TVドラマでもおなじみ?
でずにの「ラマ」のクスコ役のデヴィッド・スペード主演。
偶然見かけてはまってしまった映画です。

子ども時代に一世を風靡したスターは
大人になって大成することはあちらでも希らしい。

ハリウッドでも、私の記憶する限り、
成功しているのは
ドリュー・バリモア(E.T.→チャリエン)
クリスチャン・ベール(太陽の帝国→バットマン)
ショーン・アスティン(グーニーズ→指輪)
くらいかな。

この映画はご多分に漏れず
子役時代に黄金期を過ごしてしまい
大人になってツキから見放されたエキセントリックな俳優の話。

主演のD.スペードがいい。
小柄ながらもミッキー・ローク風のの風貌が
失われた子供時代を取り戻すという設定にあっている。
なかなか母性本能をくすぐってくれるのだ。

また、もうひとつの見所はカメオ出演の俳優たち。
監督のR.ライナー然り
アイドル歌手のレイフ・ギャレット(オサーン化)。
アリッサ・ミラノのお色気たっぷり度。
現役で成功してるブレンダン・フレイザーにはびっくり(笑)。
グーニーズに出ていたコニー・フェルドマンも元気そうだ。

実際の「堕ちた」子役たちの現在をリアルで見ながらも
悲壮にならないのは
イヤなヤツがあまり出てこないから、だよね。

主人公のディッキーは
偽物ながら温かい家庭を疑似体験しながら
金でも名誉でも無い
失われた幸せな日々を取り戻す。

自分の幸せはどこにあるのか。
それはごく身近にあったんだよと教えてくれる。
ユーモアたっぷりに教えてくれる佳作。

D.スペードは脚本も書いている。
これは才能ですね。
俳優にしておくのはもったいないかも。

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