Harry Potter and the Half Blood Prince ネタバレ PART7
第四章 ホラース・スラグホーン

<その3>

スラグホーンの家を後にして、ダンブルドアはハリーを
「よくやってくれた」とほめますがハリーは否定します。
しかし「稼ぎたいならホグワーツに行くしかない」ということをホラースに気づかせたのだと言います。

ホラースは快適さを第一に考える人間であり、名のある成功した権力のある有名人が好きである。
自分がその者たちに影響を及ぼすのを好むが、決して栄誉を独り占めするわけではなく、
後ろに控えているのが好き。
かつてホグワーツでは様々な方面で抜きんでていたお気に入りの生徒たちを選んで
様々な分野で活躍するようにし、お互いに有益な情報をやりとりさせた。
そしてゴブリン諜報省のナンバー2の席に推薦されるようにし向けた。

ハリーはこんな妄想を抱きます。
巨大な太ったクモが蜘蛛の巣を張ってあちらこちらに糸を張り巡らせ
まるまる太ったハエをたぐり寄せている。

ダンブルドアはハリーに、ホラースに逆らうな、用心しろと言います。
間違いなくホラースの「お気に入り」にされるから、と忠告します。
なぜならホラースにとってハリーは宝石のようなものだから。
「選ばれし者」なのだから。
しかしハリーにとってその言葉は辛い思い出を蘇らせるもの以外の何ものでもなかった。

再びふたりはapparationの術で「隠れ家」へテレポートします。
ハリーにとって「隠れ家」は二番目にお気に入りの場所。
ロン、ハーマイオニー、ウィーズリー夫妻が待っているのです。

ダンブルドアは家に行く前に、話したいことがあるからと言って
ウィーズリー一家の箒置き場になっている石造りの建物に入ります。

ダンブルドアはシリウスの件に触れます。
ハリーの心は未だにそのことに敏感なままです。
「シリウスがもう僕に手紙を書いてはくれないと思うと辛いんです」
自分のことを良心のように思ってくれる唯一の人はシリウスだった。
かけがえの無い人を失ったことをかみしめるハリー。
ダンブルドアも同調します。
ハリーは堰を切ったように感情を爆発させます。

「身を潜めてるなんて出来ません!シリウスだって望んでやしない。
そんな暇はないんだ。マダム・ボーンズだって、エメリン・ヴァンスだって…
次は僕かも知れないんだ!だとしても、絶対に出来る限りの死喰い人を捕まえてやる。
ヴォルデモートだって!」

ダンブルドアはそんなハリーを頼もしげに見つめます。
デイリー・プロフェットの記事について触れ、ハリーが
選ばれし者であることはごく一部の人間にしか認識されてないと言います。
ハリーは誰にも言っていないと言いますが
ダンブルドアハ敢えてロンやハーマイオニーには話しておいたほうが良いと言います。
ハリーは友人を巻き込みたくないと言いますが
それは引きこもりたくないという自分の意志に反するのではと言います。

そして今年はダンブルドアの個人レッスンがあることを告げます。
内容については「まあ、あれこれと、な」と明らかにはしません。
代わりにスネイプから受けていたocculmencyは受けなくて良いと言われ、
ハリーはほっとします。

ダンブルドアは別れ際に
「隠れ蓑を常に携帯すること、隠れ家にいる間は厳戒態勢になっているので
アーサーやモリーにいろいろと不自由をさせることになる。
もちろんウィーズリー夫妻はハリーの安全を第一に考えているが、
甘えず自重するように。」
と忠告していきます。

納屋?のドアを開けると、台所の明かりが。
「さあ、いい加減『なんてやせっぽちなの』とモリーに言わせてあげないとな」

やっと終わりです。次章からはシンプルに・笑

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