率優先の精神は非人間的で恐ろしいです。

北朝鮮の問題にしても、
誠意が通じる相手じゃないとギュウギュウに苦しめるのはやはり賛成出来ないです。
キレて自暴自棄になった生き物ほど手に負えないものは無いからです。
盗人に負い銭と言われても、援助は続けた方が私個人は思うのですが。

先に触れた「ゾロリ」の魔法使いのような人が現れて、
攻撃の代わりに思いやりをお互いに与えあうような、
そんな優しい社会をつくる魔法の呪文を手に入れたいですね。
昨日、関東から東北にかけて大きな地震がありましたね。
それと関係あるかどうかわかりませんが、
うちのガス給湯器のリモコン(壁に取り付けてある)に半日前から異常が発生していました。

地震が起こったのは昨日の朝の7時25分頃。

一昨日の夜7時頃(発生約12時間前)、お風呂の保温で使用中のガス給湯器のリモコンの液晶表示が突如OFF状態に(ブレーカーが下がった状態)。→しばらくたってから復帰。

同日夜中11時50分頃、スイッチをOFF状態だったのが、
いつのまにか液晶表示が消失(まっちろ状態)。
スイッチを入れようとすると、チカチカして消える状態。

地震発生当日朝、ONにはなるが、時間がたつと消える、を繰り返す。

7時25分頃 地震発生。

9時 修理会社にTEL。
2日後に来るとの返事(おせーよ)。

10時 試しにONにしてみると、復帰。
以降、なんの異常も発生していない。

はっきりいって年期が入っている給湯器なのですが、
先日本体のほうは修理・点検をしたばかりで全く問題ないはずなので、これが壊れる理由はとりあえず見あたらないです。
もうすこし様子を見てないとなんともいえないですが、
もしかしたら地震の予兆の一つでは、と思えます。

岩石に圧を欠けて砕く瞬間には電磁波が発生するそうです。
地震の前にも同じ理由でものすごいレベルの電磁波が発生する(地震雲の原因になる)そうですから、あながち無関係ともいえないですよね。

似たような現象を見かけたらご用心、ですよ〜:-)
休日はダンナがPCの前から動かないので
習い事に行っている子どものPCから自分のサイトにログインしようと思ってジオシティーズに入ると、子がいつの間にか自分のイラストサイトなんぞを作っててびっくり。
しかーも。
あたしのサイトよりよっぽどヒットしてるぜ…(遠い目)
素材作って配布してる…

な、なんなんだこれはぁ〜!

子のPCにはwordもexcelもfrontpageも入ってないのに…
タグ打ちで作ってる…

…たく
成績のことでさんざん喝入れたあとにこんなもの発見するとは…

まぁしばらく知らんぷりしていましょう。

しっかし、オタクは遺伝するのか!?
彼女が晴れて(!?)腐女子になった暁には、
私のサイトもカミングアウトしましょうかね。

映画の祭典

2005年3月1日 エッセイ
映画の祭典・アカデミー賞授賞式が終わりましたね。
昨日、ちらちらと見ていたのでですが
いつも思うのは、
「アカデミー賞では、俳優さんもアガるのねぇ…」ということ。

俳優さんだけじゃなく、ゲストのミュージシャンたちもめちゃくちゃ舞い上がってる。
あのプリンスも噛みまくってましたね(笑)。

また、思うのは、あちらの俳優さんたちの芸達者ぶり。
昨年だったか、たった一人でMCとショウを仕切りきったビリー・クリスタルには思わずテレビの前で拍手を贈ってしまった位でした。

今年はクリス・ロックのシャベリがメインで演出自体はさほど凝ってはいませんでしたが、驚いたのはアントニオ・バンデラスの歌!!
カコイイ…うまい…///!
バンデラスの「怪人」(オファーがあったらしい)、見たかったなぁ…

あ、デカプーは残念でしたね。
でもカレは若いし。
シリアス系から抜け出て、いっぺん自分を壊してみるのもいいんじゃないかなぁ…
素人考えですが(^_^;)。

最後のプレゼンター、D.ホフマンとB.ストライサンドの
「あら、眼鏡をわすれちゃったからハニー、アナタが(受賞作名)読んでよ!」なんて、おとぼけぶりもご愛敬でしたね。

