光とともに…

2004年6月10日
自閉症児のいる家族と、周囲の人間の交流を描いたドラマ。
何かと刃傷沙汰や人の生き死にばかりが定番の日テレにしては
良いドラマだ。

何より、脚本がしっかりしている。
甘すぎず、理想主義に走らないところがいい。

昨日のエピソードでは
光君のまねをして遊んでいる女の子に武田慎司演じる教師が
心を砕いて対応する姿に思わず涙した。
何故悪いか、ではなく、彼女がそうすることによって
光君の周りの人がどう思うか、泣きながら説明するシーンには感動した。
つか、武田さんがマジ泣き…(^_^;)?

彼女は光君をクラスメイトとして受け入れた上で、
彼の行動をネタにして遊んでいるのだ。
悪意は無い。
その彼女が、最後に
「もう、まねはしないよ。悲しむ人がいるから。」
明るくいう姿にまた、涙。

障害児だから、健常児だからという枠を超えて
教育って、こういうことなんだな、って深く考えさせられた。

そうはいってもやはりドラマはドラマで、
最初は色々あったものの全面協力の夫や(陰の部分を投影した
他のキャラクターがいるが)
何かというとすぐに駆けつけてくれる双方の親との距離感の無さとか、
いろいろつっこみどころはある。

それを差し引いても、出演者や製作側の熱意が伝わってくる、いいドラマだ。

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