白夜行 第二話 〜いきなり失速しました〜
第一話があまりに出来が良かったので
第二話、鼻息荒くして鑑賞(苦笑)。

正直、ちょっと期待はずれ( -.-)

子どもの頃の彼らは子どもであるが故に自分で選べる道の選択肢は限られている。
幼いなりに「大人から」自分を守ろうとし、
自分の大切な人を守ろうと必死だった。

雪穂の愛読書(図書館の本)に手紙を挟んでメッセージを送るのも、
罪を犯した二人にはあまりにも危険なやりとりだけど
こどもの発想ならあり得る。
その危うさに見ている者はハラハラするのだ。

が、成長した二人となると話は違ってくる。
高校生とはいえ、今時の話だ。
7年間の間に、もう少し、今時の日常に染まり、現代っ子らしい知恵をつけていてもいいのではないか。

この二人が再会して、お互いに都合の悪い人物を抱え、
彼らなりの「始末」をする計画を立てるのだが
そのやり方も痛すぎる。
笹垣(刑事)がただでさえうろうろしてかぎ回ってるのに
雪穂を家に連れ込んだり
ターゲットをの人型を作るなんてなぁ…
ありえないでしょ?
時効の日を記した手紙を図書館の本に挟んで決意表明もなぁ…
あんたらほんとに高校生?┐( ̄ヘ ̄)┌ フゥゥ〜

雪穂がいじめにあって過去を探られる根本的なきっかけも訳わかんないし。

成長した彼らは、同じ罪を背負っているという同士であり
この7年間孤独だった。
その気持ちは察する。
でも、視聴者は悲劇の主人公として盛り上がる彼らに同調(同情じゃないよ)できないのではないかな?
それは彼らに根本的に欠落している視点があるからだ。

菊池君が雪穂と亮二の父の写真を持っていたように、
図書館のおばさんが二人を見守っていたように、
友人が予期せぬ場所で待っていたように、
どんな人でも一人では存在し得ないのだ。

思慮の浅い高校生だからしょうがないのか…

重すぎる過去を振り切って前に進もうとする雪穂に翻弄される亮二…という設定なんだろうけど、
綾瀬はるかさんじゃ、「イジメに切れて本性を表した女子高生」にしか見えないのが残念。
今後に期待したいけど、途中脱落もありかなぁ。

コメント

nophoto
福田麻由子
2006年2月12日11:58

>ターゲットをの人型を作るなんてなぁ…
「ターゲットをの」は「ターゲットの」の書き間違いではないでしょうか。
また、「人型」は「人形(ひとがた)」では?

エーコ
エーコ
2006年2月12日23:18

コメントありがとうございます。
ご指摘おっしゃるとおりです。
わざわざありがとうございました。