ロン・ハワードの映画って言えば
「わかりやすい」画面作りだと思うのですが
これはその彼のド素人にも易しい語り口が
映画を陳腐にしてる。

久しぶりに時計をチラチラ見ちゃう映画を見た。

テーマに沿った感想を言うとすれば
「人間は神なのか」とか
「宗教と人」なんだろうけど
アニミズムが遺伝子に練り込まれてる日本人の端くれから見ると
教義が一人歩きして
人を殺めるのも良しとする宗教なんて
もはや近代の人間には必要ないだろ、とか思えてしまうわけで。

それでも人間は唯一自分の為だけじゃなく
人のためにも「祈る」動物だろうし
子孫の存続のみを生命の目的としている他の生き物とは違う。
キリストの存在が奇跡なのではなく
私たち人間の存在そのものが奇跡なんでは。

ぶっちゃけ、何かの末裔とか血なんてべつにどーだっていいっすよ。
あたしたちだって、古代から累々と受け継がれた大和民族(怪しいが)の末裔だわさ。

ああ、そういえば、「レイダース・失われたアーク」(インディ1)で序盤で串刺しになってた人がずいぶんと出世した役をもらっていてびっくりした。

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