Harry Potter and the Half Blooded Prince ネタバレ PART4
第三章 意思確認(will and won’t) その二

大して長い章でもないのに時間かかりすぎました(汗)

ダンブルドアはダーズリーの居間に通してくれるよう一家に頼みます。
ハリーはそんなことはどうでもいいから行きましょう、みたいな態度。
だからあんたはそこがあかんのや!(怒)

ダンブルドアはダーズリーにお茶を要求しますが
ダーズリーはそれどころではなさそうなので
魔法で「マダム・ロズメルダ製・最高級の完熟樫のハチミツ酒」を出して皆に振る舞います。

ダンブルドアはハリーに話し始めます。
それは主にシリウスがハリーに遺した遺産の数々についてでした。
ヴァーノン叔父さんはシリウスが死んだことを聞くと
「こいつの名付け親が死んだのか!?」と動揺します。
ハリーのことを思いやると言うよりは、もちろん、
やっかい払いを出来る唯一の望みを失った落胆と解釈するのが素直でしょう。

ダンブルドアは続けます。
黄金をグリンゴッツ銀行のハリーの口座へ移したことや
グリモールド・プレイス12番地の家もハリーに遺したこと。
ハリーは相続することは本意ではなさそうで
「それは騎士団の本部として使って下さい」と提言します。
しかしダンブルドアは訳あってそこは一時的に空けておいたと言います。
なぜなら、あの場所はブラック家の直系の男子が引き継ぐものとしていて、
シリウスの弟のレグラスには子どもが無いのでハリーに後を次いで欲しいと
望んでいるとのこと。
しかし、その場所には純血の者しか後を告げないように魔法がかかっている可能性もある。
その場合、最後の血縁者である従姉妹のベラトリクス・レルトランジェが相続することになる。
ベラトリクスはシリウスを殺した張本人。当然そんなことはさせたくありません。
(前回、ベアトリクスと表記しましたが、間違いです・汗)

ハリーが相続できるか否か確かめる方法があり、それは
召使いの妖精であるクリーチャー(kreacher)がハリーの命令を聞くかどうかで明らかになるのだそう。
クリーチャーは自分はベラトリクス様のもので、ブラック家にお仕えする身で、ハリーのものではないといろいろと抵抗しますが
ハリーはクリーチャーをそばに置いておきたくはなく、
「ホグワーツに行って、他の召使いの妖精たちが働いている台所で働け」というとあっけなくその通りに。
これでハリーが正統なシリウスの後継者であることが明らかに。
バックビークについても、ハグリッドに一任することにします。

話を終えると、ダンブルドアはハリーに荷造りを終えるように促し、こんどはダーズリーに向かって話し始めます。
ハリーは17歳になり、魔法界ではもう成人に達すること。
魔法界では、ヴォルデモートが復活しつつあり、臨戦態勢になっていること。
「あなたたちにハリーを大切に育てるようにお願いしたが、その通りにはしてくれなかったようだ。
どんなに酷い扱いをうけても、彼が成人するまでの15年間は少なくとも居場所を与えるように呪文をかけた。
その呪文も17歳になる瞬間に解けるだろう。これだけはお願いだ。17歳になる前にもう一度ここに戻って来させて欲しい」
ダンブルドアの本意は全くつかめません。
どうしてそうまでしてこのダーズリー家にこだわるのか。
そして今、何故ハリーを連れて行こうとするのか。

ダンブルドアはハリーに万が一のために隠れ蓑コートを持って行くように指示し、
持ち物はヘドウィグと共に先に魔法でトランスポートさせます。

唖然とするダーズリー一家を尻目に、
二人は夜の闇に姿を消します。
「さあ、ハリー。いざ夜の闇に紛れ、素晴らしく魅惑的な冒険の旅へ出発だ」

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