いずれにしても、受賞者たちの幸せそうな満面の笑顔にも、空気を読まない長めのコメントにも(爆)、見ているこちらまで幸せな気持ちにさせられました。(^o^)
小林製薬さんはえらい。
世の中の密かに困ったこと、でも口には出していえなかった困りごとを口に出して言ってくれる(笑)。

サラサーティの宣伝を初めて見たときにはぶっとびました。
おばさんとはいえ、女優さんが「○○○○の悩み!云々かんぬん」とテレビで言ったときの衝撃はすごい。
今では見慣れたもので、ほとんど無視(認知ともいう)されていますが…。
しかし、これで救われた外泊女は何万人いることでしょうか(言うな)。

だいたいはシモのことが多いですが
そのほかでも熱さまシートだの、なめらかかとだの、あるわあるわすごいネーミング。一体誰が考えるんでしょう。

で、この「イララック」だけども、これを見たときも
「おおお〜っ!ついにやってくれたね、小林製薬!」と拍手喝采を贈りたくなりましたね。
ネーミングがあれなんで、買ったことはないんですが(苦笑)。

女性に特有のPMS(月経前緊張症)はもっと社会問題にしたほうがいいと常々思ってました。
これを世間が正しく理解してくれるだけで世の中少しは平和になるのではないかと。
自分も出産後はPMSがかなり酷く、漢方薬局に飛び込んで薬を処方してもらったことがあった位だ。
そのときは薬が聞いたと言うよりは、薬局のおばさまに話を聞いてもらって慰めてもらったことの方が大きかったけれど(苦笑)。

毎月毎月、この不快症状は必ずやってくる。
きれいだったものが鬱陶しく見え、
可愛いと思っていたものが憎らしく見え、
この上なく邪険にしてみたくなる。
ちゃぶ台があったらひっくり返したくなる。
全部PMSだと分かっているんだがやめられないんである。

イララックが効くかどうかは別にして、
人間は所詮ケモノの一種であると毎月自覚させられる女としては、もっともっと他の製薬会社も競ってPMS対策に取り組み、世間の認知度を上げて欲しいと思う今日この頃です。

ずんだもち

2004年11月25日 エッセイ
ずんだもちとは。
おそらく、北国の方しか知らないのではないでしょうか。
枝豆をすりつぶし、お砂糖と塩で味付けした緑色のおはぎです。

春と秋の彼岸に母が来客用に大量に作る、あずきのおはぎが大好きでした。
が、ずんだもちだけは気味が悪くて食べられなかった…
だって、枝豆に砂糖で味付けしてあるんだよ…
小さいときは、この「緑のあんこ」が恐怖でしかたありませんでした。

が、今は無性に食べたくて仕方がありません。
ときどき取り寄せて食べてみたりするのだけれど、
どんなに有名な和菓子屋さんのものでも、やっぱり手作りのものにはかなわないのです。
というか、お上品にセロファンに包んであるような風情の食べ物じゃないんですよ。
大きなお皿にどどん!と山盛りで、やってくるお客さんを満面の笑顔で迎えるような温かさは、お店のものでは醸し出せないのです。

お正月が近づくと、お汁粉用の小豆をこれまた大量に茹で、こしあんを作るのですが、ほかほかの小豆をざるに空け、すりこぎ棒でつぶしてサラシで煮汁をぎゅっと絞る。
そんな工程を見たり手伝ったりするのが大好きでした。

特にお金持ちでもなく、親も大袈裟に可愛がってくれたりもしなかったけれど、そういう何気ないおだやかな風景が焼き付いているのって、やっぱり幸せな子ども時代だったんだな、と今は思えます。

今は何でも即座に要求に応えることを求められるけど、
ゆったりと「生活」する風景を、自分の子どもにも伝えられたらなぁと、しみじみ思う今日この頃です。

1 2