<その2>
夫人のことにしてはどうもおかしいと思っていると、ドアが開き
本能的に寝具の中に身を隠すハリー。
ベッドに座っていたジニーとハーマイオニーはその拍子に床に落っこちてしまいます。
戸口には息をのむほど美しい女性、フルール・デラクアが重そうな朝食のトレーを持って立っていました。
そばにいるウィーズリー夫人は困惑したような表情。
フルールは問題ないといいあくまで優美な仕草でハリーに挨拶をします。
妹のガブリエラをおぼえているかと言うのでここにいるのかと尋ねると
「妹はここにいないわよ、おばかさんねっ♪」
聞けば、フルールはビルと結婚する事になったらしい。
ビルが仕事で忙しく、フルールは英語力が不十分なため(彼女はフランスの魔女でしたね)自分はグリンゴッツでパートタイムの仕事しかしていないから、
数日間家族とお互いを知るために滞在することにしたが、料理ぐらいしかすることがない。
「どうぞ召し上がれ!、アリー(ハリー)!」
ひととおりフランス語なまりの英語でまくし立てて、彼女は寝室から出て行きます。
気まずい雰囲気の寝室で
ジニーは「ママは彼女が嫌いなのよ」と言います。
夫人は否定し、たった一年の交際期間で、例のあの人がいつ襲ってきても、人が何時亡くなってもおかしくないこの時期に急いで婚約したことが気に入らないと言います。
ジニーはパパもママもそうだったんでしょと皮肉を言いつつ、フルールを「牛みたい」だと言います。
夫人はたしなめますがみんな吹き出してしまいます。
彼女の処遇には皆頭を悩ませ、どうしたら良いか話し合います。。
一緒に住むなんて考えられない、夫人が結婚を止めてくれたらいいのに。
トンクスをいつもディナーに呼んで、ビルがトンクスに惚れるようにしたらどうか、など(笑)
彼女はaurorで頭も良い、Triwizard選手権に選ばれたほど優秀。
トンクスのほうがいい。
Phlegmよりかはましだけどね。(酷っ)
とにかく酷い嫌われようです。
話題はトンクスのことに移ります。
彼女は最近笑顔を見せなくなり、モーニング・マートルより陰気くさい。
この話題はシリウスの件につながっているのでハリーは沈みます。
トンクスはシリウスの死は自分の責任だと思っていて生き残って罪悪感を感じている。
そのせいで以前のように変身術を操れなったのだとか。
話をしているとウィーズリー夫人が再び現れ、
ジニーに昼食の準備を手伝うように命じます。
ジニー曰く「アイツと二人きりでいるのがイヤなのよ!」
ハーマイオニーはフレッドとジョージが置いていった箱をのぞき込み
望遠鏡のようなものを取り出します。
夫人は彼らが商売の才があるといっていたけど、と言うと
ロンは「そんなもんじゃないよ!売り上げランキングに入ってるくらいなんだ」と言います。
パーシーのことを尋ねると、相変わらず両親とは冷戦状態らしい。
「ダンブルドアが言っていたけど、過ちを認めて人を許すことは正しく生きることより遙かに難しいって」とハーマイオニー。
「いかにもダンブルドアの言いそうな気休めだな」とロン。
ハリーは今年、ダンブルドアの個人レッスンを受けることになり、それはたぶん予言のせいだろうと言います。
「奴ら」が魔法省から盗もうとした予言。
ハーマイオニーは「もう粉々になってしまったから、ほんとうに何が書いてあったのかは誰にも分からないのよ」と言います。
ハリーは予言は正しかった、と言います。
ダンブルドアは予言でその役割を負っていたのでハリーに彼の宿命を告げた。
ヴォルデモートを倒せる者は自分であり、そうなったら双方無事ではいられないということ。
三人に沈黙が訪れます。
…直後、大きな爆発音が響き、ハーマイオニーが黒い煙の向こうに消えてしまいます。
ハーマイオニーはさっきの望遠鏡を持って、目に隈をつくって青あざをつくって現れます。
案の定、望遠鏡の片方から小さな拳が飛び出しています。
ロンは笑いをこらえながら「そのくらいの傷なら母さんが治せるよ」と言います。
