敢えて寝た子を起こすこと〜女王の教室〜
2005年8月8日
なんだかんだ言ってはまってしまいました。
厳しい表情の中にふと、何かを掴んだ子どもたちの発言を最後まで
優しい眼差しで聞く天海祐希さんの目の演技、
そして、なんと言っても子役たちの熱演が素晴らしく、
毎回涙だだもれ(笑)で引き込まれてしまいます。
この初めて見たときの阿久津マヤに対する嫌悪感は
この6年3組の子どもたちが抱いたファースト・インプレッションと全くシンクロしていました。
が、回を重ねるごとに、この教師の意図するところが見えてきました。
あまりの徹底ぶりに人間離れした雰囲気を漂わせてはいますが
マヤの言う言葉、行動の一つ一つには屈折した裏の意図があり
子どもたちの性分を敢えて「寝た子を起こす」ことによって
隠れた問題や潜在能力を引き出す結果になっています。
その過程は子どもにとってかなり過酷で見ていて息苦しいものですが
自分自身を徹底的に見つめ直して強くなっていく子どもたちの姿は
見ていてすがすがしいものがあります。
現実にはこんな風に強くなれる子どもたちばかりではないはずなので
冷ややかにこのドラマを見ている方々もいると思います。
公式HPのBBSにはいじめの実体験者からの批判のメッセージも寄せられています。
が、単なる話題作りのための奇をてらったドラマではないことは確かで
「マヤ」は今の時代の学校教育、家庭教育、現実社会に対する強烈な逆アンチテーゼを提示することで
子どもたちに安易な自己肯定に甘んじることなく、生きる力、自ら考えて行動する力を与えているような気がします。
今の時代、安心して「大っ嫌いだ!」と言える
大きな壁となれる大人がどれだけいることでしょうか。
そういう意味で「マヤ」は最後まで「悪」に徹する必要がある。
決して最後ににっこり笑って大団円、にはならないで欲しい。
目が離せません!
厳しい表情の中にふと、何かを掴んだ子どもたちの発言を最後まで
優しい眼差しで聞く天海祐希さんの目の演技、
そして、なんと言っても子役たちの熱演が素晴らしく、
毎回涙だだもれ(笑)で引き込まれてしまいます。
この初めて見たときの阿久津マヤに対する嫌悪感は
この6年3組の子どもたちが抱いたファースト・インプレッションと全くシンクロしていました。
が、回を重ねるごとに、この教師の意図するところが見えてきました。
あまりの徹底ぶりに人間離れした雰囲気を漂わせてはいますが
マヤの言う言葉、行動の一つ一つには屈折した裏の意図があり
子どもたちの性分を敢えて「寝た子を起こす」ことによって
隠れた問題や潜在能力を引き出す結果になっています。
その過程は子どもにとってかなり過酷で見ていて息苦しいものですが
自分自身を徹底的に見つめ直して強くなっていく子どもたちの姿は
見ていてすがすがしいものがあります。
現実にはこんな風に強くなれる子どもたちばかりではないはずなので
冷ややかにこのドラマを見ている方々もいると思います。
公式HPのBBSにはいじめの実体験者からの批判のメッセージも寄せられています。
が、単なる話題作りのための奇をてらったドラマではないことは確かで
「マヤ」は今の時代の学校教育、家庭教育、現実社会に対する強烈な逆アンチテーゼを提示することで
子どもたちに安易な自己肯定に甘んじることなく、生きる力、自ら考えて行動する力を与えているような気がします。
今の時代、安心して「大っ嫌いだ!」と言える
大きな壁となれる大人がどれだけいることでしょうか。
そういう意味で「マヤ」は最後まで「悪」に徹する必要がある。
決して最後ににっこり笑って大団円、にはならないで欲しい。
目が離せません!
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