2年前、蜷川演出で上演されたものの再演。
それをギリシャ悲劇の出生地で上演したもの。
今回は上演時間も短めに、タイトでわかりやすく再構成されている。

んー、話が分かりやすくなってるのはいいのだけど、
萬斎の演技自体がさほど良くないというか、
私的には前の方が良かった気が。
まず、以前はビンビン感じた生来のオーラが陰を潜めちゃってる。
「存在感」がないんです。
加えて声の演技が酷い。
声域の広いのはわかったから、それをコントロールして欲しい。
聞き苦しいんです、ほんとーに。

前回もだったけど、
オイディプスが目をつぶしてから再登場するときの
コロスが驚愕してスローモーションで逃げてくシーンは
笑えます、マジ。
狙ってますか?

キーキー騒いで転げ回るオイディプスに
気のせいか、観客席から失笑が漏れたような…
スタンディングオベーションもほんとかいな、というのが
正直な感想です、ハイ。(^_^;)

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