FINAL FANTASY X

2005年5月13日 ゲーム
暇だったので、2回目プレイ、完了しました。

で、改めて感想です。

ユーザーフレンドリーな点は

☆9を上回る親切設計(ナビゲーション付きなので決して迷わない)
☆ATBじゃないのでコマンド入れるまで敵が攻撃してこない
☆いやらしい攻撃をしてくる(ST異常など)がほとんどいない
☆ST異常くらっても、ダメージ食らっても、戦闘不能になってもセーブすると全快

…ので、根気さえあれば誰でもクリアできます(笑)。

いまいちなトコは
★ワールドマップがあんまり意味無い(飛空挺が瞬間移動)
★なので探検のおもしろみがない
★寺院でもスフィアを使用しての「試練」がつまらん
★フルボイスなのに主人公の名前を変更可にしてあるため、
主人公は名前を決して呼ばれない(涙)。
★キマリが足手まとい(爆)
★笑う演技がキモイ。

ストーリーに関しては、
…辛気くさい(爆)。

ネタバレですが

定期的に人間界を破壊しに訪れる「シン」を一時的におさめる(ナギ節)のために、召喚師ユウナが究極召喚を行うまでの「死出の旅」、というのがストーリーの根幹なわけで、辛気くさくなるのも仕方がないかもしれません。
1000年前に滅びたはずのザナルカンドからやってきた不思議な少年ティーダが名のごとく太陽のように哀しくなるくらい明るいので多少救われる。

父の遺志を継ぎ、死へ向かう旅を「覚悟」を持って続けるユウナと彼女のガードとなったティーダはお互い惹かれあう。
しかし、この少年もまた、祈り子が召喚した夢の産物であると分かったところから、物語はどんどん救いが無くなってくる。

彼らが倒しにいく「シン」は、自ら祈り子となって犠牲になったティーダの父親であり、ティーダは幼少時から父に抱いていた敵対心、そして愛情の葛藤の中、実は祈り子の幻である自分の運命を受け入れる。
ユウナを死なせない。恐怖のループであるエボン・ジュを倒し、
シンから父を解放する。
そして自分も皆の前から、消える。

ティーダは幼い頃から、身勝手で自分を評価しないことでしか愛情を示せない父親を憎んでいた。
ティーダの母もまた、息子への愛情より夫への愛の方が上回っているような描写もある。
父と息子は、永遠のライバル、ってことですね。

で、実質のラスボスはティーダの父・ジェクトなわけですが
HPがやたら高いだけの、割と素直にやられてくれる
愛情たっぷりのラスボスでした(爆)。
今回、隠し召喚獣をgetしてたのでほとんどそれだけで撃破。

その代わり、その後のエボン・ジュ戦はタルくて途中でリセットしたくなりましたがw
グラビジャで自滅してくれてヨカッタ(^^;)。
ほんと、親切設計だよ…

で、ティーダは再び幻となって
ユウナの前から永遠に消え去ります。
要するにかれは、1000年前に亡くなった少年で、
シンから解放された亡父・ジェクトのもとへ帰っていくのです。
この父子が手を合わせるシーンは、ちょっとグっと来ましたよん。

埠頭でティーダに習った指笛を吹くユウナ。
「何かあったら、これで呼んでくれ。」
応えはない。

最後の演説シーンでユウナは言います。
「いなくなってしまったひとたちのこと、ときどきでいいから、おもいだしてください」

EDロールの最後に、水の中で目を覚ますティーダのビジュアル。
一体これはなんなんでしょう。
ユウナの指笛に応えて、ティーダは復活したのでしょうか。
それとも、マカラーニャの森で愛を交わした(のか!?)ときに
命が芽生えた…とか!?
おいおい、相手は夢だよ…

FFX−2はマルチエンディングで再会&HAPPYエンディングもあるようですが、邪道でしょ。
2の存在自体邪道なので、Xをこよなく愛するひとは
美しい別れと永遠の想いを大切に。

…ところで、FF12はまだかいなぁ!?

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