女はみんな生きている
2004年12月16日 映画
平凡な主婦がある日娼婦が虐待され半殺しの目に遭っている現場に遭遇する。
居合わせた夫は彼女の生死にはまったく興味が無く、彼女の血で汚れた車のフロントガラスだけが気がかり。
子どもも家を出、子育ても終わり夫とふたりだけの生活だが、仕事一筋の夫は周囲に冷淡で実母にさえ会おうとしない。
ふと彼女はあの娼婦のことが気になり、再起不能にも思えた娼婦ノエミをかいがいしく看護することで自分の居場所を見つける。しかし、ノエミには重大な秘密があった…。
***
日曜の夜、「夫婦」というドラマを見ているご夫婦はなんともお互い居心地の悪い思いでみているのではないでしょうか。
交わされる会話があまりにもリアルで、女は時にはすっとするような啖呵を黒木瞳が切ってくれる時もあれば、男の言い訳になんだよバカヤローとか怒鳴りたくなるときもある。
今、ドラマは夫婦が離婚届に判を押したところだけれど、
お願いだからこのまま離婚して欲しい。
「やっぱりあなたがいないと…」
「お前だけだ…」なんてendingは男性を満足させるだけだからね。
で、この映画だけど、主婦である主人公が娼婦ノエミの看護にのめりこんでいくと同時に家庭はカオス(原題)状態になっていく様は、まるで「夫婦」のようで笑える。
私には、主人公が見ず知らずの他人の看護に入れ込んでいく彼女の気持ちが分かる。誰でも良いから、何かしてあげたい気持ち。
そして、息子に無視され続ける母には心から同情した。
この血のつながりのない女達が、ラスト、男達をすっぱり捨てて、海を眺めるシーンは哀しいけれど痛快だった。
メリル・ストリープ主演でリメークされるそうです。
そちらも楽しみ♪
居合わせた夫は彼女の生死にはまったく興味が無く、彼女の血で汚れた車のフロントガラスだけが気がかり。
子どもも家を出、子育ても終わり夫とふたりだけの生活だが、仕事一筋の夫は周囲に冷淡で実母にさえ会おうとしない。
ふと彼女はあの娼婦のことが気になり、再起不能にも思えた娼婦ノエミをかいがいしく看護することで自分の居場所を見つける。しかし、ノエミには重大な秘密があった…。
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日曜の夜、「夫婦」というドラマを見ているご夫婦はなんともお互い居心地の悪い思いでみているのではないでしょうか。
交わされる会話があまりにもリアルで、女は時にはすっとするような啖呵を黒木瞳が切ってくれる時もあれば、男の言い訳になんだよバカヤローとか怒鳴りたくなるときもある。
今、ドラマは夫婦が離婚届に判を押したところだけれど、
お願いだからこのまま離婚して欲しい。
「やっぱりあなたがいないと…」
「お前だけだ…」なんてendingは男性を満足させるだけだからね。
で、この映画だけど、主婦である主人公が娼婦ノエミの看護にのめりこんでいくと同時に家庭はカオス(原題)状態になっていく様は、まるで「夫婦」のようで笑える。
私には、主人公が見ず知らずの他人の看護に入れ込んでいく彼女の気持ちが分かる。誰でも良いから、何かしてあげたい気持ち。
そして、息子に無視され続ける母には心から同情した。
この血のつながりのない女達が、ラスト、男達をすっぱり捨てて、海を眺めるシーンは哀しいけれど痛快だった。
メリル・ストリープ主演でリメークされるそうです。
そちらも楽しみ♪
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