今回初見。

これほど対象年齢層が限られたディズニー作品も珍しい。
男の子向け、それも小学校高学年〜中学生もしくは
思春期の男の子をもつ親世代向け(笑)

なぜならこれも、正義を守るために活躍するヒーローの話じゃないから、ジムに感情移入することが幼い子にはかな〜り難しいと思われ。

モチーフはスティーブンソンの「宝島」なんだけど
コレ見て

「宝島」→「21エモン」→「トレジャープラネット」

「21エモン」+「隠し砦の三悪人」+「宇宙戦艦ヤマト」→「スターウォーズ」→「トレジャープラネット」

なんて相関図(?)が浮かび上がってしまった(苦笑)。
解釈は色々でしょうが、まあ、いろんな所でお互い影響し合ってるのではと思った次第で。

「ライオンキング」「アトランティス」みたいなあからさまなものとは違って、この作品は古典をうまく宇宙活劇にお料理してある。
「ライオンキング」を見た後に私はよせばいいのに劇場版「ジャングル大帝」を見たのだけれど、アイディアの出どこはともかく、圧倒的な絵の力、ストーリーテリングの力はディズニーにはかなわないなと思いましたね、正直言って。
そういう意味で、「トレジャープラネット」も構成はしっかりしてるし映画としては上級のできばえだけど、なんかど〜も画面に「華」が無いのよね〜。
それは青年が主人公のせいもあるのだろうけど、この手のファンタジーにはやっぱり主人公にからむロマンスもやっぱ必要なのかなぁ?

でも、この世界観は結構好きかも。

しかし、男の生き方を背中で教えてくれる父親なんて、
今時どれだけいるんだろ。
トレプラにしろ、SWにしろ、「父に憧れたい息子」
「堕ちた父を超える息子」は永遠のテーマなんでしょうか。
息子のいない私には永遠に理解できません(くやし〜)。

コメント