天国の本屋

2004年7月28日 読書
玉鉄主演で映画にもなる(なった?)作品。
という先入観があったので
主人公2人はまんまそのイメージで読んじゃいました(苦笑)。

まず、何故に横書きなのか?
もしかして、これってケータイサイトで流行ったお話なんですかね。
非常に読みにくいんですけど。

人間の寿命は本来100歳で、寿命を全うしなかった人間は
「天国」というパラレルワールドで残りの人生を全うし、死んでいく。
そして再び新しい人間に生まれ変わるのだそうだ。

人間の細胞は100回再生したら終わりだそうなので
それはまんざら嘘でもないような気がする。
でも、寿命を全うしない人間がいるのは
天国が年寄りばっかりになるからってのは乱暴じゃないの。
じゃあ赤ちゃんは天国の孤児院で育てられるんですか。

まぁそれはいいとして
この本の罪深いところは、主人公が本屋で読み聞かせ士になり
名作の数々をお客に語り聞かせるのだが
その名作の数々の「ネタばらし」をしてしまうところだ。
映画だったら許されるかも知れないけど、
キモの部分で引用だらけってのは、小説とは言い難い。

結末もなんだか。
小さな女の子が彼女の「生まれ変わり」なら許される。
だけどちゃっかり…しちゃってるんだものね(苦笑)。

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