「銀魂」読んでて、なんとな〜く
この不条理でボケキャラだらけのノリに既視感を感じることしきりの今日この頃。

気づいた。

これって
これってもしかして
トロピカル半次郎のノリに近くね?


分からない人のために軽く解説すると
「トロピカル半次郎」とは
80年代にLaLaに掲載された高口里純先生の
不条理ギャグマンガである。
半次郎先生は自称サドの数学教師。
それに絡む生徒が天然少女・瀬戸内海(うみ)ちゃんとテンション低めの吐井とるす。
どれがボケなのか突っ込みなのかようわからんこの三人を中心に
笑って良いのか悪いのかようわからんギャグ満載の
実にゆる〜い漫画なんである。
略して「トロ半」と呼ぶw

も一つ近いノリの漫画は魔夜峰夫氏の「ラシャーヌ!」ですかね。
ラシャーヌのハンパないボケっぷりも
ダイアローグのノリもテンポもなんか似てる。

しっかし、自分の漫画鑑賞歴振り返ってみると
結局何あたしって
ぶっちゃけギャグマンガが一番好きなんじゃ?

かわみなみさんの「ノストラ探偵団」しかり、
青池保子さんの「イブの息子達」しかり…

みんなめちゃくちゃな世界観のばっかだし(苦笑)。

これらには重要な共通点がある。
それは
「この(漫画の)世界に入っていきた〜い!
お願い!エキストラで良いから!!あたしも混ぜてェエエ!!」

と真剣に思ってしまうところだ(爆)。

また、私が思うに、
漫画家には臨界点があって、それを過ぎると
妙にこなれてきてキャラに精気がなくなる。

私にとってのそれは
高口里純さんは「花のあすか組!」
青池保子さんは「Z」
ぐらいからかな。
もう急激に興味失ったわよ。

「銀魂」空知さんは最近絵柄が安定してきて
そういう危うさを感じる。
若いんだから、まだまだ下手で良いのになぁ(ごめん)。
「臨界」に達するには早すぎる。

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