病院の実力が客観的に分かる本です。
手術実績数などの具体的なデータが載っています。

まだまだ患者の立場は弱いです。
このたぐいの本を持って病院に行ける人は、
よほどの嫌われ者に違いありません。

ちなみに私の身内が亡くなった病院では
内科の手術実績がなんとゼロでした。

そのことについて、今の今まで全く知りませんでした。
表面的なケアはかなり行き届いた「良い病院」でしたが
治療の実力はほとんど期待できないレベルだったということですね。
担当医師を信頼して身体を預けていたのに
ほんとうにショックです。

転院はかなりの勇気が入ります。
田舎の狭い地域社会では、尚更、義理堅ければ義理堅いほど
病院の餌食になってしまいます。

検査を受けたら最後、そこが自分の墓場になるかも知れないんですよ。冗談抜きで。

この本のように、病院の情報開示が進めば進むほど、今後は病院と患者の間をつなぐ医療コーディネーターのようなものの役割が大きくなるんじゃないかな。
一日も早く、そういう日が来て欲しいと願うばかりです。

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