ボウリング・フォー・コロンバイン
2004年5月19日 映画
「華氏911」の配給を、ディズニーに阻止され
怒り心頭中のM.ムーア監督のドキュメンタリー作品。
アメリカという国は、なんて哀しい国なんだろう。
全てが国益のために操作されている国だ。
(貧しい)人の命は、塵よりも軽いらしい。
人間ほど、何をしでかすか分からない生き物はない。
そんな生き物の手の届くところに、弾が込められた銃がごろごろしていたら…?
考えるだけで恐ろしい。
人殺しの道具が銀行に預金しただけで手に入り、ホームセンターでまるでDIYの釘のように手軽に弾が手に入る。
これが日常だなんて、どこかが狂っている。
アメリカの社会は、システマティックに弱者を支援しているかのように見えるけれど、実態は弱者を低賃金で酷使した上に家族を空洞化して新たな問題の温床を作っていることが克明に描かれている。
その偽善に満ちたやり口には本当に怒りがこみ上げて来る。
ディズニーはフロリダ州知事(大統領の親戚らしい)のご機嫌を損ねたくなくて、同監督の新作には制作中からいやがらせをしてきたらしい。
まあ、一企業として利潤を追求する立場にあるわけだから理解できなくもないが、「あんたそれでも子どもに夢を与える企業なの」と小一時間いや永遠に問い続けたい。
ディズニー映画「ブラザーベア」は不自然に不完全な映画だった。
映画として一番大事なキモの部分の台詞が、なんと音楽で消されているのだ。
これは明らかに意図的なやり方で省略されたとしか思えなかったが、この映画を見てTOPから何らかの圧力があったのだと確信した。
そこまでしてアメリカ人は「罪」を告白し、「赦し」を請うのが嫌いなのか。
ラスト、名優C.ヘストン(ライフル協会の要人)がムーア監督に論破されそうになり、銃の犠牲者の女の子(6歳)の写真を掲げる監督から逃げるようにして去っていく彼の姿は、思いっきりかっこ悪かった。
その哀しい背中に問いたくなる。
「あなた達は、どうしてそんなに臆病なの?」
怒り心頭中のM.ムーア監督のドキュメンタリー作品。
アメリカという国は、なんて哀しい国なんだろう。
全てが国益のために操作されている国だ。
(貧しい)人の命は、塵よりも軽いらしい。
人間ほど、何をしでかすか分からない生き物はない。
そんな生き物の手の届くところに、弾が込められた銃がごろごろしていたら…?
考えるだけで恐ろしい。
人殺しの道具が銀行に預金しただけで手に入り、ホームセンターでまるでDIYの釘のように手軽に弾が手に入る。
これが日常だなんて、どこかが狂っている。
アメリカの社会は、システマティックに弱者を支援しているかのように見えるけれど、実態は弱者を低賃金で酷使した上に家族を空洞化して新たな問題の温床を作っていることが克明に描かれている。
その偽善に満ちたやり口には本当に怒りがこみ上げて来る。
ディズニーはフロリダ州知事(大統領の親戚らしい)のご機嫌を損ねたくなくて、同監督の新作には制作中からいやがらせをしてきたらしい。
まあ、一企業として利潤を追求する立場にあるわけだから理解できなくもないが、「あんたそれでも子どもに夢を与える企業なの」と小一時間いや永遠に問い続けたい。
ディズニー映画「ブラザーベア」は不自然に不完全な映画だった。
映画として一番大事なキモの部分の台詞が、なんと音楽で消されているのだ。
これは明らかに意図的なやり方で省略されたとしか思えなかったが、この映画を見てTOPから何らかの圧力があったのだと確信した。
そこまでしてアメリカ人は「罪」を告白し、「赦し」を請うのが嫌いなのか。
ラスト、名優C.ヘストン(ライフル協会の要人)がムーア監督に論破されそうになり、銃の犠牲者の女の子(6歳)の写真を掲げる監督から逃げるようにして去っていく彼の姿は、思いっきりかっこ悪かった。
その哀しい背中に問いたくなる。
「あなた達は、どうしてそんなに臆病なの?」
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