ふたりはハリーに予言が恐ろしくないかと尋ねますがハリーは何となく予期していたことで、そうでもないといいます。
ひたすらハリーを気遣うハーマイオニーとロン。
その二人の温かさにハリーは安らぎを感じます。
話題はO.W.L(5年生の学位)の結果に移ります。
その結果はどうやら今日とどくようです。
ふくろう便がくるかどうか確かめに階下へ降りるハーマイオニー。
しかし彼女はその前にウィーズリー夫人に怪我の手当を受けることに。
「こんなんじゃどこへも行けないわ!」
フルールは
「ビルが言ってましたわ、フレッドとジョージはとても面白いんですってね!」
(空気ヨメ・笑)
「そうよ、おっかしくって息が詰まっちゃうくらいよっ」とハーちゃん逆襲。
夫人によるとまだフクロウ便はとどいていない。
O.W.Lの結果が分かるまで、皆そわそわしまくり。
ハーマイオニーはロンに結果を待ってるのはお前だけじゃない、とたしなめられます。
ハリーも結果が気になって食欲もなくなってしまいます。
そのうちにフクロウたちがやってきます。
おそるおそる結果を見る三人。
ハリーの成績はまぁまぁでなんとか合格。
ロンもなんとか合格のようです。
ハーマイオニーは浮かない顔です。たったひとつ、「優」が付かなかったことが悔しかったようです。
しかしこれで、晴れて三人とも最上級生。
ハリーは、ヴォルデモートに勝つためにはAurorになる必要があると思い、
それを目指して試験に臨みましたが、「魔法薬」が「良」だったため、その野望はついえてしまいました。
Aurorになれなければ、一体誰が予言に従ってヴォルデモートを倒し、かつ生き残ることが出来ようか。
ハリーの心中は複雑です。
この章のタイトルですが、フレムはフルールを悪く例えた呼び名で、excessは「行き過ぎ」ですが、直訳すると痰の過剰・笑。痰が絡んで息が出来ないってことなんでしょうか?よくわかりまへんm(_ _)m
夫人のことにしてはどうもおかしいと思っていると、ドアが開き
本能的に寝具の中に身を隠すハリー。
ベッドに座っていたジニーとハーマイオニーはその拍子に床に落っこちてしまいます。
戸口には息をのむほど美しい女性、フルール・デラクアが重そうな朝食のトレーを持って立っていました。
そばにいるウィーズリー夫人は困惑したような表情。
フルールは問題ないといいあくまで優美な仕草でハリーに挨拶をします。
妹のガブリエラをおぼえているかと言うのでここにいるのかと尋ねると
「妹はここにいないわよ、おばかさんねっ♪」
聞けば、フルールはビルと結婚する事になったらしい。
ビルが仕事で忙しく、フルールは英語力が不十分なため(彼女はフランスの魔女でしたね)自分はグリンゴッツでパートタイムの仕事しかしていないから、
数日間家族とお互いを知るために滞在することにしたが、料理ぐらいしかすることがない。
「どうぞ召し上がれ!、アリー(ハリー)!」
ひととおりフランス語なまりの英語でまくし立てて、彼女は寝室から出て行きます。
気まずい雰囲気の寝室で
ジニーは「ママは彼女が嫌いなのよ」と言います。
夫人は否定し、たった一年の交際期間で、例のあの人がいつ襲ってきても、人が何時亡くなってもおかしくないこの時期に急いで婚約したことが気に入らないと言います。
ジニーはパパもママもそうだったんでしょと皮肉を言いつつ、フルールを「牛みたい」だと言います。
夫人はたしなめますがみんな吹き出してしまいます。
彼女の処遇には皆頭を悩ませ、どうしたら良いか話し合います。。
一緒に住むなんて考えられない、夫人が結婚を止めてくれたらいいのに。
トンクスをいつもディナーに呼んで、ビルがトンクスに惚れるようにしたらどうか、など(笑)
彼女はaurorで頭も良い、Triwizard選手権に選ばれたほど優秀。
トンクスのほうがいい。
Phlegmよりかはましだけどね。(酷っ)
とにかく酷い嫌われようです。
話題はトンクスのことに移ります。
