今日こそ「ハウル」を見に行こうと思っていたら、
子が学校にメガネを忘れた(少々近眼である)とかほざくので
あえなく中止。

しかし、なんですね、もんのすごく混んでいてひょっとしたら今日は見られないかもと思っておりましたら、電話で確認したところ、
「今からでしたら次回の鑑賞が可能です」とのこと。

混んでる混んでるってのは「中央」の情報のみで
やっぱり地方都市はそうでもないみたい。
というか、混雑度合いもたかが知れているのかも。
まぁ、来週にになればどうしたって「Mr.インクレディブル」に流れるから、あくせくしないで見るには、そのほうが良いかも知れない。

で、「パンダ・子パンダ」だけれども、これは個人的に宮崎作品の最高峰だと(笑)。
’70年代に製作されたようですが、リアルで見ていたわけではなく、子が生まれてから友人に勧められて見たらはまりました。

「トトロ」の前身のような設定の物語。
宮崎作品おなじみの、生活感たっぷりの所帯じみた少女、みみ子が主人公で、動物園から逃げ出したパンダ親子がみみ子の家に住み着き奇妙な共同生活を送るようになる。
同居のおばあちゃんは法事で田舎に何日も不在で、
その間みみ子はおばあちゃんに
「みみ子にパパができました。それに子どもも」とお手紙を書く。
いや〜今の時代だったら危なくて腰抜かすって(笑)。
パンダが竹をバリバリ食ったり(笹だろ)
電車に乗って動物園に通勤したり
とにかくナンセンスなのだが、とてもハチャメチャに楽しい物語で、子どもも大人も最後まで釘付けなんである。

続編に「雨降りサーカス」というのがあって、こちらもまた楽しい。あ、でも台風の当たり年だった今年は、ちょっとしゃれにならないような内容ですけれどね…。

「もののけ姫」あたりから、もう自分の集大成を出し切った感がある宮崎さんですが、もう一度原点に戻って、見る人が楽しくて幸せになるような佳作を作り続けて欲しいです。
「ハウル」もそうだと良いのですが。

コメント