タイトルと装丁を見て、セカチューの親戚みたいな小説かしらと思ったら大ハズレでした。
ビジネスマン必読のファンタジーって感じですね。
ニューヨークのダウンタウンで再会する、成功者と非・成功者の友人ふたり。
成功者の友人が語る物語に、実際どれだけの人が素直に耳を傾けられるだろうか。
手にした者が幸運を掴むことができるという魔法のクローバーを求めて、二人の騎士が旅に出る。
黒騎士ノームは野心家だ。与えられた課題は必ずやり遂げると意欲満々で、それを態度に表すことが出来る。
白騎士シドは控えめで、一見なにを考えているのか分からない。
7日間のうちにクローバーが芽生えるという魅惑の森で、この二人がとった行動とは…。
実にベタな話なんである。
要するに、任務を遂行することのみが目的とする者と、
出会った者たちと共生しながら、お互いを高めながら、何もないところから何かを作り出す信念と勇気を持つ者の差をファンタジーの話法で語っているのだ。
もしかしたら、黒騎士・白騎士の二極分化でなく、
最後は融和し合ってものすごく意外な結末になるのかもと思ったら全然違いました(苦笑)。
むしろすごく説明的&説教的で、すこし行間読ませた方がいいんちゃう?と思ったり。
こんな話を成功者から聞かされたら逆ギレしそうじゃんと思ったら、一応そんなフォローが入っていて、うまいなあ、とも思う。
下ごしらえをする者として描かれている白騎士がクローバーをゲット出来るのは、「下ごしらえ」をしている意識がない純粋さ故でしょう。
現実にはもっとグレーゾーンでさまよう人もあり、
白騎士が下ごしらえしたものを横からかっさらって行く者あり、ですから。
こんな物語で人生変わるほど純じゃないけど、
世の中の殆どの人が黒騎士だろうと思われるので、視野を広げるには良いんではないでしょうか。
訳文がナチュラルで歌うようでとても読みやすいです。
「トレジャー・プラネット」のノヴェライズをされた方だそうです。素晴らしいですね。
ビジネスマン必読のファンタジーって感じですね。
ニューヨークのダウンタウンで再会する、成功者と非・成功者の友人ふたり。
成功者の友人が語る物語に、実際どれだけの人が素直に耳を傾けられるだろうか。
手にした者が幸運を掴むことができるという魔法のクローバーを求めて、二人の騎士が旅に出る。
黒騎士ノームは野心家だ。与えられた課題は必ずやり遂げると意欲満々で、それを態度に表すことが出来る。
白騎士シドは控えめで、一見なにを考えているのか分からない。
7日間のうちにクローバーが芽生えるという魅惑の森で、この二人がとった行動とは…。
実にベタな話なんである。
要するに、任務を遂行することのみが目的とする者と、
出会った者たちと共生しながら、お互いを高めながら、何もないところから何かを作り出す信念と勇気を持つ者の差をファンタジーの話法で語っているのだ。
もしかしたら、黒騎士・白騎士の二極分化でなく、
最後は融和し合ってものすごく意外な結末になるのかもと思ったら全然違いました(苦笑)。
むしろすごく説明的&説教的で、すこし行間読ませた方がいいんちゃう?と思ったり。
こんな話を成功者から聞かされたら逆ギレしそうじゃんと思ったら、一応そんなフォローが入っていて、うまいなあ、とも思う。
下ごしらえをする者として描かれている白騎士がクローバーをゲット出来るのは、「下ごしらえ」をしている意識がない純粋さ故でしょう。
現実にはもっとグレーゾーンでさまよう人もあり、
白騎士が下ごしらえしたものを横からかっさらって行く者あり、ですから。
こんな物語で人生変わるほど純じゃないけど、
世の中の殆どの人が黒騎士だろうと思われるので、視野を広げるには良いんではないでしょうか。
訳文がナチュラルで歌うようでとても読みやすいです。
「トレジャー・プラネット」のノヴェライズをされた方だそうです。素晴らしいですね。
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