彼女は最近笑顔を見せなくなり、モーニング・マートルより陰気くさい。
この話題はシリウスの件につながっているのでハリーは沈みます。
トンクスはシリウスの死は自分の責任だと思っていて生き残って罪悪感を感じている。
そのせいで以前のように変身術を操れなったのだとか。
話をしているとウィーズリー夫人が再び現れ、
ジニーに昼食の準備を手伝うように命じます。
ジニー曰く「アイツと二人きりでいるのがイヤなのよ!」
ハーマイオニーはフレッドとジョージが置いていった箱をのぞき込み
望遠鏡のようなものを取り出します。
夫人は彼らが商売の才があるといっていたけど、と言うと
ロンは「そんなもんじゃないよ!売り上げランキングに入ってるくらいなんだ」と言います。
パーシーのことを尋ねると、相変わらず両親とは冷戦状態らしい。
「ダンブルドアが言っていたけど、過ちを認めて人を許すことは正しく生きることより遙かに難しいって」とハーマイオニー。
「いかにもダンブルドアの言いそうな気休めだな」とロン。
ハリーは今年、ダンブルドアの個人レッスンを受けることになり、それはたぶん予言のせいだろうと言います。
「奴ら」が魔法省から盗もうとした予言。
ハーマイオニーは「もう粉々になってしまったから、ほんとうに何が書いてあったのかは誰にも分からないのよ」と言います。
ハリーは予言は正しかった、と言います。
ダンブルドアは予言でその役割を負っていたのでハリーに彼の宿命を告げた。
ヴォルデモートを倒せる者は自分であり、そうなったら双方無事ではいられないということ。
三人に沈黙が訪れます。
…直後、大きな爆発音が響き、ハーマイオニーが黒い煙の向こうに消えてしまいます。
ハーマイオニーはさっきの望遠鏡を持って、目に隈をつくって青あざをつくって現れます。
案の定、望遠鏡の片方から小さな拳が飛び出しています。
ロンは笑いをこらえながら「そのくらいの傷なら母さんが治せるよ」と言います。
ふたりはハリーに予言が恐ろしくないかと尋ねますがハリーは何となく予期していたことで、そうでもないといいます。
ひたすらハリーを気遣うハーマイオニーとロン。
その二人の温かさにハリーは安らぎを感じます。
話題はO.W.L(5年生の学位)の結果に移ります。
その結果はどうやら今日とどくようです。
ふくろう便がくるかどうか確かめに階下へ降りるハーマイオニー。
しかし彼女はその前にウィーズリー夫人に怪我の手当を受けることに。
「こんなんじゃどこへも行けないわ!」
フルールは
「ビルが言ってましたわ、フレッドとジョージはとても面白いんですってね!」
(空気ヨメ・笑)
「そうよ、おっかしくって息が詰まっちゃうくらいよっ」とハーちゃん逆襲。
夫人によるとまだフクロウ便はとどいていない。
O.W.Lの結果が分かるまで、皆そわそわしまくり。
ハーマイオニーはロンに結果を待ってるのはお前だけじゃない、とたしなめられます。
ハリーも結果が気になって食欲もなくなってしまいます。
そのうちにフクロウたちがやってきます。
おそるおそる結果を見る三人。
ハリーの成績はまぁまぁでなんとか合格。
ロンもなんとか合格のようです。
ハーマイオニーは浮かない顔です。たったひとつ、「優」が付かなかったことが悔しかったようです。
しかしこれで、晴れて三人とも最上級生。
ハリーは、ヴォルデモートに勝つためにはAurorになる必要があると思い、
それを目指して試験に臨みましたが、「魔法薬」が「良」だったため、その野望はついえてしまいました。
Aurorになれなければ、一体誰が予言に従ってヴォルデモートを倒し、かつ生き残ることが出来ようか。
ハリーの心中は複雑です。
この章のタイトルですが、フレムはフルールを悪く例えた呼び名で、excessは「行き過ぎ」ですが、直訳すると痰の過剰・笑。痰が絡んで息が出来ないってことなんでしょうか?よくわかりまへんm(_ _)m
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